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2016年07月17日14:27

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熊好きなので熊の生態を調べるのが趣味になってるけど、これは「腕っぷしで追い払えた」のではなく、「普段訓練してるから冷静に対処できた」が正しい気がする

■クマが自衛隊員襲う=訓練の下見中―福島
(時事通信社 - 07月16日 22:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4097303

ヒグマの会
http://higuma1979.sakura.ne.jp/index.html

森と水の郷あきた ツキノワグマの生態と人身被害防止
http://www.forest-akita.jp/data/sansai/kuma-taisaku/kuma.html

【熊の生態。熊は臆病な生き物で、通常は人間を襲わない】

熊は、本来臆病な動物です。
熊にとって、山の中で自分と同じくらいの背丈の相手は熊同士以外で出会うことは有り得ない。
熊とばったり出くわしたら人間も驚くように、熊も驚いているのです。

だから、熊が人間を本気で仕留めようと思って攻撃してくることは、通常では考えられない。
それが有り得るとしたら、上記サイトでも取り上げているように

冬眠あけの、きわめて空腹状態の熊である
小熊連れの母熊である
熊の獲物の周りをうろついていた(獲物を横取りしてると思われる)
熊に取られた荷物・獲物を取り返そうとした(福岡大の大学生が熊に皆殺しにされた事件や、三毛別の事件は、これが原因と言われてる)

こんなところです。
後は、一度人間を殺害して、「人間は自分より弱い」と学習してしまった熊とかね。
もっとも、そういう熊は非常に危険なので、すぐに害獣駆除と言う形で対処されますが。

【自衛官どころか、横綱白鵬を連れてきても素手では勝てない】

上記サイトにある、熊の爪の写真を見てください。
『ツキノワグマの強力な爪・・・前足は筋力が発達していて、鋭く固い爪は片足に5本もあり、強力な武器になる。人身被害の多くは、この強力な爪による裂傷である。馬の太い首を一撃でへし折るほどの能力がある』
と、あります。
どんなに鍛えていようとも、馬の首を一撃でへし折る相手に、人間が素手で勝てるわけがないw

人が使う拳法はあくまで対人を想定したもので、大型獣を相手にするのは不可能です。
6歳の子供が空手や柔道で鍛えたからと言って、現役のプロレスラーに勝てるはずがないよね。

日本の警察官が持ってるリボルバーの拳銃でも、熊が相手だと分厚い筋肉の鎧を貫くことは出来ませんよ・・・
だからマタギは貫通力の高いライフルを使うんだしね。

【複数名で行動したことと、普段から厳しい訓練を受けていたことが冷静に対処できたことに繋がったと見れる】

山のレジャーを楽しむときも、熊の対策として

一人で行動しない
熊に出くわしたら、視線をそらして(顔をにらむのは野生の獣にとって、敵意と取られるので)背中を向けずにゆっくり後ずさる
背中を見せて逃げるのは厳禁。熊は空腹でなくても逃げるものを追いかける習性がある上に世界スプリンターより早く走ってくるので、絶対に逃げられない

とか言われてるけど。
自衛官は普段から厳しい訓練を受けているので、それが自信に繋がり、熊に出くわしてもあわてず騒がず、冷静に「あっちにいけ」と追い払えたんだと思います。

何はともあれ、軽傷で済んだのは幸いだと思います。
死人が出ていたら、「自衛官のくせに」などと心無い非難をぶつける不逞の輩も出てきてたでしょうし、何より隊員の掛け替えの無い生命が失われるのは悲しい事ですから。
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