STROLL AND ROLL TOUR 高崎 club FLEEZ

高崎 club FLEEZ　に行ってきました





さ「ひさしぶりじゃないか」

さ「背が低いので、あり得ないほどお立ち台の上に立ちます」（高崎クラブフリーズはステージが低いのです）

さ「チューニングします。・・・メッチャ時間かかってる」
客「ゆっくりでいいよ」
さ「どんだけ甘やかされてんだオレ」

さ「今回、ストロールアンドロール作ってる間、早くステージに立って、でっかい音で鳴らして、大きな声で歌いたいと思っていたよ」

さ「それじゃあ、みんな仲良く、最後まで、楽しい時間にしよう。よろしくね」

（カルべロの時、さわおさんが台に上がってギターを垂直にする）
さ「足がプルプルする」

（カルべロ後）
さ「足がプルプルした」

（盛り上がる）
さ「いやあ、これみんな最終日来てほしいなあ。なんか聞いた話によると、チケットがあんまり売れてないそうですよ。これみんな来てほしいなあ」

さ「それじゃあロマンティックなラブソングを３曲も歌っちゃおうかなあ」（→ファンタジー、オレンジ、キム）

さ「みんな信じられないかもしれないけど、昔オレたち若いころがあったんだよ。なあシンちゃん」
シン「その通り」
さ「ねえ、Pちゃん」
P「そうです」
さ「オレたちの若いころにはインターネットなんてものはなかった。ロックを教えてくれたのはもちろんラジオだ。ラジオに感謝と敬意を込めて、レディオテレグラフィー歌いたい。聞いてくれ」

客「かっこいい」
さ「まあ、そういうことになっちゃうだろうな。今、『そういうことになっちゃうだろうな』って言った時、みんな『うん』って、どんだけ甘やかされてんだオレ。ずっとこの社会で生きていたい。勘違いして町でもそうやってたりして」

さ「今日友達を初めて連れてきた、って人いないよね。『なんだあの人』『なにクマみたいなのを崇めてるの』とか」

さ「みんな静かだなあ。どうした？」
（盛り上がる）

さ「みんな『イエーイ！』って、こういうファンキーな人たちはブラゴダルノストとかどういうふうに聞いてるんですかね？両極端な曲を書くじゃない。どうやってるんだろう？」

（カッコーの巣の下での後）
さ「ベース、有江嘉典です」
有「（両腕を上げる）こんばんは！高崎に来るのは今回２回目です。今回のツアー初めてのところとかいくつか行って、徳島に行ったんですけど、いろんな全国各地のおいしいものを食べて」
客「登利平の鳥めし食べた？」
有「えっ、なんですか？」
客「登利平の鳥めし食べた？」
有「鳥めし食べました。楽屋入ってさわおさんが第一声『高崎の鳥めしはうまいんだよ』一番好きらしいです。じゃあ、残り時間最後まで楽しんでいってください」
さ「高崎の鳥めしが一番好きなんじゃなくて、他のところの弁当は全部嫌いだ」

さ「今、シンちゃんが殿と忍者みたいにやってきて『まだMCの時間じゃない』って。オレのギター小さすぎてな。音を大きくしてもらった」
客「聞いてるよ」
さ「聞かれちゃ困る」

さ「それじゃあ有江くんには２回MCをやってもらおうかな」

さ「今回から新しいTシャツに変えたのに暑い。真鍋くん、そのシャツに『真鍋吉明』って書いてあるでしょう」
P「書いてねーよ」
さ「そのシャツになんて書いてある？」
P「プレイボーイ」

さ「シンちゃんが来た時、下僕かと思った」

さ「シンちゃんが這って来た時『腰が悪くなって、もうライブできない』って言いに来たのかと思ったよ」

さ「メチャクチャ楽しいライブだけど、メチャクチャな段取りだ」

（カモンゴーストの前奏）
さ「みんなこの曲知ってる？14年ぶりにこの曲を。カモンゴースト」

さ「ベース、有江嘉典です」
有「こんばんは。高崎は来るの２回目です。鳥めしでしたっけ？食べました。おいしかったです。じゃあ残り時間最後まで楽しんでいってください」

