私自身はありがたいことに手術という経験もなくいままで過ごしてきました。
パン旦は扁桃腺の除去手術をしたことがあって、術後は凄く痛かったのを覚えているそうです。
ナゴムもきっと痛くて術後翌日は大変だろうなと覚悟して挑みました。
起きて早々に「喉乾いた」と内緒話をするように呟くナゴムに飲み物を渡して様子を観察。
ゴクン。
あら?普通に飲み込めてる。
「痛くない?」と聞くと、「痛くない、パリパリする」とこれまた内緒話のような声で答えた。痛くないって本当かしら?
痛み止めの水薬を処方されていたので、飲むように促しましたがなんせ水薬が苦手なナゴムは一口飲んでリバースしてしまいました。
看護師さんに聞くと痛くなかったら、飲まなくてもべつにいいですよといっていただけたのでナゴムは喜んでいました。
ほどなくして、これまた念願の食事が届きました。
おかゆ、野菜のゆでたもの、オムレツ(中身なし)、ゼリーという朝食でした。
点滴が利き手に刺さったままなので、私が口に運んでやると、パクっと。
最初は恐る恐るでしたが、大丈夫なようでお粥意外(おかゆは苦手みたいです)はほぼ間食していました。
それを回診にきてくださった主治医に伝えるとかなり驚かれてしまいました。
術後翌日は食事をとってももちろんいいのですが、食べられるのはごく一部でほとんどゼリー、アイス、プリンぐらいしか口にしないとのことでした。
ナゴム、すげー。
お昼は鶏肉やブロッコリーも普通に食べてました((((;゜Д゜)))これがいけるならお粥からご飯にかえてもらえるのでは?と思い、伝えてみるとさすがに今日はお粥でとのことでしたが、翌々日からはご飯の許可をいたただけました。
点滴意外はたまーに来ていただく検温と吸引ぐらいしかすることがありません。
朝、夕吸引をするので、看護師さんと三人で吸引室へ。
吸引は何度もお世話になってるし楽勝、楽勝と思っていたのですが(^o^;)まさかの。
吸引機をみた瞬間、目から大粒の涙が!!
ど、どうしたん?!
声を出さずに泣き続けるナゴム。なんとか振り絞って呟いたのが「こわい」
どうやら、吸入機からでる白い煙と口にあてる部分が手術の時の麻酔の雰囲気に似ていたらしく、また眠らされて痛いことされると思ったようです。まさに、トラウマ。
我慢してたけど、よっぽど怖かったのでしょう。ナゴムは本当に頑張りやさんです。もう、欲しがるオモチャなんてすべて買ってやりたい気分です(T-T)
怖くないことを説明してなんとか乗り越えました。
それがすむと、特にすることもなく部屋で遊んでいました。
昼からはパン旦が仕事から直接病院へ、実家の父と母も見舞いにきてくれました。
実家の父と母がくる直前に眠ったナゴム。
母にナゴムをお願いしてパン旦とお風呂と食事の買い出しに行かせてもらいました。
約1時間後に病院に帰ると、これまた声をださずにナゴムが泣いているではありませんか。
私達がいなかったのが寂しかったようで「なんでいてないん」と泣かれてしまいました。
良かれと思い寝ている間に帰ったのが逆効果だったようです。翌日以降は断りをいれて帰らなきゃと反省しました。
夕食は父と母の分も調達してきたので、病室でナゴムと一緒に皆で食べナゴムのご機嫌もなおりました。
そしてついに、声が!
ニュースでたまたま映った祇園祭をみて一言。
「だんじり?」
ナゴムが声だして喋ったー!!!
けど、だんじりが第一声か(笑)さすがだ。
そこからは言葉数はいつもより少ないですが、普通に話もするようになりました。
あとは点滴さえ取れればいいのに。
そんなこんなな術後1日目でした。
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