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2016年06月14日00:08

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ツキノワグマ事件。熊の生態、熊と人の付き合い方

ツキノワグマが人を食べ物と認識…専門家指摘
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160613-OYT1T50091.html?from=ytop_main2

ヒグマの会
http://higuma1979.sakura.ne.jp/index.html

森と水の郷あきた ツキノワグマの生態と人身被害防止
http://www.forest-akita.jp/data/sansai/kuma-taisaku/kuma.html

熊好きなので熊の生態を調べるのは趣味みたいになってるんだけどさ、私。
熊って本当は臆病な生物なんだよね。
で、人間は自然界においては大型の哺乳類になる。
熊からしても、自分に近い背丈の生き物って見えるわけじゃん。
だから、人と出逢ったことがない熊にすれば、人と出逢った時は人も怖いけど熊も怖い。
だから熊は逃げようとしたり、唸って威嚇して来たり、攻撃するフリ(ブラフアタック)を仕掛けて人を追い払おうとしたりする。
なので、クマよけの鈴とか音や声を出しながら歩くのが有効と言われたりするわけなんだよね。

ただ、熊は非常に頭が良く、一度人を喰らった熊は、学習する。
『人間は自分より弱い。簡単に殺せる』と。
熊は非常に雑食で、アリでもタケノコでもシカでも魚でも笹でも食べる。もちろん人間でも。
一度人間を喰らった熊は、人間を恐れなくなるから、クマよけの鈴なんかはむしろ逆効果になることも。
こうなってしまうと見境なしに人を襲い始めて危険極まりないので、射殺する以外に方法がない。

又、子連れの母熊なんかは常に気が立っており、人間が近くにいると「今すぐここを立ち去れ」と言わんばかりの威嚇をしてくる。
ちょっとでも刺激しようものなら、子供を守る為に全力でぶち殺されますよ。
上記サイトの熊の写真を見てください。
あの爪や腕でドツかれたら、人間の首なんて一瞬でもげるでしょう。

マタギや自治体の主張を見れば分かるけど、どの専門家も「一番、被害を防ぐ方法は熊と出逢わないようにすること」と言ってます。
他にも、餌付けしないってのもある(人の食べ物の味を覚えたら、人を脅せば美味しい食べ物が手に入ると学習してしまって他の人が危険)

「タケノコ採りは熊に注意!」とあるように、山菜を取りにいくなら熊に対する知識をしっかり身に着け、対策を施したうえで入山するべきかと。
そもそも「入山禁止」とかあるなら、なおさら入ったらアカンわな。
入山禁止って山に入って熊に襲われる人って、私的には「渡航禁止」ってなってる国(シリアとか)に行って、ヌスラ戦線やらISやらに誘拐されて殺されるのと変わらないと思います。

「熊が悪い」とか「熊を擁護するな」とかそう言う問題じゃありません。
そもそも、人に危害を加える熊は本当に危険なので、駆除しないといけないわけだから。
熊は、ただそこにいるだけ。
人が自分のテリトリーに入ってきたから、襲っただけ。
そして偶然にも人間の味を覚えてしまい、人を襲うようになってしまっただけ。
熊が悪いとか悪くないとかじゃなく、ただ不幸な事件だと思う。

そして、熊と人間の接触事故を防ぐ義務は、食物連鎖の頂点に立つ人間の責務だと私は思う。
山に入る人は自然に敬意を払い、どういう危険があるのかを知り、熊についても正しい対処を知り、対策を施す。
それが出来ていれば、福岡大の事件も三毛別の事件も防げたわけだから。
これから、山の幸が美味しくなる季節。
自然を軽視せず、入山するときも「熊の住処にお邪魔させていただく」くらいの謙虚な気持ちを持って、暮らしていきたいと思うものです。
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