【2016年07月09日のボクシング】
辰吉寿以輝KOで無傷5連勝、父丈一郎の腕回し再現
日刊スポーツ 7月9日(土)21時23分配信
辰吉寿以輝KOで無傷5連勝、父丈一郎の腕回し再現
3回、ダウンを奪い右腕を大きく回す辰吉寿以輝(撮影・清水貴仁)
<プロボクシング:スーパーバンタム級6回戦>◇9日◇エディオンアリーナ大阪第2競技場
【写真】辰吉寿以輝がサッパリ散髪キッパリ連続KO宣言
辰吉寿以輝(19=大阪帝拳)が3回2分11秒TKOでリオ・ナインゴラン(21=インドネシア)を仕留め、デビューから無傷5連勝とした。
初の6回戦、初の外国人相手、そして初メインと「初物づくし」で3試合ぶりのKO勝ち。それでも「やりにくかった。イメージは1ラウンド20秒ぐらい(でKO)だった。思ったより(時間が)かかった」と不満そうに振り返った。
判定勝ちだった過去2戦と比べ、一方的な展開だった。開始から攻め立て、3回に左ボディーで最初のダウン。右腕をグルグル回してエンジンをかける。元世界王者の父丈一郎の代名詞再現に場内が沸いた。ガードを固める相手のボディーを徹底的に攻める。最後は3度目のダウンを奪って勝利をつかんだ。メインを快勝で飾ったが、寿以輝は「ボディーにこだわりすぎた。ボディーで倒したことがなかったので。もっと上下に散らせば良かった」と反省の弁を並べた。
一方で、見守った吉井会長は「成長のあった内容だったと思う」。次戦については「年内? それはもちろん。(年内に)2回でもできる感じ。本人と話をしながら進めていく」と先を見据えた。
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