６月１３日の誕生花・ジキタリス

６月１３日の誕生花と花言葉は、桔梗［キキョウ］（変らぬ愛）、ブライダルベール（願い続ける）、ツンベルギア（美しい瞳）、トケイソウ（宗教・信仰・宗教的情熱・聖なる愛）等々があります。今回は、ジギタリスを取り上げます。花言葉は、「胸の思い・健康的・熱愛」です。


ジギタリス (Digitalis) は、ゴマノハグサ科ジキタリス属の植物です。地中海沿岸の原産で、中央アジアから北アフリカ、ヨーロッパに20種あまりが分布しています。一般にジギタリスとして薬用または観賞用に栽培されています。英名のフォックスグローブ（foxglove）の直訳で日本でも別名キツネノテブクロと呼ばれています。
花の形が指サックに似ている事から、ギリシャ語の「ゆび」を表すdigitalに由来しています。現在のコンピューター用語のデジタル（ディジタル、digital)と起源は全く同じになります。ジギタリスには全草に猛毒があり観賞用に栽培する際には取り扱いに注意が必要になります。古代から切り傷や打ち身に対して薬として使われていたようで、1776年、英国のウィリアム・ウィザリング (William Withering) が強心剤としての薬効を発表して以来、うっ血性心不全の特効薬として利用されています。