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2016年06月21日19:12

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林家花丸・桂三若ふたり会

1階席にええくらいの入り。

開口一番の染吉さんは「兵庫船」をきっちりと。謎かけもあっさりしていて、直球勝負なかんじでした。

花丸さんの1席目は地方公演に行ったときの話や、宝塚の話題のマクラでどっかんどっかん受けてからネタ出ししていた「金明竹」を。使いの男の口跡が実に気持ちいい!定吉のボケ具合も可愛らしさが逆に恐ろしい台詞との対比がくっきりしていて良かったです。

三若さんの1席目は師匠の作品「妻の旅行」で、定年退職して妻からぞんざいに扱われる夫の悲哀が面白かったです。観客に主婦層も多く、よく受けていました。噺家による草野球チームであるもっちゃりーずの年寄り連中に関するマクラも、よく効いていたと思いました。

仲入りを挟んでの2席目は「お見立て」で、上方の噺家で聴くのは初めて。杢兵衛が喜助と会っているシーンから始まったり、喜瀬川が手紙を出していたりとディテールが違っていて、どなたの型なのかな?笑いどころも多かったです。杢兵衛の田舎のお大尽といった風情が荒々しくて独特でした。

花丸さんの2席目は「幸助餅」をたっぷりと。大好きな噺だけに、マクラの時点で感激でした。クライマックスのシーンはウルっときますね。久々でしたが、サゲの辺りに工夫されていたりと進化も感じられてよかったです。

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平成28年6月20日(月)
林家花丸・桂三若ふたり会@天満天神繁昌亭

演目:
1.林家染吉「兵庫船」
2.林家花丸「金明竹」
3.桂三若「妻の旅行(文枝作)」
仲入り
4.桂三若「お見立て」
5.林家花丸「幸助餅」

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落語のあとは近所の珍竹でモツ鍋とごて焼を。たまに行く友人1名と寄席初心者の友人5名と行ったのですが、みんな楽しんでくれたようで良かったです!
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