さ「ドラム、佐藤シンイチロウです」
シン「こんばんは。下僕です」
客「シンちゃん見えな〜い」
シン「じゃあ立つか（立つ）とは言ってもたいした話じゃないんですけど。今日ここへ来る途中、高速のパーキングエリアの喫煙所でタバコを吸ってたら、若いお姉さんがやってきてタバコのキャンペーンガールなんだけど、それが『ちょっとお時間よろしいですか？』って言うんだよ。それで『はい』って言うと、タブレットを取り出してそこに飛行機の動画が流れたんだよ。なんでだろうと思うと、その人が『アテンションプリーズ、ご乗車ありがとうございます』ってフライトアテンダントの格好をしてるんだよ。でも他に吸ってる人もなん人もいるから恥ずかしい。で、試供品のタバコをくれるって言うんだけど『ラインとかなんとかやってますか？』って言うんだけど、そういうものはやってないから、なんにも登録せずにタバコを貰いました。でもそれは真鍋さんが吸っているような細長いタバコで、ボクの口には合わない。もう４本ぐらい吸って、あと１６本ぐらい残ってるんだけど、それをもしかしたら後であげちゃうかもよ」
さ「オレがキャンペーンボーイなら絶対シンちゃんの所へ行かない。だって、ラインとか絶対やってなさそうだからな。仕事だから仕方なく行くんだろう」

さ「ギター、真鍋吉明です」
P「今日はこんなにたくさん集まってくれてありがとう。みんなすごい楽しそうですね。シンイチロウくんがタバコもらってる時ボクは遠くから見てました。『逆ナンされてるのかな』と思いました。その話は置いておいて、ここで発表することがあります。今まで長いこと使っていたオレンジのアンプがとうとうおじいちゃんになってしまって『ワシはもう歳だ』と言って」
さ「おじいちゃんだからって『ワシ』って言うのはどうなんだ」
P「それで『ワシはもう引退する』って言うので、今日のライブから新しいオレンジのアンプデビューです。デビューした今日のライブのことを一生忘れないでしょう。その新しいアンプがイギリス製で、イングランドの国旗の札が付いてたので、一番前のキミにあげましょう」（あげる）

さ「この後激しい曲どんどん行くじゃない？有江くん、お立ち台に立って」
有「いやあ、そういうキャラじゃないんですけどね」
（アバウトの間奏の時有江さんが台に乗って演奏する）

（アンコール時）
さ「さっきシンちゃんが下僕みたいに来た時、新井ちゃんが写真撮ってたって言うんだよ。それももう見せてもらった。油断できないよな」
客「ネットに上げて。ツイッター」
さ「上げますよ。ただ知らない人が見たらなんだかわからないんじゃないか。有江くんツイッターに写真シンちゃんの上げてるよね」
有「これ上げていいのかって思ったんですけど」
さ「オレが『上げていい』って。オレが許可を出した」

さ「今回アルバムを作るにあたって、曲がたくさんできたんだよ。でもオレは10曲入りのアルバムが好きで、昔のアナログ盤だとA面に5曲、B面に5曲って入ってるから。なんで12曲とか13曲入りのアルバムがあるんだろうな。オレせっかちだから飛ばしちゃうんだよ。それで会場限定シングルを作ることにして、エターナルトレジャーって曲を今からやるんだけど、これは前回、ムーンダストツアーで、長いことバンドをやってるんだけど宮崎に初めて行って、そこでハイテンションで曲を書いて、ライブハウスでセッションをして、昨日作った曲なんだよって披露して、それがすごい良い思い出で、キミたちと名前も知らない奇妙な友情があって、エターナルトレジャーって言う曲を今からやるんだが、歌詞がどんな感じか聞かないで。手拍子したり、イエーって感じでやってくれ」

さ「コレクターズの３０周年でさ、ウィー・アー・ザ・ワールドみたいに『愛ある世界』をいろんなミュージシャンが順番に歌うって企画があるんだよ。もう聞いた？（奥田）民生さん、吉井（和哉）さん、怒髪天の増子さん、藤井フミヤさん、フラカンの（鈴木）圭介、オレと、TOSHI-LOW、まあTOSHI-LOWはどうでもいいな。あ、あと甲本ヒロトさんが参加してて、それでさ、誰がどこのパートを歌うかってのはコレクターズの２人が決めるじゃない。でも増子さんが『LOVE 素敵さ! ぼくら キスして恋して LOVE』って歌詞で、そういう歌詞って藤井フミヤさんとかが似合うじゃないか。でも増子さんが『LOVE 素敵さ! ぼくら キスして恋して LOVE』って。コレクターズの２人、悪い大人だなあ。オレはコレクターズとキャラが近いからいいけど、TOSHI-LOWは声が低いからほとんどシャウトしていたなあ」

