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2016年06月02日23:46

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多額の浪費はナシ。だけど感情的な批判も如何なものかと。

■生活保護費でパチンコは本当にアリなのか? NPO代表理事「何に使っても自由というのが前提」
(キャリコネ - 06月02日 14:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4023375

なんというか、「保護費でパチンコなんてけしからん」という人も、「べつに禁止されていない」という人も、
実のところ、「限りある保護費から多額をパチンコに費消するのは馬鹿げている」ということについては、一致しているように思います。

もちろん、問題になるのはパチンコだけでなく、例えば酒タバコ、洋服、オンラインゲームの課金、旅行やスポーツ、アイドルのライブとかディズニーランドに行くとか、アニメグッズをコレクションするとか、何事でも過度にお金を費消するなら、やはり保護費の使い方としては「馬鹿げている」のは同じでしょう。

問題は、どこまでを「愚行権」として認められるか、ないしどこまでを公権力が私生活に干渉してよいか、という線引きなのだと思います。

私は、「生活保護費は何に使っても自由というのが前提」というのは正しいと思います。
「健康で文化的な最低限度の生活」は一種類しかない訳でなし、本人の趣味趣向による判断、選択の余地は当然有って然るべきだし、
また、保護受給者の「将来的な自立を実現する」ことこそが公費の負担抑制につながる訳ですが、
限られた生活費を何に支出するかを賢く判断、選択する能力は、経済的自立に必須の能力ですから、ガチガチの管理で判断、選択する能力をスポイルするのは、逆に自立の阻害、公費支出の増大を招くことになりかねないと考えます。
そして何より、各受給者の保護費の使途を一円残らず管理監視干渉しようとすれば、その工数もバカにならない訳で、むしろ管理経費を含めた「生活保護費総額」は増大しかねないでしょう。

もし可能ならば、浪費癖のある受給者には、ある意味親か教師のように、いつも近くにいて生活の指導を行い、合理的な支出判断能力を身に付けるようにすることが、最も「本人のため」になるのかもしれません。
ただそれも「本人がその気にならなければ」そうそう成果も上がらないでしょうしね。

そう考えると、私としては「保護費多額にパチンコにつぎ込むのはナシ」ではあるものの、
一方であまり感情的に「一銭足りともパチンコに使ってはならぬ」などと怒るのも違うのかな、と考えます。
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