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2016年07月12日02:48

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井戸掘り五平と野党統一

石田純一氏が会見 “時間切れ”で出馬断念「きょう昼に決断」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=4088085

石田氏はしかし、野党統一候補が必要だという非常に重要なことを提起した点で、大きな貢献をした。
10年前にマイミクの新宿区議山田敏行さんが書かれた御日記をここに転載させていただき、野党統一の必要性を私も訴えたい。なお、文中には共産党へのお叱りが書いてあるが、今回の選挙で初めて、共産党は野党協力の必要性を認識し、一人区では野党統一候補を立てるために候補擁立を見送るという英断をした。そのことを高く評価し、今後も継続すべきだと訴えたい。


以下、転載。

講談に 「井戸掘り五平」 という話がある。

時は天明3年7月7日、浅間山の大噴火で大被害を被ったある村では、
村中の井戸が涸れて飲み水がなくなってしまった。
井戸掘りを職としてきた五平の父は、病に倒れ、
自らの願いを息子五平に託す。
「 必ず井戸を掘り当てろ。お前が出来なければ孫に。
孫が出来なかったら、曾孫に〜 」 との遺言を残し他界する。
五平は親の遺言を忠実に守って、ひたすら井戸掘りに精を出す。
しかし、いくら掘っても水は出ない。
村人はひとり去り、二人去ってさびれていく。

みんなから、バカと言われながらも、
五平は30本、40本と水の出ない井戸を掘り続ける。
「自分の代でダメなら孫の代に」 と言われても、
結婚をしていない五平には子どもはいない。
「 水を掘り当てる事はダメかもしれない〜 」 と
絶望的になっていく。
いよいよ50本目。
心身ともに疲れきった五平は、
これがダメなら水の出ない井戸に身を埋める、という決意で
掘り進めるが、(ここは講談だから水は出ることになっている)
ついに、澄み切った命の水を掘り当てる。
こんこんと湧き出た水が、僅かに残った村人に配られ、
あっちでもこっちでも歓声があがる、というストーリーである。

7月7日に日本教育会館で開かれた 「護憲共同候補擁立集会」 で
講談師の神田香織さんが語ったものである。

改憲の動きが急になっている。
いま、「国政選挙で護憲勢力は大結集すべきだ」 との声は高いが、
実現できるかというと、簡単ではない。
市民運動関係者の願望は強いが、
共産党には全然その気がない。社民党も全く及び腰だ。
掲げる目標は正当だが、実現の可能性は迂遠だ。
私の所属する新社会党は全面的に賛成しているが、
これに対して共産党は 「新社会党の党利党略だ」 などという
ビント外れの批判をしている。

しかし、一年後に迫った来年の参議院選挙では、
護憲勢力がバラバラに闘って死票を積み重ねるのではなく、
共同候補の擁立に向けて粘り強い取り組みをし、
なんとしても実現させて護憲の議席を一つでも増やすしかない。
目指すべきは 「憲法擁護」、「憲法第九条」 の死守である。
自分の党の利害が全てに優先するのではない。
大事な事は、将来にわたって平和な社会生活を市民に保障する事である。
党利党略が、ああだとか、こうだとか
暢気な事を言っている場合ではないだろう。

井戸掘りへ五平を見習い、困難を克服して、
九条死守の取り組みを強めるしかない。
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