これまで35年間にわたりアジサイの育種に取り組んできた
掛川市原里にある加茂荘花鳥園の一江豊一さん(62)の紹介です。
写真の白髪の男性です。4月に入社した牧野みずほさんに指導を
始めました。
紫陽花の見頃は6月ですが、園芸市場では、アジサイの鉢植えが
最も流通するのは5月の「母の日」の前。一番人気のカーネーション
に次いで人気があるのは、アジサイです。アジサイは品種改良が
進みバリエーションが増えているため。7,8年まえから「母の日」の
定番になっている。
加茂曹花鳥園でうみだされたオリジナルブランド「KAMOセレクション」
は、国内市場で流通するアジサイの半数を占める。それを担当して
きたのは一江さん。伊豆諸島原産のアジサイをはじめ、国内に自生
する品種と、江戸時代に日本から欧州に渡って改良された品種、
日本で育種された品種を交配させて、次々に新種を生み出している。
一江さんが育種を始めたのは1981年。当時国内ではアジサイの品種
改良は鉢花用では進んでいたが、庭植え用はほとんど手付かずだった。
アジサイの名所と言われる所に植えられているアジサイもバラエテイー
に乏しかったという。「鉢花として楽しんだ後も、庭木としてしっかりと
育つ品種をつくりたいと挑戦を始めた。
最初の15年は、鳴かず飛ばずの状態が続いたが、2000年を過ぎ
た頃から、新酒で庭木にも向く品種ができた。sジサイ鉢の生産
地の愛知県の渥美半島の生産者から注目され、「kamoセレクション」
が世に送りだされた。
現在市場に流通する「KAMOセレクション」は30〜40種類。
加茂荘花鳥園で鑑賞できるには、100種類ほど。
2004年に販売を開始した「ダンスパーテイ」は全国で高い人気を誇る。
「加茂荘は遠州の空っ風の影響を受け、アジサイ栽培の適地ではない。
だからこそ、鉢で咲かせた翌年も庭木として鑑賞できる強い品種を造り
たかった」と振り返る。
こんなアジサイを見つけたら加茂荘を思い出して下さい。
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