カミさんがそうだったね

■親の反対を押し切ってまで結婚するのはアリ？ ナシ？
(TOKYO FM + - 06月16日 12:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=4046206



卒業後大阪の高校で英語教師を始めて４年目の春、
久しぶりに母校の馬術部を訪問。
部長は僕が４年の時１年だったから顔見知り。
懐かしい馬の匂いを呼吸しながら話をしていると、
馬場から新入生が帰ってきました。
　
小柄な女の子で僕を怖い目でじっと睨む。
無視して部長と話しながら彼女の方に目をやるとまだ睨んでいる。
　
それから１週間、夜９時に電話がかかってきて出るとその女の子。
切り口上に「付き合っていただけませんか」と言う。
たぶん部長から電話番号を聞き出したんでしょう。
　
たまたまフリーだったし結構可愛い子だったからOKしました。
「なんで怖い目で睨んでたの？」と訊けば
「タイプだったから逃がしてなるものかって思ってたの」と
なかなかの肉食猛獣ぶり。
　
付き合い始めて３か月、今度は彼女が夜に乗り込んできて開口一番、
「わたしあなたと結婚することにしたから」と一方的に宣言、
そのまま居ついてしまいました。
できちゃったではなく、その原因すらまだお互いになかったのです。
僕も彼女の積極さに「将来結婚するかも…」と思わないでもなかったけど、
突然の宣言には面食らいました。
　
彼女はこれまで一度も振られたという経験がなく、
「狙った獲物は逃がさない」と豪語するぐらいの自信家。
石川県の実家を訪ねて彼女の両親に会いました。
ため息交じりに母親が僕に同情してくれて、
「この子、言い出したら絶対に親の言うことを聞かないんですよ」と。
双方の親がせめて卒業まで結婚は待ってくれと懇願するのにも耳を貸さず
３か月後の９月に結婚。
あれよあれよと結婚プランもハネムーンもすべて彼女が決めてしまいました。
僕は２７歳、彼女は１９歳でした。
知らない人には「教え子か？」と疑われました。
　
勿論、やっかみ半分で友だちには散々冷やかされましたよ、
「１９歳のネンネを手籠めに遭わした」と。
しかし真相は全くその逆だったのです。
　
彼女は僕の家から学校に通い、卒業して小学校に就職した１年後妊娠。
長男が生まれました。
　
しかし遺伝とは恐ろしいものですね、
娘がカミさんと全く同じ性格で、年上の男を強引にものにして結婚しました。