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2016年07月26日22:56

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デュエル47

今日はデュエルの続きをアップします。

「招かれざる決闘者」 その47


「それじゃ行くよ!私のターン!」
「ああ!来い!」

愛姫 LP4000 手札×3→4

「私は魔法カード『融合』を発動!手札の『青眼の白龍』とフィールドの『青眼の白龍』を融合!」
「何!?」
「2体の伝説の龍の力を合わせて、お願い、来て!『青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)』!!」

青眼の双爆裂龍(ブルーアイズ・ツイン・バースト・ドラゴン)
ドラゴン族・融合/効果 光属性 ★10
「青眼の白龍」+「青眼の白龍」
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。●自分のモンスターゾーンの上記カードを墓地へ送った場合に エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。(1):このカードは戦闘では破壊されない。(2):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。(3):このカードの攻撃によって相手モンスターが 破壊されなかったダメージステップ終了時に発動できる。その相手モンスターを除外する。
攻撃力 3000 守備力 2500

「青眼の白龍を融合するだと!?」

遊星の世界では伝説となっている青眼の白龍、それが融合すると聞いて遊星は驚愕する。

「えへへ、凄いでしょう!これで2回攻撃ができるし、青眼の双爆裂龍は戦闘では破壊されないんだよ!」
「ならば俺はスターダスト・ウォリアーの効果発動!このカードをリリースし、融合召喚を無効にする!」

強大なモンスターが現れる前にそれを防ぐ。それが最善の一手だ。スターダスト・ウォリアーが光の粒となり融合のカードを破壊する。

「やっぱり、そう来ると思ったよ!でも、そうしたらフィールドの青眼の白龍はまだ無事だよ。」

スターダスト・ウォリアーの効果は既に愛姫も理解している。敢えて特殊召喚を行うことでスターダスト・ウォリアーの弱点とも呼べるフィールドから離すことに成功した。

融合 青眼の白龍×2を融合
スターダスト・ウォリアー 効果発動 融合を無効

「くっ・・・」
「これでお兄さんの場には攻撃力2300のジャンク・ウォリアーだけ。でも、私は油断しないよ。私は魔法カード『トレード・イン』を発動!青眼の白龍を墓地へ送ってカードを2枚ドローするよ!」

トレード・イン 通常魔法
手札のレベル8モンスター1体を捨てて発動する。デッキからカードを2枚ドローする。

トレード・イン 通常魔法 青眼の白龍 手札から発動コスト カードドロー×2
愛姫 手札×1→3

「まだだよ!さらに『天使の施し』を発動!デッキからカードを3枚ドローして、2枚のカードを捨てるよ。」

天使の施し 通常魔法 カードドロー×3 墓地へ捨てる×2 
愛姫 手札×2→5→3
フェアリー・キャット 墓地へ
シールド・キャット 墓地へ

愛姫の頭上に現れた天使の力によって愛姫はカードを切る。そして手札から1枚のモンスターを遊星に見せて得意気に言った。

「このドラゴンさんはレベル5だけど、攻撃力を1000にすることで生贄無しで召喚できるんだよ!来て!アセトドラゴン!」

聖刻龍−アセトドラゴン
ドラゴン族/効果 光属性 ★5
このカードはリリースなしで召喚できる。この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。1ターンに1度、フィールド上のドラゴン族の通常モンスター1体を選択して発動できる。フィールド上の全ての「聖刻」と名のついたモンスターのレベルは エンドフェイズ時まで選択したモンスターと同じレベルになる。また、このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
攻撃力 1900 守備力 1200

聖刻龍−アセトドラゴン 攻撃力 1000 ★5 効果により妥協召喚(通常召喚)

愛姫の場に金色の鎧を纏った紫の龍が現れる。聖刻龍と呼ばれる特殊な能力を持ったモンスターだ。

「アセトドラゴンの効果発動!アセトドラゴンは聖刻龍のレベルを他の通常モンスター1体と同じにできるよ!私は青眼の白龍を選択してアセトドラゴンのレベルを8にするよ!」

