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2016年06月10日18:42

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フラワーリングハート第18話 플라워링 하트 18화 紹介

韓国アニメ『フラワーリングハート』の
ネタバレ感想レビュー:


『フラワーリングハート』で主人公アリの
変身前の姿の声優を務めている子役、
チェ・ダイン(数え年13歳)。

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彼女が以前出演した映画で、

'아빠를 빌려드립니다'
(パパをお貸しします)

という作品があります(2014年公開)。

ソウル大学卒の秀才だったテマンは
社会に出てからは挫折続きで、
ここ10年はずっと失業暮らし。

チェ・ダイン演じる娘・アヨンは、
そんな父をとうとう、レンタル品として
バザーに「出品」してしまう(笑)

父の奮起を期待した娘の思いに応えようと、
熱意を持って「父親レンタル」ビジネスに
取り組み始めたテヨンだったが・・・?

・・・というお話です。


https://www.youtube.com/watch?v=QHT-Vnkc_wk

受験戦争に勝って一流大を出ても、
そのプライドにふさわしい仕事が必ずしも
保障されなくなっている現代社会。

急速に進む女性の社会進出。

それでも「家庭」と向き合おうとしない男たち。

公的保育制度の不備。

愛情と遊びに飢えながら育ち、既に失敗した
「学校教育万能主義」の枠組みの中で
またも受験戦争に駆り立てられる子どもたち。

「夫は大学を出てホワイトカラーとして働き、
妻が家事と育児に専念している」

という、経済成長期の
モデル家庭だけが、すべてじゃない。
もちろん、そういう家庭もあっていい。

いろんな仕事、いろんな働き方、
いろんな家族の形があってもいいのではないか?

但し、そこに愛情と
少しのゆとりさえあるならば・・・

・・・奇しくも、上記のような共通した話題に
映画『パパをお貸しします』と
アニメ『フラワーリングハート』は、
切り込んでいるようであります。


第18話 - トランプの心
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EBS1 / 2016.04.25(火)放送

アリがプロの保育テクニックを発揮。

子どもたちを「電車ごっこ」に誘う。

たちまち泣き止み、ノッてくる子どもたち。
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スハは部屋をあっという間に掃除、
壊された結婚記念の写真立ても修復。

メイドさんというより、カリスマ主婦の
マーサ・スチュワートみたいですね。
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『ポロロ』の絵本を読んでやるアリ。
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寝かしつけに成功。

「眠れ良い子よ〜♪」

と、モーツァルトの子守唄を歌う
アリの歌声が部屋中を満たしていく。
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トゥンギもグーグー。

いまさら少々可愛くしてみせたって、
お前のキャラクター玩具は出てないぞw
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https://www.youtube.com/watch?v=aK2rcdKfUyQ

タンクトップで寝てるミン。
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眼鏡を外したスハさんのレアショット。
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しかし、トゥンギが寝ぼけて水をこぼす。
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起きてしまう赤ちゃんたち。
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イタズラも再開。
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団地の公園。仲良く遊ぶ母子を
ベンチに座ってジーッと眺めてる不審な少年。

不審な少年の正体はトランプさん。
自分はああいうふうに母親に
愛されることなく育ってきた・・・と
物思いに沈んでいる。

・・・マジでこの団地で何やってるんですか?
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子どもたちを公園に連れ出し。

삐약 삐약〜 ピヤッ ピヤッ〜

と、ひよこの真似っこ遊びを
みんなでやっていた変身中のアリ。

トランプの姿を発見してビックリ仰天。
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正体がバレないかと不安がるアリだが、

ミンは相変わらず気軽に
トランプに声をかける。
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ミンに近づいてきて挨拶しにくるトランプ。

アリとスハの変身には気づいてない様子。
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爽やか笑顔で変身中のアリに向かい、

「はじめまして」
처음 뵙겠습니다 チョウム ベッケッスムニダ

と、丁寧に挨拶するトランプ。
ちなみにメイドさんのスハは完全無視www

王子様出身だから、ついつい
メイドを見下すクセが出たのだろうか?

「ベビーシッターのアリソンと申します」

と自己紹介するアリ。

通名のバージョンは増やそうぜwww
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ミンの弟たちとサッカーで遊んでやって
優しいお兄ちゃんな一面を発揮するトランプ。
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心からの爽やか笑顔!

もはや風早翔太くん的存在にしか見えないw
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https://www.youtube.com/watch?v=iwJu5gWz-kw

サッカーの相手を終え、
再び物思いにふけりながら
ブランコで休憩しているトランプ。

変身中のアリが、
トランプにタオルを持ってくる。

トランプはアリに問いかける。

「子どもの世話って、大変じゃないですか?」

「大変だけど、その分、やり甲斐を感じます」

と答えるアリ。

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幼い子どもたちと触れ合うことで
童心に帰ることが出来た、と言うトランプ。

いやいやお前もまだ子どもだろw

アリから溢れる母性パワーに心を許したのか、
トランプは思わず自分語りを始める。

「僕にも、兄がいたんです。
幼いころ、いつも兄の後に
付いていってました・・・」
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回想シーン。
王宮で一緒に帝王学の
講義を受けているチェスとトランプ。
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異母兄弟ではあるが、
とても仲が良かった二人。
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そこにカンナビス王妃が乗り込んできて、
トランプに言い渡す。

王位はチェス王子が継ぎます。
お前は王国から追放します!

