ヨーロッパ各国が右傾化する原因は,移民以外に対外援助負担増大もある.北欧諸国は南欧の放漫財政国への援助を嫌悪し,右翼政党の政府攻撃材料となっている.フィンランドの場合….
「真正フィン人党は前回選挙より議席を8倍近くも増やし,議会第三党(39議席)に躍り出た.反移民を掲げてきた同党は選挙で「ユーロ圏の浪費国家を国民の血税で救う必要があるのか」と訴え,欧州連合は通貨同盟でなく自由貿易連合に戻るべきだとの主張も展開した」(「産経新聞」H23.4.19)
北欧諸国での「極右」政党の躍進は目覚ましく,デンマークやノルウェーでも政権のキャスティングボードを握りつつある.
欧州金融安定化基金は,資金拠出はユーロ圏の全会一致が原則で,もしも一国でも反対に転じた場合は,放漫財政国の救済に支障が生じる恐れも….
ベルリン北東百五十�舛離屮薀鵐妊鵐屮襯綾�ドルゲンブロート村で実際に起きた事件.この村は旧東ドイツ政府高官の高級保養地だった.
「そんな静かな村に突然,数百人の難民収容所計画が持ち上がった.当初はロマ(ジプシー),次にアフリカ人との情報に村人は脅え,反対運動が起きた.それでも工事は強行され,村の不安に配慮,三重の鉄条網で囲った」
「ところが,難民到着二日前,放火で,全焼した.極右青年が逮捕されたが,五年後,意外な事実を告白した.村人に二千マルク(約十万円)で頼まれた,と.九七年,村の電器屋,植木屋ら四人が逮捕された」(『55年後のヒトラー「ドイツ・オーストリア報告�ァ廖�2000年10月13日「讀賣新聞」夕刊)
この極右青年らは安い金で村人達の希望に応え,五年間黙秘を続けた訳だ.旧東ドイツの若者達は旧東ドイツ政府のやり方を右翼思想で引きずっているらしい.思想は右で,暴力手法は「赤」なのだ.
「事件は旧東独の町,ディサウで起きた.帰宅中のモザンビークの移民労働者を,三人のネオナチが襲った.彼らは公園に連れ込み,チェーンでめった打ち,死体から衣類を奪い全裸で放り出した.そのやり方が,東独の秘密警察とあまりに酷似していたため,ドイツ中に衝撃を広げた」
「ネオナチはヒトラーの末裔で,しかも,旧共産党秘密警察の血も引いている,との事実に慄然としたのだ」(『55年後のヒトラー「ドイツ・オーストリア報告�ァ廖�2000年10月13日「讀賣新聞」夕刊)
別にこんな事を肯定はしないが,ドイツの右翼愚連隊は市民の同情を集めているのは否定で
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