アセトドラゴンが放つ光が青眼の白龍を包み込み、その光が反射してアセトドラゴンを包み込む。

聖刻龍−アセトドラゴン 効果発動 青眼の白龍と同じレベルになる ★5→★8

「同じレベルに調整だと、まさか!?」

遊星の世界には存在しない召喚法。だがこの世界に飛ばされて遊星は何度も目撃した召喚法。同じレベルのモンスターが並ぶことはかなりの脅威だ。

「行くよ!私はレベル8の青眼の白龍とアセトドラゴンでオーバーレイ!!」

2体のモンスターが光の玉となり光輝く魔法陣を作り出す。

「やはりエクシーズ召喚か!」
「伝説の白き龍と聖なる刻印を持つ龍が出会う時、宇宙の彼方から神の龍が降臨するよ!」

魔法陣が眩い光を放ち、その中から黄金に輝く龍が現れる。

「エクシーズ召喚!!お願い、来て!ランク8『聖刻神龍−エネアード』!!」

聖刻神龍−エネアード
レベル8モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。自分の手札・フィールド上のモンスターを任意の数だけリリースし、リリースしたモンスターの数だけフィールド上のカードを破壊する。
攻撃力 3000 守備力 2400

青眼の白龍 ★8 エクシーズ素材
聖刻龍−アセトドラゴン ★8 エクシーズ素材
聖刻神龍−エネアード 攻撃力 3000 ☆8 エクシーズ召喚

「これは!?」
「凄いでしょう!さあ、行くよ!エネアードの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、手札のトフェニドラゴンとネフテドラゴンを生贄にして、お兄さんの場の2枚の伏せカードを破壊するよ!」

聖刻龍−トフェニドラゴン
ドラゴン族/効果 光属性 ★6
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。このカードがリリースされた時、自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
攻撃力 2100 守備力 1400

聖刻龍−ネフテドラゴン
ドラゴン族/効果 光属性 ★5 
このカードは自分フィールド上の「聖刻」と名のついた モンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。 1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールド上の 「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、 相手フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。 また、このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
攻撃力 2000 守備力 1600

エネアードが周りを飛ぶ光球を食らい、さらに愛姫の手札から同じ聖刻龍を光の玉に変えて食らう。これでエネアードの破壊効果が発動する。

「やはり俺の伏せカードを警戒してきたか。だが、残念だったな!」
「え?」
「俺はこの瞬間、罠発動!『スターライド・ロード』!!」
「ええ!?」
「君ならこの伏せカードを警戒して破壊しにくると思っていた!スターライド・ロードの効果でエネアードの破壊効果を無効にし、破壊する!!」
「きゃあ!!」

エネアードが破壊光線を発射する瞬間、上空から現れた光の柱に包まれてエネアードは光の粒となって消えた。

「さらにスターダスト・ドラゴンをシンクロ召喚扱いで特殊召喚する!!」

エネアードを破壊した光の柱はエネアードの生命エネルギーを吸収しシンクロ召喚を可能とする。

「集いし願いが新たに輝く星となる。光差す道となれ!」

光の柱から眩い光があふれ出し、その中から遊星のエースモンスター、スターダスト・ドラゴンが現れる。

「シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!!」

聖刻神龍−エネアード 効果発動 聖刻龍2体を手札からリリース 破壊×2
スターライド・ロード 罠カード 破壊無効 エネアード破壊 スターダスト召喚
スターダスト・ドラゴン 攻撃力 2500 ★8 シンクロ召喚

