いつか来た道に戻ります。

　安倍ちゃんらを支持する日本会議は明治憲法の復活をもくろんでいるらしいです。彼らは陸軍省とか海軍省という一政府機関が統帥権とか軍部武官制を楯に文民統制から逃れてきたのはどう思っているのかな。例えば政府が閣議でワシントン海軍軍縮条約を締結することを決めて実行し、閣僚の中には海軍省を代表して海軍大臣がいたのに、同じ政府組織の海軍の軍令部が明治憲法の１１条『天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス』を楯に天皇陛下の補助機関である我々の同意なしに兵量を決めたのはけしからんと政府に条約を破棄させようとしたのはどう考えているのか。
　
　さらに日本政府が中国との協調外交を打ち出し、中国政府との話し合いで日本の利益を最大限に確保することを決めたことに、陸軍省の一機関に過ぎない関東軍が政府の外交政策を破壊することを目的として、満州事変を実行したことについても関東軍が正しかったとも言いたいのかな。たぶん安倍ちゃんは立憲主義、文民統制の意味がわかっておらず、明治憲法を政治運営の基礎として解釈された天皇機関説をも否定したことも正しいと思っているのでしょう。だから違憲立法である安保法案を強行採決したのである。




■改憲論議、９条以外は余地＝「押し付け論」撤回が前提―民進代表
(時事通信社 - 07月15日 01:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4094225

　民進党の岡田克也代表は１４日の記者会見で、憲法改正をめぐる国会論議について、「私は９条改正は必要ないと明言しているが、それ以外は、なるほどと思えるものが出てくれば議論することはないわけではない」と述べた。同時に、安倍晋三首相が現行憲法を連合国軍総司令部（ＧＨＱ）による「押し付け憲法」だとする認識を撤回することが前提になるとの考えも示した。

　岡田氏はこれまで、安倍政権下での改憲を拒否する構えを示してきたが、与党側から「議論を放棄している」との批判が出ていることを踏まえ、条件付きで議論に応じる余地を示唆した。