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2016年07月26日09:47

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限りなく重い刑罰になる可能性大

施設に刃物男、19人心肺停止
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4111240





当該事件における関連記事において心肺停止の19人全員が死亡確認されたとのことであるが、一般的に報道における「心肺停止」はほぼ「死亡」と解釈して差し支えないので、この被疑者は45人に対する殺人罪および建造物侵入罪に切り替えられることになる。

当該事件における被疑者の殺意を仮に立証できなかったと仮定しても現時点では19人に対する傷害致死罪および26人に対する傷害罪は確実に成立するから、いずれにしても刑罰はもっとも重いものになることは間違いないと推測する。

また、日本でこれだけ大勢の被害者が出る事件はここ最近起こっていないと記憶しているから、被疑者が精神鑑定にかけられる可能性は否定できないが、精神鑑定は必ずしも被疑者に有利になるわけではない(むしろ不利になるケースの方が多い)うえに、現段階では被疑者の供述内容や取調べ態度にも何らおかしい点は見受けられないから、刑事責任能力は十分にあるという前提で差し支えないと考える。

とすれば、被疑者は今後起訴されるわけだが、最終的な判決は条文上有期懲役なら併合罪で懲役30年、それ以外なら無期懲役または死刑になる可能性があるが、その中でも相当重いものになると推測する。

今後の報道を注視したい。



追記
<相模原殺傷>障害者施設で19人刺され死亡 26歳男逮捕




記事本文より、被疑者は被害者を確実に殺すために主に首を狙っていったということであり、それはつまり極めて明確な殺意があったということを証明している。

それは被疑者の供述内容からも今のところ殺意や行為の有無を疑う余地はないだろう。

とすれば、先述した私見のうち、傷害致死罪と傷害罪での起訴可能性は排除しても差し支えないだろう。

つまり、当該被疑者はほぼ確実に殺人罪および殺人未遂罪並びに住居侵入罪で起訴されることになると推測する。

その他、記事本文では職員や警備員を縛り付けたことも記載されているから職員や警備員に対する逮捕監禁罪も成立すると思われるし、縛り付け行為の内容によっては強要罪または脅迫罪ならびに暴行罪または傷害罪も成立する余地がある。


一方で、その他の記事のタイトルでは、「神経や骨に達するほどの深い傷もある」と記載のあるものもあった。

それらのタイトルが首に対するもの、つまり首の神経や骨に達する深い傷ということであれば、それらの被害を受けた者はほぼ即死(長くても1〜2分の内に絶命)だと思われるから、行為の残虐性や凶悪性がより目立つ。


これはもはや単に「イカれた犯罪者が大量殺人事件を起こした」で済む問題ではなく、犯行の動機・背景を中心に様々な問題が出てくることになるだろう。

それは、何も加害者・被害者およびその周辺だけにとどまらず、社会的背景や社会福祉に対する制度および政策など、国家レベルにまで発展する可能性すらあると言っても過言ではない。

「こんな大量殺人事件が日本で起こるなんて世も末だ」と思う方はたくさんいると思うが、その「末である世」に生きる我々も事件を他人事ではなく由々しき事態として捉え考えるべきであると思う。
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