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2016年07月23日08:19

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取り調べ

 航空博覧館より西側の様子を確認し、航空展覧館に戻ってきたのは10時前頃だったが、まだ開門していない・・・。時折、中国人観光客が車でやってきては戻っていく。どうやら今日は開館していないようだ。いや、ゲート脇の守衛所(?おばちゃんが一人で座っている)の様子を見ると、開館時間や入場料の表示すらないので、閉館しちゃったようだ・・・。(展覧館入口脇にある大きな看板には入場料を払って入場すること、入場時間は午前8時から午後18時であることが記されていた)

 観察しながらゲートの隙間から展示機を撮っていたら、若い警備兵3人が職務質問してきた。
”来たな!”と思いつつ、怪しげな中国語の筆談で受け答え。こちらも開館情報を入手しようと試みたところ、ごく簡単な英語なら通じることが判明した。閉館したのは”long ago"とのこと。
 なおネット上には2016年3月ごろに内部で撮影された写真が流れているので、閉館したのは、ここ半年程度のコトなのだろう。
(百度で「魯山航空館」の単語で検索をかけ、一年以内の記事を表示させるとよい)

 適当に応対して、切り上げようとしたら、「待て!」。
 携帯取り出して車を呼んで・・・、あ〜ア、またかいな・・・。
でも連行されたのはズラリと並んだJ-6の見える警察事務所だったのでヨシとするかいね・・・。

 応接室(臨時取調室)では、お決まりの質問(何のために、何してた?)、荷物検査などを行っているうちに非番だった関係者が次々にやってきて、最終的には軍人3人、警察5人が関与することになった。可哀想だったのが20km離れた平頂山市から呼び寄せられた日本語を話せる若い警官(30歳くらいで月給5,500元。50年ローンで家を持ち、日本語1級だとか(どこの資格か知らないけれど))。朝ごはん前に呼び出され、16時まで何も食べずにお付き合いいただくことになった。

 「大変です。パスポートに入国記録がありません!」と言われたのは13時過ぎだったか。
「何ぃ?!」これは思いっきり大変な事態じゃね?流石に青くなった。
パスポートを返してもらい、眺めたけれど、うん、確かに入国スタンプが見つからない。
 さて、こういう場合、どのような対応をするべきかいな?
・・・気を落ち着けて4回くらい見直したら、しばらく前の他国のスタンプに隠れるようにして中国入国スタンプが押印されているのを発見した。「ほら、あるじゃない?!」。

 これ以降、取り調べの流れが変わり、なんとなく「拘束していて申し訳ないが、仕事だから付き合ってね」という雰囲気になってきた。今日中に釈放されそうな気配(むふっ♪)。

 パスポート以外に身分を証明するものを一切身に着けていない。
ケータイを持っていない。
独身で頻繁に各国に出入国している(しかも3日以内に!)。
 この辺りの理由をしつこく聞かれたが最終的に「問題ない」と判断され、”日本と中国は友好な関係にありますので”という枕詞付きで15時30分ごろに無罪放免となりました。
 取り調べ中にデジカメで写した写真(顔写真、パスポート、荷物の中身など)は全て消去するとのこと。彼らの立場や処理について、ご丁寧にお知らせいただいたことは特記すべき事柄かもしれないな。

 その後、お昼代わりに二種類の麺をいただき、魯山のバスターミナルまで送ってもらいましたが、取り調べ中に「航空迷だ」と言っていたのが効いたのか、車でJ-6の列線を端から端まで走り抜けてくれました。おおおおお〜、感動!!!
しかし(最初にも書いたように)写真を撮ることが出来ないので、拷問でしたね♪(おしまい)

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