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2016年06月09日10:03

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【遠くまで歩く】this is not heaven【もうすぐに届く】

 90年代初頭 まだ BUCK-TICKが暴威っぽかった時代。
ソアラやBMWが六本木をぶいぶいしてたころ。

今 その頃の音源を聞くと、だいたい 古さを感じるものですが。


ソフトバレエは  早すぎたんだ。
20年 早かった。

埼玉で かすかに写る テレビ神奈川を一生懸命受信して ライブの映像をみた。

virtual war

直立不動で リフを弾く藤井真輝
両腕を交互に振り回す かっこいいんだか悪いんだかよくわからないけど とにかくすげーオーラを振りまいてた遠藤良一

そして、演奏?何それ という有様の森岡賢
クネクネクネクネと 鍵盤の上に乗ってたし。

タイツ姿にヘッドセットマイク。

ああ、この人は 未来から来た人なんだ。

とにかく衝撃だった。


NHK POPジャムに出てたのを見た。
judy and mary や THE YELLOW MONKEY に混ざって

そこにはSOFT BALLETがいた。
やはり 遠藤の目力と、森岡賢のクネクネが キレッキレだった。


POP?
いや、これは コンテンポラリーだろ。


やがて 解散 ラストツアー というのがあり、徒歩圏の大宮ソニックにやってきた。

そこで 演奏された1曲目が掲題の ROMAN。


照明で背後から照らされて スクリーン越しのステージ。
美しかったんだよ。

ため息が出るくらい。


ため息を吐き終わる頃に そのまま virtual war

え、キラーチューン をココで?

しかも幕開けないの?

それがまた 暗幕の向こう側にいる独裁者 みたいでかっこよかったんだけども。


まぁ 森岡賢ってのは、 スクリーンに顔押しつけて ニュっと。デスマスクみたいに。

やっぱりそこだけ現代アートみたいな有様で。

body to body で 扇情的に踊ってた森岡と、呼応して踊る客席のお姐様方がまぶしかったわ。


「ちょっとまってね 鼻水が」 
「スタッフさーんティッシュとってー」
「さって オナニーでもしよう」


遠藤良一ってのは MC なのか?これ。

こないだ 行ったLUNASEA では ボーカルの人 宇宙的なことと愛について語ってたぞ。

解散ライブだと聞いてけど

「またねー」
つって 終わったぞ。なんだったんだ。

結局 ソフトバレエとして 見たのは これが最後になっちゃった。


高校生の私に衝撃を与えるだけ与え。

私がやがて社会人になる頃に 再結成した。
「メルヘンダイバー」  

時計仕掛けのオレンジなのか。
やはり網タイツにステッキというすさまじいジャケットのシングル。

なんだか やっぱり わからないけど すごかった。

布袋さんの後ろで 森岡がクネクネ自重しながらがんばってるのをみた。

あれ、打ち込み無しだったのだね。弾かなきゃいけないからクネクネできんかったのね。



マイナスを キーボードマガジン主催のライブで見た。
女性のドラマーがやたらかっこよかったのだけれども。


アルバムタイトルが D とか G とか 一文字だけだし
曲名も ナンバーだけだったり、やはり、理解はされないだどうけども 孤高だった。

これからツアーがあると聞いていたし、ソフトバレエがもう一度みたい と思っていた矢先に


いったい全体どうしてこうなった。

あの、現代美術っぽさが、例外なく短命を宿命づけるのか。

とにかく残念。



 






























森岡賢、逝去
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=51&from=diary&id=4031812
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