「あうぅ・・・さすが、お兄さん。でも私だってまだまだだよ!生贄になった2体の聖刻龍の効果で墓地から青眼の白龍2体を攻撃力・守備力を0にして特殊召喚するよ!!」

聖刻龍たちはその身を生贄とした時、新たなドラゴンを呼び出す力がある。だが、聖なる刻印によって呼び出されるモンスターはその能力を封じられた状態だ。愛姫の力はこのデュエルにおいては攻撃力のダウン効果を無効にするが「攻撃力を0にする」と攻撃力の変動が指定されている場合はダウン効果ではないため発動しない。だが、攻撃力守備力が0とは言えレベルはそのままだ。

聖刻龍−トフェニドラゴン 効果発動
青眼の白龍 攻撃力 3000→0 ★8 墓地から特殊召喚
聖刻龍−ネフテドラゴン 効果発動
青眼の白龍 攻撃力 3000→0 ★8 墓地から特殊召喚

「攻撃力も守備力も0。だが、レベル8のモンスターが2体現れた。またエクシーズ召喚か・・・」
「違うよ!青眼の白龍はフィールドに2体揃った時、融合のカード無しで融合召喚できるんだよ!」
「何だって!?」
「行くよ!もう一度、青眼の白龍2体で融合!お願い、来て!青眼の双爆裂龍!!」

青眼の白龍の新たな力。2体の青眼の白龍が引き寄せ合い互いに融合を遂げる。2つの首を持つ巨大な伝説の白き龍がそこに降臨した。

青眼の白龍×2 フィールドより融合素材
青眼の双爆裂龍 攻撃力 3000 ★10 効果によりエクストラデッキから特殊召喚

「お兄さんのライフは1000、青眼の双爆裂龍は2回攻撃できる。これでおしまいだね!行くよ!青眼の双爆裂龍、ジャンク・ウォリアーに攻撃!滅びのバーストストリーム!」
「ぐわあ!」

青眼の双爆裂龍の1体目の首が放った破壊光線がジャンク・ウォリアーを捉え粉砕する。ジャンク・ウォリアーを屠った残りの衝撃が遊星を襲う。

青眼の双爆裂龍 攻撃力 3000 攻撃
ジャンク・ウォリアー 攻撃力 2300 戦闘破壊 戦闘ダメージ 700
遊星 LP 1000→300

「青眼の双爆裂龍は2回攻撃できるから、さらにスターダスト・ドラゴンを攻撃!滅びのバーストストリーム2連打!」

青眼の双爆裂龍のもう1本の首がスターダスト・ドラゴンに向かって破壊光線を放つ。

「スターダストだけは破壊させない!!罠発動!『くず鉄のかかし』!」
「え?」

スターダスト・ドラゴンの前にくず鉄でできたかかしが現れ青眼の双爆裂龍の破壊光線を受け止める。

「そして、くず鉄のかかしは再びセットされる!」

青眼の双爆裂龍 攻撃力 3000 攻撃
くず鉄のかかし 攻撃無効 再びセット

「あちゃ、ここでくず鉄のかかしが来ちゃうか、やっぱりお兄さんは凄いや。私はこれでターンエンド。」
「エンドフェイズ、スターダスト・ウォリアーが蘇る!」

フィールドに光の穴が空き、そこからスターダスト・ウォリアーが現れる。

スターダスト・ウォリアー 攻撃力 3000 自身の効果で特殊召喚

「私はエネアードを蘇生できるけど、スターダスト・ウォリアーがいたらまた破壊されちゃうから蘇生はしないよ。」

1度フィールドを離れ戻ってきたスターダスト・ウォリアーは再び特殊召喚無効の効果を使える。これに対しエンドフェイズに発生する愛姫の蘇生は1ターンに1度だけだ。これでは無駄に死なせることになる。愛姫は無駄な死と言うものを好まない。

愛姫 LP 4000 手札×0 場 モンスター×1

「俺のターン!」

遊星 LP 300 手札×2→3

「青眼の双爆裂龍の攻撃力は3000。しかも戦闘では破壊できない。今の俺には青眼の双爆裂龍を倒す手段は無い。ならば、俺は魔法カード『調和の宝札』を発動!」

調和の宝札 通常魔法
手札から攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー1体を捨てて発動できる。 デッキからカードを2枚ドローする。

