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2016年06月19日12:21

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小説「生きてるうちに、さよならを」吉村達也

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あらすじ
「あなたが天国へ行った瞬間を知ってたわ。だって真夜中にきたわよね、私の部屋に。ごめんねって泣きながら」
「兄弟、おれに黙って、何故先に逝った。バカヤロー!」
親友の葬式で、勝手に死者との絆を強調する自己陶酔型の弔辞に嫌気が差した会社社長の本営は、自分自身の生前葬を企画する。だが彼は知らなかった。妻の涼子が重い病に冒されて、余命いくばくもないのを隠していることを・・・・・。

この作者の本は初めてです。
夫は妻公認の愛人を置いています。
ところがそんな妻から「私は余命いくばくもないの」と告白します。
そこから夫は己を見つめなおし、妻を何よりも大事なものとして見直します。
一見、普通の人間ドラマと思いきや、実は最後にどんでん返しが用意されています。
そのどんでん返しに驚愕しました。

中々読み応えがありました。
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