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2016年06月23日10:22

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取り敢えず、兄が出したコメントの全文を見たらどうかな?

■「目標で自慢の弟」=都知事選出馬打診も固辞―鳩山元首相
(時事通信社 - 06月22日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4056692

鳩山由紀夫元首相 二週間前の都知事選への出馬打診「それが最後の会話になった…」
http://www.sankei.com/politics/news/160622/plt1606220097-n1.html

 鳩山由紀夫元首相は22日、弟の鳩山邦夫元総務相の死去を受け、コメントを発表した。由紀夫氏は、邦夫氏との最後の会話が東京都知事選(7月14日告示−31日投開票)への出馬打診だったことなどを明かし、「何事も兄を追い越していた弟でしたが、人生まで追い越すとは兄として寂しい限り」と胸中をつづった。

 コメントの全文は以下の通り。




 弟邦夫の突然の訃報を聞いて、大変に驚いております。3年前に母が亡くなりましたが、まさかこんなに早く邦夫まで逝ってしまうとは信じられません。

 2週間ほど前に、都知事選に弟の出馬を期待している方がおられたので打診をしたのですが、「今はその気はないよ」との返事でした。それが弟との最後の会話になってしまいました。
何事も兄を追い越していた弟でしたが、人生まで追い越すとは兄として寂しい限りです。

 私たち兄弟は小中学の頃は小児ぜんそく持ちで、当時は運動が嫌いで、母が心配して家庭教師を私たちにつけてくれたのですが、その先生が勉強よりも野球や昆虫採集を教えてくれました。
邦夫が蝶の権威になったのはそれがきっかけでした。
料理もプロ並みでしたが、大学生の頃、勉強が終わると台所で餃子を皮から作って食べさせてもらったり、屋台のラーメン屋に家を2人でこっそり抜け出して食べに行ったり、本当に仲の良い兄弟でしたが、常に弟のほうが積極的でした。

 また、弟は幼稚園の頃からオーパパ(一郎)の跡を継ぐのは自分だと言って、その通り、田中角栄先生の門下生となり、政治家になりました。
政治嫌いの私が政治の世界に入るとき、派閥の違う私を角栄先生の下に連れて行ってくれました。

 言うまでもなく、弟は私にとって政治家の先輩であり、運命のいたずらで時には意見を異にすることがありましたが、内向的で自己表現がうまくない私にとっては、常に目標であり自慢の存在でした。
主要閣僚を歴任し、また蝶を愛し自然を愛する弟が、より高い立場から日本の将来や環境問題などに真剣に取り組んでくれることを期待していただけに、残念でなりません。

 今は政治一筋に生きてきた弟が、政治という責任から身も心も解放され、安らかに永眠することを祈っています。

〜〜〜抜粋ココマデ〜〜〜

さて、このコメントを見て、どう感じましたでしょうか。
少なくとも私は、身内を亡くした人に対して、亡くなった人を引き合いにして「お前が死ね」とか言う神経は理解できません。
暴言を吐いている人にも、身内は居るでしょう。
いずれ、自分の身内が亡くなった時にそう言う事を言われたらどう思いますか?
政治家としての批判は、他所でもできる。
遺族の心境を思えば、弟を亡くして悲しんでいる人を中傷するのは本当に辞めて欲しいと思います。

政治家としての鳩山由紀夫氏は私も散々にこき下ろしましたし、未だに「元総理」の肩書きで突飛もない行動をして現政府を困らせ、民進党(民主党)からも突き放される様には、辟易してます。
「なんでこいつが元総理なんだよ・・・」って何度も思いました。
ただ、このコメントを見て思ったのは、「この人は政治家としての資質は決定的に無かったけれど、兄としては優しいお兄さんだったんだな」と感じました。
彼の優しい人柄が見て取れる言葉だと思いますよ。

きっと幼少の頃は、温厚でおっとりした兄と、秀才で積極的な弟と言った感じで、ちょっと頼りない兄を弟が引っ張る感じの仲のいい兄弟だったんだろうなと思います。

もし、兄が政治家ではなく、障害者支援施設や孤児院を作ったりして福祉の事業に身を投じていたら。
発展途上国の恵まれない子供達や飢餓・水の危機などで苦しむ人達を支援する事業に身を投じていたら。
日本国民に恨まれることもなく、むしろ人に感謝されていたかもしれないと思うと、正直何とも言えない気持ちになりますね。

故・鳩山邦夫氏の政治家としての人生は、まったく難がなかったわけじゃないにしろ、ちゃんと仕事をしていた優秀な政治家だったと思います。
法務大臣の頃、ちゃんと法律の規定に従って極刑のハンコを押していましたが、それは法律で決まっているから。
法律を一番守らねばならない立場にある法務大臣が、「死刑は私の信条に反する」などといって法律を反故にしたり、選挙で負けそうになったからといってパフォーマンス代わりに死刑執行するようじゃ、それこそ「お前は人の命をなんだと思っている」と言われても致し方ないと思います。

産経新聞の記事によると、地元の人からも惜しまれているようですし、人望はあったんだなと。
できる事なら、兄・由紀夫氏はもう政治や外交と言った世界からは金輪際、足を洗い、今からでも遅くないから世の為人の為になる事を始めてはどうかと思います。
それも出来ないなら、せめて穏やかに過ごした方が良いでしょう。

人には「向き・不向き」ってものがあります。それは仕方ない。
祖父・鳩山一郎さんからも言われていたようですが、由紀夫氏は政治家には決定的に向いてなかった。
政治家は、自国民を守るのが仕事。福祉や雇用、経済、安全保障、あらゆる面で。
その為には、自国民に害を為す相手と喧嘩する必要もある。
相手のメンツも立てて、自国の権益も守る為、落とし所を探る必要もある。
自国だけでは自国を完全に守れない限り、同盟国とお互いの主張を調整し合っていく必要もある。
しかし、彼にはそれが出来なかった。
向いてないものをムリヤリ続けても、自分も不幸になるし、周りも迷惑する。
まして、曲がりなりにも日本国の総理大臣に一度はついた人なら、その影響力は一般人の非じゃない。
邦夫氏が安らかに眠れるよう、兄がこれ以上日本国民に恨まれたり、悪い人間に騙されるようなことにならないよう、願います。

鳩山邦夫さん、今までお疲れ様でした。ごゆっくりお休みください。
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