「このカードの効果でデブリ・ドラゴンを墓地へ送り、カードを2枚ドロー!!」

調和の宝札 通常魔法 発動コスト デブリ・ドラゴンを墓地へ
カードドロー×2 遊星 手札×1→3

新たなカード引いた遊星は勝利への方程式が見えた。

「よし、これなら行ける!」
「も、もう反撃できるの?」

青眼の双爆裂龍は戦闘では破壊されない上、戦闘で破壊できなかった相手モンスターを除外するという凶悪な効果を持っている。それ故これを突破するのは至難の業かと思われた。反撃の手段をこんなに早く見つけた遊星に愛姫は驚いた。

「ああ!青眼の双爆裂龍を倒し、君を倒す!俺は墓地のレベル・スティーラーの効果発動!スターダスト・ウォリアーのレベルを1下げ、このカードを墓地から特殊召喚!」

レベル・スティーラー 墓地から自身の効果で特殊召喚
スターダスト・ウォリアー ★10→9

「さらにチューナーモンスター、救世竜セイヴァー・ドラゴンを召喚!」

救世竜 セイヴァー・ドラゴン 攻撃力 0 ★1

「セイヴァー・ドラゴン!?」

セイヴァー・ドラゴン、雪鏡から教えてもらったデータによると遊星がアクセルシンクロを完成させる以前、それと同等の強力なシンクロを可能とする救世の力を持ったドラゴンだ。それが現れたことに愛姫はまた驚いた。

「行くぞ!レベル1レベル・スティーラーとレベル8スターダスト・ドラゴンにレベル1救世竜セイヴァー・ドラゴンをチューニング!!」

セイヴァー・ドラゴンが1本の光の輪となりスターダスト・ドラゴンとレベル・スティーラーを包み込む。

「集いし星の輝きが新たな奇跡を照らし出す。光差す道となれ!」

★1+★8+★1=★10

「シンクロ召喚!光来せよ!セイヴァー・スター・ドラゴン!!」

セイヴァー・スター・ドラゴン
ドラゴン族/シンクロ・効果 風属性 ★10
「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」+「スターダスト・ドラゴン」+チューナー以外のモンスター1体
相手が魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、 このカードをリリースする事でその発動を無効にし、 相手フィールド上のカードを全て破壊する。1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、その効果をエンドフェイズ時まで無効にできる。また、この効果で無効にしたモンスターに記された効果を、このターンこのカードの効果として1度だけ発動できる。エンドフェイズ時、このカードをエクストラデッキに戻し、 自分の墓地の「スターダスト・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
攻撃力 3800 守備力 3000

光の彼方から現れたのは青と赤の輝く宝玉を体に持つ光輝く白い龍、セイヴァー・スター・ドラゴンだ。その強力な魔力にフィールドが震える。

「アクセルシンクロに続いてこのシンクロ、さすがお兄さん。でも青眼の双爆裂龍は戦闘では破壊されないんだよ!」
「それはどうかな?セイヴァー・スター・ドラゴンの効果発動!相手モンスター1体の効果を無効にする!サブリメーション・ドレイン!!」
「え!?青眼の双爆裂龍が・・・」

