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2016年07月26日23:51

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○○親子

7月26日(火)曇り
フォト
娘、就職先である、とある地方都市への引っ越し開始。
木曜日に搬出し、日曜日に搬入ってことで、土曜の朝早く家族で車でGo!
免許取りたての娘の練習のためだったのに、先日の江川海岸ドライブで合流地点での恐怖がよみがえるのか尻込みし「高速道路は無理!あたしは普通の道路走る」
結局、途中3度ほどの休憩を入れて5時間ほど夫が一人で運転する羽目に。
妻は?妻は走り屋ですからオートマなんてちゃんちゃらおかしくって、後部座席から夫の肩もみをしておりました・・・
無事に高速走行が終わり普通路へ出て娘に交代。
カチャリ(後部座席のシートベルト装着音)
まずは、部屋の鍵を受け取りに、娘の職場となる映画館へ向かう。
娘の住む街の「まちおこし」の一環というかその一角に位置する「映画館」
よって、住むところも、昔ながらの「町家」を紹介してもらい、驚くほどの破格値の家賃。
映画館の支配人の知人が大家さんってことで、仲介無しで敷金礼金も無し。ブラボー!
支配人のUさんとご対面。
このかた、お若いのに気が利くというかお優しいというか、その後も何かと気を使って下さり、母は安心いたしました。
で、そのUさんが娘に、賃貸契約書を渡しながら「後から大家さんとこに一緒に行こう。印鑑持ってきた?」
バカ娘「はっ!忘れた!」
で、で、でた〜〜〜っ!
母「簡単な認め印でいいんでしょうかっっ???」
Uさん「ええ!」
母「どこかで買って押します!」
車に戻りながら、こういうのを一番嫌う夫が「契約、今日交わすんだったのか?3人もいてどうして誰も気付かないんだっ!バカ親子って思われたぞ。」
娘「印鑑持って来てねって言われたんだけど、引っ越しの荷物の中にあるから大丈夫って思ってた・・・」
引っ越しの荷物は翌日日曜に届くのだ。今日は土曜日・・・
ホームセンターでいろいろ買い物しながら・・・もうすっかり忘れている母娘・・・夫がいつの間にか印鑑も調達してきてました。
良かった良かった、ありふれた名字で。
朱肉は?
夫「くーーーっ!うちに山ほどあるっていうのに!」

町屋って、話には聞いていたけどなかなかおもしろい。
道路に面して入口が並んでおり、その上にはアーケードのように軒が出ている。
雪国ならではの光景。
いちいち感心する妻に夫が「小学校で習っただろ?」
妻「・・・・・」
そして、驚くは部屋の広さです。
玄関が広い。ここに一人住める。
玄関とガレージが間口で、その幅で奥に細長く部屋が連なる。
和室が二部屋、台所。浴室とトイレ。
二階が和室三部屋洋室一部屋。両側から階段がある。
一つの階段は、上がったところに襖があるので、ぱっと見ではわからない。
まるで「となりのトトロ」のさつきとメイになった気分で「あれ?あの階段はどこに通じてるの?」と探しまわる。
楽しい。
ただ、一年程空き家だったということ、古いということ、仲介無しということで・・・
ホコリや蜘蛛の巣がすごい。
都会人間のワタクシと娘は蜘蛛の巣にひっかかっては「ひーーーっ」
蜘蛛の巣ジェットなるスプレーをまき散らすワタクシを冷ややかな目で見ながら夫が「蜘蛛も生きているのに」と宗教的につぶやく。
ワタクシの脳裏に、蜘蛛の糸によじ上ろうとする自分が浮かぶ。いや、その蜘蛛の糸すらワタクシは下げていただけないってことね。

夕方、娘はUさんに連れられ大家さんとこへ。
無事契約も済み、何とか寝る場所と寝具を確保し、あまりの暑さに1980円の扇風機を買い本日のミッション終了〜〜〜
近所へのご挨拶にもUさんが付いて回って下さり、顔の広いUさんのおかげで怪しまれることなくすんなり受け入れてもらえたとのこと。
温泉に行こう!(←夫、リサーチ済み)
ここでまたバカ娘が「はっ!全部送ってあるからと思って着替え何もないっ!」
イオンに駆け込み下着とTシャツを買い、なぜか母もTシャツ買います。あ〜もっとゆっくり見たい。可愛い洋服がいっぱいあったのに・・・
どんどん時間が過ぎていき温泉は9時40分までに上がるように!と厳命のもと大慌てで入る。
くーーーっ!色々なお風呂があって楽しいのに、時間が足りなくて満喫できん!
名残惜しげに炭酸風呂に別れを告げて上がる。
夫がリサーチしていた居酒屋は、Uさんの評価がいまひとつ。
Uさんおススメのお店に行ってみましょう。
しかし、お店の前で一瞬尻込みします。オシャレ過ぎる・・・
夫がぼそっと「オレ、こういう店はあんまり・・・」
しかし、妻は「今後のことを考えると、ここ行ったほうが娘の顔も立つでしょ」と思い、勇気を振り絞って入ります(いや、そんな言うほど入りづらいお店ってことではないんですよ、ただ我が家にはハードルが高いってだけです)
ちょうどこの週末、この地方はお祭りで、街もにぎわっており、お店もにぎわっており、カウンターに三人横並び。
とりあえず生!の夫、新潟瓶ビールの娘、純米柚子酒の炭酸割のワタクシ。
この一杯で、ここのお店がすごく丁寧に仕事されるお店だと実感。
今まで呑んだ柚子酒で一番美味しかったもの。
その次に、ここのお店のオリジナルのお酒を2合頼みますと、錫の酒器で出てきます。
美味しさ倍増。
お料理は、まず出てきたお通しがオシャレ。フォト
お造りもすごく美味しい。特に高価なお魚を頼んだわけじゃないけど驚くほど美味しい。
薩摩揚げにきつねピザ、夫おススメの幻魚の一夜干し、するめの天ぷら、茄子のシギ炊き(←焼きじゃなくて炊きなの!)
どれもおいしくて、酒が進む進む。
この後、別のお酒呑んで、また最初のお酒にもどって・・・
すっかり酔っぱらった三人、入った時とはうってかわり、口が滑らかになっております。
夫がマスターにお料理や厨房のことを褒めちぎり、気のいいマスターもよくお話になります。
娘も「今度コチラの○○で働くんです!そこのUさんに教えてもらって来たんです。また来ます。」
この街でUさんは有名人らしく「ああ!○○のUさんね!」
大満足でお店を出て、コンビニ寄ったりしながらてくてく帰ります。
途中で娘が猛烈に尿意を催し、「先に帰るから!」と早足になり、酔っぱらい夫婦は仲良くゆらゆら千鳥足で・・・
あれ?なかなかたどり着かないねえ〜
どうやら道に迷いました。
千と千尋の世界みたいだねえ〜なんて呑気なこと言うてる場合ではない!
似たような町屋だらけで、引き返してはまた違う、を繰り返しておりますと、心配した娘が迎えにきてくれました・・・
そして速攻で寝て・・・
目が覚めると9時。
ひーーーっ!引っ越しトラックは10時に来るっていうのに、まだ階段を拭いてもいない。
「美味しいお店をご紹介くださってありがとうございます。呑み過ぎて寝過ごしました。」ってUさんに言ったらますますバカ親子丸出しだね〜と言いながら大慌てで起きるバカ親子でありました。
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