相手もバテて怯んでいたからこそ、勝って号泣してたわけで、和気にほんとの殺傷本能があれば、或いはのシーンもあっただろう、、、
だが、和気にはまだそこまでの残忍さも殺気もなかった。
それでも、タイトルはとったもん勝ちである。
ボクシングは、基本勝ってなんぼ。
特に、選手のチーム・陣営は、時にそれをビジネスとして割り切ってでも、勝ちをとりに行かねばならないのは言うまでもない。
なのに、この和気のチームはなにやってんだ?
5R終了時のグスマンの打撃、和気をブッ倒した一撃は、間違いなくゴングの後に、始動していた。
何度も見直したから間違いない。
反則打である。
ここで「よし勝った!」と判断し、ただちに試合続行不能を訴えるのが、陣営の使命。
何度かビデオチェックをしたあと、レフェリーはグスマンの反則負けを宣告し、和気の右手を挙げただろう。
それでタイトルが手に出来たのに、一体、彼らはなにをしに来ていたのか、、、?
理不尽な頭突きで頬が切れて腫れだして、それでなくても、像が二重に見えると主張しても、そこに疑う余地はない筈。
しかも、和気陣営は、6R前のインターバルで「反則だ」「反則だ」と騒いでいるではないか。テレビを通してもしっかりと聞こえて来ていた。
ならば、やるべきことは、続行不能で選手を立たせないことであって、よし、ここでレフリーに抗議するに違いない、、、
と見ていると、なんと、そのまま選手をリングに送り出したではないか、、、!
はっきり言って、6Rを迎える段階で、実力差というより、闘士としてのポテンシャルの差は明らかで、和気は、相手をブッ倒すだけの狂気を持ち合わせてはいない。
このままでは、時々巧打は見せても、逆転KOする可能性はない。
結果、無為に、ブザマブサイクな頬の腫れで目さえ塞がるまで戦わせ、大切な選手の痛手を激増させただけである。
セコンドだって、真剣に試合しなければ、歴史に名は残せない。
井岡に負けたララのセコンドもひどい。
そりゃ、井岡のファンは、大喜びだが、あそこまで、自分の選手を痛めつけてなにがメリットなのだろう、、、
完璧な破綻を見せた最初のダウンで勝負は決まりである。
10R終了TKOで終えなければダメだ。
自分の大切な選手を、いたずらに危険に晒すだけなのは目に見えている。
11R、ボディでひるんだあとは、なおかつ、驚異の根性とタフネスで、ボクシングの動作を維持してはいたが、案の定、足がもはや地についていない。
というより、足首麻痺かのフットワークで、下手をすれば、パンチで飛ばされた体を支えきれずに、骨折しかねない状態だった。
和気のセコンド、ララのセコンド、プロとして、お粗末すぎた。
■井岡、3度目の防衛 和気はTKO負け ダブル世界戦
(朝日新聞デジタル - 07月20日 21:16)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4102955
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