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2016年06月30日18:14

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言えるね

■面白いことを言わないと殺される都道府県ってどこよ?
(Jタウンネット - 06月30日 17:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=4070163



卒業してすぐ23歳で大阪の公立高校の教諭にやとわれた僕は、
最初の授業から生徒の厳しい評価に直面しました。
 
大阪の高校生は、教師を評価するにあたって
「退屈か退屈でないか」を重要な基準にしているのです。
つまり授業では最低1回、生徒を笑わせる能力が求められるわけで、
笑いのない授業をする教師は「アイツアカンな」という烙印を押されるのです。
これには高校時代から研究していた落語のネタが大いに役立ちました。
 
最初の年は僕は教授法の研究とともに、まずこの能力の鍛錬のため修行しました。
ツカミとしてまず一度笑わせるネタを準備して授業に臨むよう心掛けました。
こっちがボケたら生徒はすかさずツッコミを入れてきます。
そのツッコミを上手く受け流して授業に入る技術が教師に要求されるわけです。
 
30代半ばになったとき、大阪で文部省主催の教育研究集会があって、
英語の研究授業をやらされる羽目になりました。
誰が企んだのか、教育委員会に「アイツにやらしたらオモロんちゃうか」
と考えるイチビリがいたんでしょう。
ムカつきましたが引き受けるからには中身の濃い授業やったろやないか
と根性を決めました。
 
全国から集まった英語教師が大教室の後ろで注目しています。
大学時代から舞台慣れしている僕は注目されればそれだけ燃えるのです。
ドラえもんのキャラを使った英会話のコントをやって、
このときは10分に1回、生徒を笑わせました。
 
授業の後の反省会で、
東京と群馬、茨城から来た先生方はこう言いました。
「大阪で高校の教師をするのはとても難しい、芸人の素養が必要なんですね」と。
 
「大阪ではオモロイこと言わんと殺される」
確かにそうかもしれませんね。
 
 
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