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2016年07月19日21:31

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ハンブルクバレエ ニジンスキーガラ 42 第一部


excerpt from Bach Suite 3
Music: Johan Sebastian Bach
Choreography: John Neumeier
National Youth Ballet

ノイマイヤーのバッハ組曲からの抜粋、ローザンヌ語に菅井円加さんも所属していたユースバレエが踊りました。クラシカルなシンフォニックバレエ。ユースバレエを観るのはこれが2回目なんですが、前に観たペトルーシュカ・バリエーションの方がよかったな。若い人のエネルギーを感じる作品の方が、この子たちには合っているような気がします。

excerpt from Windows on MOZART
Music: Max Reger
Choreography: John Neumeier
Anna Laudere, Edvin Revazov

邦題つけるなら「モーツァルトの窓」なのでしょうか。おそらくモーツァルトに扮していると思われるエドウィンとアンナのクラシカルなパドドゥ。余り作品に面白さは感じなかったのですが、モーツァルトっぽいヘアスタイルのエドウィンは美しかった。まあこれは許す。

excerpt from Flower Festival in Genzano
Music: Edward Helstedt
Choreography: August Bournonville
Madoka Sugai, Christopher Evans

ゼンツァーノの花祭りを、若手のテクニシャン、円加ちゃんとクリストファーで!すっごくよかったです。円加ちゃんは足が強くて音感がいいから、ブルノンヴィルがとても似合う。そしてクリスも、手足が長いのにきっちりコントロールされてて美しいこと。彼は、次世代ダンサーの中で私がカレン・アザチャンについで推してるダンサーです。感情も伝わってくるし、きっと将来いいノイマイヤーダンサーになると思う!

Mata Hari
Music: Tarik O'Regan
Choreography: Ted Brandsen
Anna Tsygankova, Matthew Golding

アンナ・ツィガンコワとマシュー・ゴールディングのマタ・ハリ。しっとりしたPDDでストーリーはよく分からないけど、ツィガンコワがとてもとても美しかった。マシュー、ロイヤルにいると何となく浮いた感じがするけど、これはよかったです。周囲とのバランスの問題なのかしら。

excerpt from Duse
Music: Benjamin Britten
Choreography: John Neumeier
Alessandra Ferri, Karen Azatyan

今シーズンのノイマイヤーの新作の一つドゥーゼの中から、ダヌンツィオとの緊張感あるPDD。この二人はラブラブというよりはお互いに惹かれながらも反発し合う関係で、複雑な感情が行き交います。演技達者な二人がそれを見事に表現していて面白い。ダヌンツィオはナルシストの設定なようで、途中でパンイチになってプレスに向かってポーズをとるシーンがあり、カレンの肉体美を堪能いたしました!カレン、踊りも演技も顔もよくて、本当に好きだわ〜♪

Five Brahms Waltzes in the manner of Isadora Duncan
Music: Johannes Brahms
Choreography: Frederick Ashton
Tamara Rojo

邦題は「5つのイサドラ・ダンカン風ブラームスのワルツ」。前から一度生で観たいと思っていた作品です。タマラ素晴らしかった。テクニックではなく情感で魅せる作品が似合うダンサーになったのだなあ。金髪のヘアも彼女に似合っていて、本当に素敵でした。

The Dying Swan
Music: Camille Saint-Saëns
Choreography: Michel Fokine
Setting: Marguerite Porter after Ninette de Valois
Anna Laudere

なぜ、アンナに瀕死を踊らせようと思ったのでしょうねえジョン・・・。彼女、テクニックはそこそこあるのですが、猫背で首が前に出ている体型なのが正統派クラシックを踊るには致命的。コンテっぽいものはとてもいいと思うので、もっと似合うものをやらせてあげてほしかったです。しかも、端折って短くしてました。これだけが、このガラの中でない方がよかったと思った演目。

excerpt from Shall we Dance
Music: George Gershwin
Choreography: John Neumeier
Silvia Azzoni, Alexandre Riabko
and Ensemble

一部の最後は、日本の「ノイマイヤーの世界」ガラにもあったシャル・ウィ・ダンス。シルヴィアとサーシャが真ん中で、ガーシュインのアイ・ガット・リズムに載せてシルクハットとタキシードのダンサー達が踊ります。楽しかったーっ!サーシャ、日本公演のときよりも絶好調で(あのときは風邪からの病み上がりでちょっと体が重かったと思う)、円を描くようにジュッテしていくやつなんて、すんごいスピードと飛距離と高さで超素敵♪シルヴィアとサーシャは本当にリズムがぴったり、そして音楽が彼らの動きから聴こえてくるよう。この時点で大満足して、一回目の休憩に入りました。

第二部に続く。
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