よっぽど帝王学の成績悪かったんだなwww
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↑右側の大臣は、
第12話のお茶会でも健在だったな。
左側の大臣はお茶会に呼ばれてなかった。
失脚したのだろうか・・・
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武装した兵士の手で
強引に引き裂かれる兄弟。
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実の母によって排除されたトランプ。
母の愛情に飢えながら育ってきた、
という事実がこれで明らかになった。

追放劇は、実はカンナビスの
計略なのかも知れないけれど、
少なくともトランプは、そうした考えを
母から一切聞かされてはいなかった。

ただ母の歓心を取り戻したいとの思いで、
命ぜられた人間界での絶望エナジー集めを
受動的にこなしてきただけだったようだ。

身の上話を吐き出しきって
(もちろん魔界の王国云々は
ボカして話しているだろうが)、
少し気持ちが楽になった様子のトランプ。

感謝합니다 カムサハムニダ と、 
アリへ丁寧に感謝の意を述べる。
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お母さんと何があったかは分からないけど、
あなたに厳しくしたのも表面だけのことですよ、
本当はあなたのためを思っているはず、
母親ってそういうものよ!

と、トランプを励ますアリ。

苦笑いしながら去っていくトランプ。
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「ジン・アリ・・・」

魔法を使ってトランプと親しくしている
アリを木陰に隠れながら眺めて、
イライラ全開のシュエル。

あれ?シュエルはアリの変身見破ってるのに
トランプは見破れなかったわけ?www

どんだけ無能なんだよトランプ・・・
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すっかり笑顔が戻ったミン。
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「ソヌ・ミン!?」

作戦失敗に唇を噛むシュエル。

「ありえない・・・」 
말도 안돼 マルドアンデ・・・
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https://www.youtube.com/watch?v=iFjdeB29a_w

トランプを呼び止めるトゥンギ。

「またお前かー!」

ファイティングポーズで迎えるマオ。
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ミンの弟たちがトランプに駆け寄ってきたので、
一時その場を外すトゥンギ。

またサッカーして遊ぼうね!
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また遊ぼう、と気さくに約束するトランプ。

彼も癒しを求めているのだろうな。
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「いいか?お前が絶望エナジーを
集め続けるってことは、あの兄弟からも
あの笑顔を奪う、ってことなんだぞ?
そんなことは今すぐやめろ。
お前自身の幸せを考えろ。
一体何やってんだよ、バカみたいに」
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トランプに説教して去っていくトゥンギ。

「おとといきやがれー!」とマオ。
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けっこう説教が効いてるトランプ。
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回想シーン。
チェスとの別れを泣いて嫌がるトランプ。

チェスは弟に語りかける。

「俺は必ず立派な国王になって
国民を幸せにしてみせる。
だからお前は、お前の幸せを考えろ。
泣くんじゃないよ、バカみたいに。」

ハムスターの説教の言葉が
チェス王子の別れの言葉と
そっくりだったことに、ハッと気が付くトランプ。
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ミンの家。

みんなが大人しく寝ているところへ、
貧乏臭い母チャンが帰ってくる。

茶髪じゃないんだな・・・
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紙袋の中には、子どもたちの服がたくさん。

今日はやむを得ない事情で
急きょ家を空けただけで、
愛情が欠けていて育児放棄してる
って訳じゃなかった、という描写でしょうか?

・・・でも今回、魔法の助けのおかげで
何も問題が起きなかったことで、

「そうか、ミンに子守押し付けて
留守番させても全然大丈夫なんだ」

と勘違いして、
常習化しちゃいませんかね?この人。
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良い子でお留守番してくれてありがとう、
ママはミンが大好きよ、と抱擁。
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希望エナジー発生で、チェス出現。
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今回は本当に大変だったね?と
トゥンギの姿の時にミン弟たちに
虐待されまくっていたチェスを、
優しくねぎらうアリたち。

動物虐待の問題を採り上げるのは、
また今度のお話で・・・という所で
第18話終了。
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アリもスハも一人っ子なのに対し、
鮮宇(ソヌ)家は子だくさん。

日本以上の少子化に悩む韓国では
少数派の家庭環境です。

韓国の支配階層も、
出生率が上がらないと労働力が減って困る、
だけど、貧乏人が繁殖するのはウザくてイヤだ、
という身勝手なジレンマに、
のた打ち回って苦しんでおります。

日本よりは先進的な保育制度を整備した
韓国の出生率が思うように上がらないのは
一体何故か、理由は明白です。

異常に加熱した受験戦争のせいで、
家庭の教育費負担が大きすぎるのです。

その背景には、李朝以来のインテリ偏重、
ホワイトカラー至上主義に凝り固まって
手仕事や肉体労働をやたらと蔑視する
社会の風潮が存在します。

学びたい志のある子どもたちには
「進学する権利」を保障していくことが必要ですが、
学校を出ても、学校の勉強が仕事に
結びついていかないような社会では、
学校教育万能主義は、かえって有害です。

「ヘル朝鮮」などと自虐的に表現される、
結婚・出産・子育てが罰ゲーム化したような状況で
子どもを持つのを諦める人々が増えるのは、
至極当然のことでしょう。

いろいろな人生、いろいろな道があります。
国民が自分の道を笑顔で歩んでいけるように
整備するのが政治の仕事です。

韓国も、保育と教育に対する意識を
変えていかなくてはならない。
そういうタイミングを迎えています。

こうしたハードな問題提起を
行っているのが、『フラワーリングハート』という
アニメだと思うのです。

日本だって同じような問題を
抱えているのにそこに切り込む作品が
あまり出てこないのは、
いったい何故なんでしょうね?




https://www.youtube.com/watch?v=ZGW9QN8oHpU



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