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2016年06月18日14:49

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娘の話

6月18日(土)快晴
今年大学を卒業した我が娘。
なぜか就活も中途半端で、だらだらバイト生活。
これが、いわゆる『ゆとり世代』ってやつなのかっ!?
だらだらしてても何とかなった『バブル世代』の母には言われたくないだろうが、
それでも、お友達はみんなフツーに(出た!フツー攻撃)就職してるではないか?
なぜあなたはそんなに呑気でいられるの???

春にちょびっと就活らしきものはしたものの、夏には鹿児島の幼なじみたちとキャンプしたり、
秋になって焦る母に背中を押されて就活再開したものの、またすぐに終了。
わからん!コイツの考えてることがわからん!そもそもこの時期になっても就職できないと、
フツーは(出た!)焦るものではないのか?
根っからのフリーター気質なのか?

先月のことだ。
部屋からどたどたと走ってきて「ここに応募する!」と鼻息が荒い。
聞くに、北陸のとある映画館。
なぜに???縁もゆかりもない北陸の地方都市で???
娘、興奮気味にその映画館のことを話しだす。
ま、いいでしょ。ふらふらフリーター生活よりはどこでもいいからきちんと働いてくれ(母のハードルはものすごく低くなっておる)
でもここで問題が!
応募条件に「要普免」
娘、連絡先に「速攻、免許を取るので履歴書だけでも見てもらえないか」と熱いメッセージを送る。
映画館の支配人さんから、免許の件はおいといて簡単な略歴を下さいと言われメール。
支配人さんも少々戸惑い気味である。
そりゃそうだろう、東京の、新卒の女の子が縁もゆかりもない地方の寂れた映画館(失礼です)に応募してくるなんて。
面接でいくつか聞きたいことがあるので考えてきて下さい、と、いくつか質問事項。
その中に、就活についてはどう考えておられたのかというようなことが。
そうだよね〜フツーの(出た!)人なら、新卒でいきなりフリーターと聞くと怪しむよねぇ〜
何て言うつもり?と聞くと・・・
少し困ったような、少し苦笑いのような、言おうかどうしようか迷ってる風な顔になる。
何よ!?言いなさいよ!
娘「ぢつはさぁ〜秋に銀行受けたじゃない?あれ、受かってたんだよね。」
母驚愕。
娘が語るに・・・
映画関係の仕事は諦めて、無難に就職する方向に向かっての就活開始したものの、違和感。
そんな時に見たテレビに、その映画館で働く支配人の奮闘する姿が。
やっぱり自分のやりたいことをやる!と決めて、銀行には断りの電話を入れたというのだ。
母は、驚き、がっかりし、でも、そのことを今、言ってくれて良かったとも思う。
もし、その場で聞いていたら発狂するほど怒りまくっていたと思うのだ。
今更どうしようもない状態で聞いたから、もう笑うしかなく、力なく笑い、自分は娘とは違う人間なんだとしみじみ思った。
何だかかんだいって我が娘は結構ワタクシの思い通りに育ってくれた。
性格もワタクシよりずっと穏やかで優しく、お勉強も頑張り、スポーツも得意。お顔も美人。
自慢の娘だ。(出た!久々の親ばかっぷり!)
だから、母はどんどん欲張りになり、本人さえその気になればそこそこの一流企業には入れるだろうと思っていたし、
そこで知り合うエリートサラリーマンと結婚して安泰な一生を・・・とそこまでは考えていないけど・・・
しかし、この話を聞いて、「ああ、この子はワタクシとは違う。この子の人生はこの子のものなんだ。
ワタクシが口出しする必要はもうないのだ。
もう、この子は十分にオトナで、自分のことは自分で決めていくのだ。」
この日が、ワタクシにとっての子育て終了の日だったように思う。

ということで、先週、面接に行き、採用決定。
「テレビを見て銀行に断りの電話を入れた話」もしたら、しみじみ「ここに来る運命だったんだね」と言われたらしい。
自動車の免許を取ったり、住む場所を決めたり、引っ越ししたりと、夏に向けて忙しくなるであろう。
そして、子育ては終わったが、子離れができたわけではない母は、何かと理由をつけてはその地方都市へと出かけていくのだろう。
「日本海の夕陽と映画を見るツアー」なんてのを考えては、東京の友人達を誘うつもりである。

今日の1枚は・・・
先日の新潟みやげ「ねこひつじちゃん」をかぶらされ、不機嫌なイチ。
イチも、ねーちゃんいなくなるとさみしくなるね〜
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