セイヴァー・スター・ドラゴンの体にある宝玉が光を放ち、青眼の双爆裂龍から特殊能力を奪っていく。これで青眼の双爆裂龍は自身が持つ特殊効果が無効になった。

「これで青眼の双爆裂龍は戦闘で破壊できる!バトルだ!セイヴァー・スター・ドラゴンで青眼の双爆裂龍を攻撃!!シューティング・ブラスター・ソニック!!」

セイヴァー・スター・ドラゴンが放った破壊光線が青眼の双爆裂龍を包み込み爆散させる。破壊無効が無効になった青眼の双爆裂龍が呆気なく葬られてしまった。

セイヴァー・スター・ドラゴン 攻撃力 3800 攻撃
青眼の双爆裂龍 攻撃力 3000 効果無効 戦闘破壊 戦闘ダメージ800
愛姫 LP 4000→3200

愛姫へのダメージが発生したが愛姫の能力によって愛姫は即時に回復する。

聖天使の再生 愛姫 LP 3200→4000

「あう・・・でも、残念だね!墓地からフェアリー・キャットの効果発動!」

フェアリー・キャット
獣族/効果 光属性 ★3
自分の場のモンスターが相手によって破壊され墓地へ送られた時、墓地のこのカードを除外して発動する。その破壊されたモンスターを特殊召喚する。
攻撃力 300 守備力 300

「墓地のこのカードを除外することで今破壊された青眼の双爆裂龍を特殊召喚するよ!」

妖精の羽を生やした猫が現れ一度死んだモンスターを復活させる。だが、容易の再生を可能とする愛姫のこの行動は遊星が読むには容易いことだった。

「無駄だ!セイヴァー・スター・ドラゴンの効果発動!このカードをリリースすることで相手の魔法・罠・モンスター効果の発動を無効にし、相手フィールド上のカードをすべて破壊する!スターダスト・フォース!!」

セイヴァー・スター・ドラゴンが自身を生贄にフェアリー・キャットの動きを封じる。これで青眼の双爆裂龍は蘇ることはなくなった。この効果で愛姫の場のカードを全破壊できるが聖天使の領域と聖天使の再生はルール効果で破壊されない。それは遊星もすでに理解しているためそこには触れない。

フェアリー・キャット 墓地から効果発動 青眼の双爆裂龍を特殊召喚
セイヴァー・スター・ドラゴン 効果発動 リリース フェアリー・キャット発動無効 

「くぅ・・・そ、それでも私のライフを0にすることはできないよ!」

残るスターダスト・ウォリアーの攻撃力は3000。確かにこれでは愛姫のライフを削ることはできず、またライフが元に戻ってしまう。

「まだだ!速攻魔法『イージー・チューニング』を発動!」

イージーチューニング 速攻魔法
自分の墓地のチューナー1体をゲームから除外し、自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択した自分のモンスターの攻撃力は、 このカードを発動するために除外したチューナーの攻撃力分アップする。

「俺は墓地のデブリ・ドラゴンを除外!その攻撃力1000ポイントをフィールドのスターダスト・ウォリアーに加える!!」

遊星の魔法カードによって墓地のデブリ・ドラゴンがスターダスト・ウォリアーに重なりその攻撃力をアップする。これで愛姫を倒す絶対条件、攻撃力4000に達した。

イージーチューニング 速攻魔法 発動コスト デブリ・ドラゴン除外
スターダスト・ウォリアー 攻撃力 3000→4000

「攻撃力4000!?」
「行け!スターダスト・ウォリアーでダイレクト・アタック!!」

スターダスト・ウォリアーが愛姫に向かって突進する。これが通れば遊星の勝ちだ。だが、愛姫はまだ最後の一手を残していた。

「墓地からシールド・キャットの効果発動!」

シールド・キャット
獣族/効果 地属性 ★5
自分がダメージを受ける時、墓地のこのカードを除外して発動する。そのダメージを0にし、自分はデッキからカードを1枚ドローする。
攻撃力 1000 守備力 2000

「何!?」

体全体を固い盾で覆われたアルマジロのような姿の猫がスターダスト・ウォリアーの攻撃を受け止める。

「私へのダメージを0にするよ!そしてデッキからカードを1枚ドローするよ!」

シールド・キャットの盾が砕け散り、愛姫に光を照らす。

スターダスト・ウォリアー 攻撃力 4000 直接攻撃
シールド・キャット 効果発動 ダメージ0 カードドロー
愛姫 手札×0→1

「なかなかやるな。俺はこれでターンを終了する!」

決死の攻撃を防がれた遊星だがその表情は生き生きとしていて楽しそうだ。全力を出している愛姫もまた生き生きとした表情をしていた。雪鏡と遊星のデュエルは見ていたが実際に自分が相手にして遊星の人となりが愛姫の心にも響いていた。