さ「ありがとう。こういう良いライブでエネルギーをもらうといい曲がかけるよ。またみんなが泣いたり騒いだり感動する曲をオレは必ず書いてここにまた戻ってくるから会いに来てくれよ」

（ダブル時。４人でサッポロビールで乾杯する。シンイチロウさんはプリン体ゼロのビール）
シン「タバコ吸う人いる？」
（タバコを客にあげる）
客「さわおさんなにかちょうだい！」
さ「ライブってそういうものなのか？」

さ「気持ちは一緒ですよ。曲やりたいって思ってますよ。『曲やりたい』って思ってやらないんだから、『曲やりたくない』って思ってやらないより良いでしょう。曲やりたいんだけど、体が疲れてやれない」
客「曲やらないとオレ町で暴れる」
さ「そうか。いやあでも最終日のゼップのチケットがかな〜り余っているらしいんだよ。なんでだろう。最終日のチケットが余るのはかなりひさしぶりでな。いろんなイベンターや専門家の人がいろいろ話合って結局わからないんだけど、前は最終日豊洲ピットでやって全部埋まって、豊洲はゼップより大きいんだよ。でもCDの売上は落ちてないんだよ」
客「行くよ！」
さ「いやあ、もうチケット買ってくれた人には用はない。買ってない人に言ってるんだよ」
客「金曜日だから」
さ「金曜。金曜ってのも前もあったんだよ。いろんな人が今年と来年どうするか話し合って決めてるんだよ」
客「フジロック」
さ「フジロックかあ。でもレッチリとかシガーロスとかみんな行くんですか。だってライブで突然レッチリの有名な曲カバーしてもみんなわかってない感じだもんね。で、話は変わって、まあ東京じゃないからなにを言ってもいいな。いや、なにを言ってもいいわけじゃない」
P「今回札幌でやった時、さわおくんのお母さんが来てたからボクたち変なこと言わなかった」
さ「うちの母親７７才で『お友達連れて来ていい？』ってかなり心配になるぞ」
P「今回メール来てないんですか？」
さ「今回メール来てない。愛子メール来るとMCのいいネタになるんだよなあ。前回のツアーの時『ライブ良かったです』とかいろいろ書いてあって、最後に『さわおは佐藤さんの扱いがひどいと思いますよ』って書いてあって、あれは漫才と一緒で仕事で仕方なくシンちゃんをイジってるだけなのに」
シン「あの、昔モヒカンにしてた頃、母親に『なにその髪型は』って言われて『仕事で仕方なくしているだけだ』と言った」
さ「なんの仕事だって思うよな」
P「ボクも若い頃、髪を思いっきり染めてたんだけど、うち美容室で、学校で『家の仕事上やってるだけです』って言ってました」
さ「昔はなんでもありだからな」

さ「今回から新しいシャツなんだが、ツアー前にオレと新井ちゃんでどんな衣装にするかネットを見て決めるんだよ。真鍋くんの前の矢印が書いてあるシャツは、送料込みで500円。裸でやってるようなものだ」
P「今のシャツは着心地がいいです」
さ「今のシャツは前のシャツが30枚くらい買える値段だ」
P「裸でやってるようなものだ、って昔は名古屋とかで裸になってましたよね」
さ「それはライブ後の夜の話？」
P「違うよ！」
さ「真鍋くん、そのシャツなんて書いてある？」
P「プレイボーイ」




デブリ
ロックと太陽
シナーズ

ドードー
空中
ターミナル
カルベロ

レディオ
ファンタジー
オレンジ
キム

エリオット
ブラゴダルノスト
カッコー

ゴースト
ライオット

アバウト
リトバス
ストロール
ロコモーション

アンコール
エターナル
レディステ

ダブル
ポイズン



　感想
いやあ、すごい楽しいライブだったねえ
ストロールアンドロールツアーで一番楽しかったかも
異様に盛り上がったねえ
毎回こんな感じだといいんだけどね
12曲のアルバムは好きじゃないって話だけど、ムーンゴールドとかランナーズ・ハイとかスマイルとかは12曲入りだよね、って思った
MCをパソコンで打つだけでかなり大変だった。やりがいがあったけどね
掛け声とヤジの違いは難しい議論だけど、ちょっとヤジっぽいのが聞いててヒヤヒヤした
「バスターズはあくまで名脇役であって欲しい」ってさわおさんがよく言ってるよね。主役になろうとしたらダメだと思ったよ
ワードで打ってるんだけど、この文章5千字だって。原稿用紙12枚半分だ。この長文全部読んでくれた人いるのかね

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セットリストやMCなどは勝手に持っていって構いません
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