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2016年07月04日22:17

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H・アール・カオス 白河直子ソロダンス『エタニティ』

2016/7/3日 17:00- 愛知芸術劇場 小ホール

構成・演出・振付・美術:大島早紀子
出演:白河直子

初の名古屋日帰り遠征、マチネのロイヤルバレエ・ロミジュリ終演後、エタニティを観てきました。

H・アール・カオスも白河直子さんも、私は初体験。performing artsの師匠と仰ぐ友人が常々口にしてきた名前。いつものことながら全く予習をせずに臨みました。

座席数200ほどの小ホールはマチネの大ホールとは違い、とても親密な空間。65分間の白河さんの一人舞台、観客の多くがH・アール・カオスや白河さんや大島さんの永年のファンだったのでしょう。物凄い集中力と張り詰めたような緊張感の中、公演は始まりました。

正直、この公演を理解できたとはとても思えないのですが、この感覚は全く初めての体験。白河さんの壮絶なダンスと凄まじい念と不思議な色気に度肝を抜かれました。何なんだこれは・・・!今振り返ってみても細かい振付はあまり印象になく、とにかく白河さんの表情やそこから発散される気、そして存在感ばかりが思い出されます。

ステージ奥の壁面の、白くてやや透明感ある柔らかな襞のようなセットも印象的でした。照明によって変幻自在、時には海のようだし時には煉獄の炎のようだし、時には大天使の乗る雲のようでした。風邪にふるふると揺れる姿もとても美しい。

終演後、白河さん、涙を浮かべていらっしゃいました。大島さん、そしてスタッフの皆さんにも感謝の礼をされて退場。全く咀嚼できないながらも、すごい場面に同席してしまったんだなぁという感覚を抱きながら名古屋を後にしました。

写真は終演後の誰もいなくなったステージ。
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