もう一度、退屈を燃やせ。

そう言えば、ロックって何だったっけ？

長年ロックを聴いてきたファンでも、自称（笑）を含むロッカーでも、案外答えられない質問だと思う。
かく言う自分も、多分即座には答えられない。

ロックは革新性だと言う人も居るが、革新性を永続させるってどういう事なんだろう？とか、まぁ、いろいろ思う事はあるにせよ、２１世紀になってもまだロックが残っていると言う事は、そこに何か人を寄せ付ける何かがあると言う事には間違いないだろう。

でもそれは、日々何とかロジカルに生きようとしている自分との対極だったりもする。
ただ、ロックに初めて触れた頃は、もっと純粋に楽しんでいた筈なんだよなー。
今見たら当時の俺は、感電した子供みたいになってただろうと思う。
何時から、｢上手くやろう｣とか｢こうじゃなきゃいけない｣とか｢○○のために、やらせていただいてる｣とか思うようになっちゃったんだろうね。
そんなもん、全部言い訳だよなー。
でも、自分に言い訳する自分に、ちょっと疲れてきた。

いいンだよ、理屈こねてないで楽しめよ、自分のために。
それがロックだ。
ブライアン・アダムスなら、きっとそう言うだろう。
俺の盟友・eddyでもそう言うかも知れない。

それもそうだ。
Keep on Rock'n Roll.
良いじゃん、好きなら好きで。
シンプルに行こうぜ、俺。

で、だよ。
それを最近料理作ってて感じる事が多い。
ここまでの文章、｢ロック｣って部分を｢料理｣に置き換えてみても、意味が通っちゃうんだよｗ。
て事は、だ。
世の奥様方って言うのは、実はロックと近い精神性を長年保ってるって事なんじゃないかと。
すげーな、奥様。・・・ま、それはいいんだけどさｗ。

じゃあ、俺も理屈抜きに楽しんでみよう、自分のために。
昨日、そんな事を思いながらシンセに向かい、朝まで寝てしまった。
こんな事、２０年ぶりだわ。
お陰で、ちょっと体がだるい。
初老だからね、若ぶってるけれどｗ。

でも、このだるさが、今日の自分の心に火を灯した証と信じて。