「エンドフェイズ、青眼の双爆裂龍を蘇生できるけどスターダスト・ウォリアーがいるから何もしないよ。」

遊星 LP 300 手札×1 場 モンスター×1 伏せ×1

「私のターン!」

愛姫 LP 4000 手札×2

愛姫は自分のドローカードを確認するとふっと笑って言った。愛姫が引いたのは愛姫の最強モンスターだ。

「それじゃお兄さん、私の本気で行かせてもらうよ!」
「望むところだ!来い!」
「私は手札から魔法カード『聖天使の融合』を発動!」
「何!?」

聖天使の融合(エンジェリック・フュージョン) 通常魔法
自分の場、墓地から融合素材によって決められたモンスターを除外して発動する。その融合モンスターを融合召喚する。このカードの発動及び融合召喚に対してチェーンすることはできない。

「また融合召喚か、ならばスターダスト・ウォリアーで・・・」
「ダメだよ!このカードにチェーンはできないよ!」
「何だと!?」

聖天使は創造神直属の特別な天使。その意向は創造神の意向と同義でありそれを無効にすることはできない。

「私は墓地の青眼の白龍3体を融合!!」

愛姫の墓地から3体の青眼の白龍が現れる。

「3体の伝説の白き龍が合わさる時、究極のドラゴンが現れるよ!」

3体の青眼の白龍が互いに引き寄せ合い融合を遂げる。

「融合召喚!お願い、来て!青眼の究極竜!!」

現れたのは3つの首を持つ巨大な白い龍、青眼の究極竜だ。攻撃力だけなら神のカードさえ上回る最強クラスのモンスターだ。

聖天使の融合 通常魔法
青眼の白龍×3 墓地から融合素材 除外
青眼の究極竜 攻撃力 4500 ★12 融合召喚

「攻撃力4500!?だが、俺の場にはくず鉄のかかしがある!」

いかに攻撃力が高くてもくず鉄のかかしがあればそれを1度だけ無効にできる。だが、愛姫の狙いは青眼の究極竜ではない。この青眼の究極竜を要求する最強を超えたドラゴンだ。

「まだだよ!私は青眼の究極竜を生贄に捧げるよ!」
「何!?」
「究極のドラゴンから現れるすべてを消し去る光の龍!さあ、来て!青眼の光龍!!」

青眼の究極竜の体にひびが入りそれは体全体に広がっていく。ぴしぴしとと音を立てやがて激しい音を立てて青眼の究極竜の体は粉砕し、その中から光輝く龍が現れた。青眼の究極竜と言う殻から現れた青眼の白龍の最終進化形、それが青眼の光龍だ。

青眼の究極竜 生け贄
青眼の光龍 攻撃力 3000 ★10

「青眼の光龍だと!?」
「これが青眼の白龍の最終進化、その攻撃力は墓地のドラゴン1体につき500ポイントアップするよ。私のドラゴンは8体。だからその攻撃力は4000ポイントアップするよ!」

青眼の光龍 攻撃力 3000→7000

「こ、これほどのモンスターを呼び出すとは・・・」
「さあ、お兄さん。行くよ!!」

・・・・・

今日はここまで。愛姫の最強モンスター、青眼の光龍登場です。
愛姫のデッキは実際のデッキで使っている聖刻ブルーアイズを参考にして出来上がってます。
青眼の光龍、OCGではドラゴン1体につき300ポイントアップですが、ここでは500ポイントアップです。
召喚条件の厳しさから考えると500の方が良かったと思います。ここでは愛姫仕様なので実際の青眼の光龍より強いです。
遊星も惜しかったですが、青眼の光龍を出されて再びピンチです。
次回で決着すると思います。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!
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