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2016年07月12日13:28

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参院選7(与党大勝、改憲勢力で3分の2確保)

 参院選6(直前世論調査・他)はこちら↓
   http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1953969749&owner_id=2129235


 10日朝日。期日前投票を済ませた人が1319万人と、過去最多だった3年前の同時期の1.24倍になり、かつ前回の最終日までの期日前投票人数を既に上回った。なお、今回は期日前投票期間が1日延びている。

→ これが、最終的な投票率に繋がると良いんだけど。どうなるか。11時の時点では、前回を下回っているらしい。




 11日各紙や夜のNHKニュース。参院選結果。()内は改選前、〔〕は非改選、【】が新勢力。
      過半数は122、3分の2超は162。投票率は3年前より微増し53.50%
  自民  55〜6(50)+〔65〕=【120〜121】 5〜6増。単独過半数はならず。
  公明  14  ( 9)+〔11〕=【   25】 5増
  お維新  7  ( 2)+〔 5〕=【   12】 5増
  こころ  0  ( 0)+〔 3〕=【    3】 変わらず
  改憲派無所属 0〜1  +〔 4〕=【  4〜5】 改憲派は合わせて164〜5議席。

  民進  32  (45)+〔17〕=【   49】 13減。3年前よりマシ。
  共産   6  ( 3)+〔 8〕=【   14】 3増。伸びたけど執行部目標9には届かず。
  生活   1  ( 2)+〔 1〕=【    2】 1減。政党要件失う。
  社民   1  ( 2)+〔 1〕=【    2】 1減。福島瑞穂の私党化してるよね。
  改革   0  ( 2)+〔 1〕=【    2】 1減。政党要件失う。

 個別状況。
  東京は自民2、民進2、公1、共1。おおさかの田中康夫は次点。
  東北は秋田以外で野党勝利。福島では現職の法相が落選。
  岡田代表が進退をかけた三重。民進が勝利。
  私の住んでいる地区。民進勝利。
  沖縄。野党系無所属勝利、現職の沖縄北方相が落選。
  一人区は自民の21勝11敗。
  公明は7選挙区で全勝。
 比例区。
  私が投票したO氏はかなり下で落選。
  民進で当選したのは組合系がほとんど。他はジャーナリスト(有田や白)など。
    いずれにせよリベラル系。
  自民は今回、芸能・スポーツ関係者が目立つ(三原じゅん子、今井絵理子、朝日健太郎・他)。
    まぁ民進が嫌われてるから、非カルト系芸能人は自民に流れるのかな。
  おおさかから、片山・渡辺喜美が当選。

→ 先日掲載した「世論調査研究会」の予測
  http://www.realpolitics.jp/senkyo/2016sangiin/zadankai201606_1.html
や、ヤフーによるビッグデータ解析による予測
  http://docs.yahoo.co.jp/info/bigdata/election/2016/01/
より、自公が伸び悩み民進が踏みとどまった。ただ、それでも民進の敗北・自公の勝利でしょう。

 自公の勝因は、争点(改憲)隠しと民進党の自滅でしょう。別に安倍政治を支持していなくても、消去法で自公に投票した人が多かったのでは。

 民進党の敗因は大きくは3つあると思う。

 最初の一つは、「4党連携」。本当に改憲勢力3分の2を阻止したければ、共産などは黙って候補擁立を止めるだけにするべきだった。それが、あのようにあらわに連携してしまったので、左の票は取れるようになったかもしれないけれど、もっと人数の多い中道層が離れてしまった。「5000の左派票を取りに行って2万の中道票を失った」ような大失敗(数字は適当です)。結局、共産党は改憲阻止ではなく、民主連合政府への布石を打ちたかっただけ、民進党を取り込みたかっただけなんだと思う。

 「東北などで効果があった」と言う人もいるけど、それは共産などが黙って候補擁立中止しても同じ、もしくはより大きな効果があったと思う。それに、東北で自民が苦戦したのは、TPPに対する抗議票もかなり大きかったと思う。いや、むしろその方が大に感じる。

 第2に、「改憲阻止を第一の争点にしようとしたこと」。相手がこの争点を隠している以上、「〜阻止」は訴求力に欠ける。それに、改憲阻止を第一条件に投票先を選ぶ人の多くは、訴えなくても今回は野党に入れたと思う。つまり、勝負はそうでない人の票をどう獲得するか?だったのに、そちらへの訴えが弱かった。

 第3は、経済政策に魅力が無かったこと。掲げる政策は着実地道だけど、一部矛盾している(自由主義的だったり保護的だったり)し、人の気分を明るくさせるようなハッタリがない。地味さが良さでもあるんだけど、世間ではハッタリや嘘を喜ぶ層がいるし、景気は気分の影響も大なのだから、夢を語ることはあっても良かったかもしれない。

 結局、与党勝利というより、ここ数年の選挙同様、野党が自滅した選挙でした。民進党は、賢い人の数では自民に負けていないと思うけど。方向性がバラバラで打ち消しあっているのが残念な点。決めてまとまる党内文化が無いんだよね。。。決められない、決めてもまとまれない。

 改憲発議は、安倍ちゃん、任期内に必ずしてくると思うけど。トンデモな内容の自民草案がそのままの形で出てくるとは思えない。流石にアレを可決するのは、自民内リベラル、公明などが抵抗するでしょう。数人でも反対に回れば、参院で3分の2を割るワケだし。同じ意味で、9条の改憲も五分五分程度かな。ただ、今後変えやすいように、96条改憲はいかにもありそう。もっとありそうなのは、公明党の望む「加憲」。これで改憲に民心を慣れさせる、というのもありそう。

 朝日の出口調査を見る限り、改憲の必要性を認める有権者は49%もいる。発議される内容によっては可決されるでしょう。さて、今後どうなることやら。




 12日朝日。参院選結果。改革・怒り・幸福の3党は、「支持政党なし」の647071票(うち政党名での得票597702票)より獲得票数が少なかった。

→ 情けない。他党はともかく、改革とかそんなに悪い政党じゃないのに。やっぱり小政党は厳しいよね、今の時代。

 それにしても、60万人近くが騙されている。これまた情けない。




 12日朝日。北海道で鉢呂氏が当選。

→ 理不尽な形(言ってもいない「放射能つけちゃうぞ」発言で理由に)で更迭されたので、彼には同情していました。国政復帰、おめでとうございます。




 12日朝日。朝日/東大共同調査。

 「共闘達成率」を「共闘候補の獲得票数」/「比例票の民・共・社・生4党の合計」と定義すると。32の一人区の平均は120%。28区で100%を上回ったので、共闘効果があった。

→ この「達成率」の定義はオカシイ。各候補の浮動票獲得力が上乗せされているから、多くの場合、100%を超えるでしょう。
共闘の効果を計るんだったら、正しくは、
  「共闘候補の獲得票数」/(「過去、共闘しなかった場合の各党候補の獲得票数の合計」×投票率の比)
とすべきでは。
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