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2016年06月30日02:03

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『高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない』

瀬尾つかさ 先生が贈る新作はファンタジー作品。種族間戦争を経て千年、平和な時を送る
人類と魔族の世界で、魔導学院の女子寮が千年前に転移し、戦乱に巻き込まれていきます。
(イラスト:kakao 先生)

http://www.ichijinsha.co.jp/novel/2016/05/


学院で天才魔術師と名高い妹“ナナリー”が女子寮生活の不安感を和らげるため、かつて
優秀な冒険者だったスキルを活かし、何度も忍び込んでいた兄“エルド”。千年前の世界
へ飛ばされた彼は、唯一の男手として女子寮の面々と共に元の世界に帰る手を探すが──。

風紀委員長“ケーネ”とラッキースケベな目に遭ったり、生徒会長の“アレミア”からは
色々な意味で目をつけられたり、と 瀬尾 先生の作品らしい“エルド”と女性陣の距離感
を堪能しつつ、過去改変とも言える出来事を経て歴史の動きが読めない展開が興味深い。

タイトルにある通り、現実世界と違うメリットがあるものの、時間的制約があるため焦り
の色は隠せない女子寮の面々。黒いローブをまとう男たちの暗躍に元の世界へ戻る契機を
得た彼女たちの願いは成就するのか。兄妹愛の行く末なども気にしつつ次巻を待ちます。


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