月亭遊方のゴキゲン落語会#61

「幕開前戯噺」で遊方さんも言われていたとおり、魅力的な落語会が多数あった金曜日でしたが、いつもながらの客入りに遊方さんも一安心というかんじ。天王寺で会ったおもろいおっさんの話や、八方さんに弟子入りする前に実は交流のあった可朝さんの話など。
１席目は自作の「ゴーイング見合いウェイ」、世話焼きのおばちゃんから強引に見合いを勧められるサラリーマンの話で、聴くのはたぶん３回目くらいですが、毎回おばちゃんの強烈なキャラに爆笑です。

続いての２席目は古典落語「うなぎ屋」の遊方さんバージョンで、うなぎ屋夫婦の悶えるシーンに爆笑でした。この噺にはダイナミック過ぎる所作くらいがちょうどいい！マクラではゲストの予定だった三扇さんの話題を。まだ聴いたことが無い噺家なので、ファンタジーが広がりました。

ゲストの鶴笑さんはパペットを使った「茨木童子」を。遊方さんに見せつけるような、さらなるダイナミックな所作？に、笑いっぱなしでした。マクラで落語は座って喋るだけの楽な商売と言われる噺家もおられますが、この会の２人の運動量はかなりのものだったと思います。

仲入りをはさんでの３席目は古典落語にインスパイアされた「浜崎さん」で、自転車に乗ったおっさんを怒鳴りつけた男が、友人からあのおっさんを知らんのか！？と言われ、男がその浜崎さんの人となりを聞きだすために友人から酒や料理をたかられる噺。これまでがバタバタした落語だったせいか、シュッとした噺に感じられました。

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平成28年7月22日(金)
月亭遊方のゴキゲン落語会#61＠動楽亭

演目：
１．月亭遊方「幕開前戯噺(遊方の日常あれこれ)」
２．月亭遊方「ゴーイング見合いウェイ(遊方作)」
３．月亭遊方「うなぎ屋」
４．笑福亭鶴笑「茨木童子(鶴笑ワールド)」
仲入り
５．月亭遊方「浜崎さん(遊方作)」

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落語のあとはおなじみ、すし寛で江戸前のお寿司を。