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2016年06月02日00:17

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『公爵令嬢は騎士団長(62)の幼妻』

筧千里 先生が「小説家になろう」にて発表していた、歳の差ラブロマンス作品の書籍化。
婚約破棄を言い渡された16歳の公爵令嬢が62歳の騎士団長に猛アタックをかけていきます。
(イラスト:ひだかなみ 先生)

http://kadokawabooks.jp/product/62/
http://ncode.syosetu.com/n4472cw/


言いがかりをつけられ、公の場で一方的に婚約を破棄された“キャロル”。風聞が広まれば
良縁も見込めないであろう、と危惧した国王陛下からの縁談を保証する提案に一も二もなく
飛びついた彼女の告白に62歳の“ヴィルヘルム”ほか周囲が戸惑うのも無理はない訳で──。

婚約者であった“レイフォード”の痛ましい言動に「政略結婚なんてしなくて良かったね」
と“キャロル”に同情しつつ、いつ死ぬとも限らない立場ゆえに恋愛など無縁に過ごして
きた彼と添い遂げるため、あれこれ手を尽くそうとする彼女の気概が何ともいじらしい。

46歳という歳の差だけに難しい恋路ですが、母親である“エリザベート”の理解ある言動に
思わず拍手したくなるほど。“キャロル”を助ける“ヴィルヘルム”の渋めの格好良さも
見所の一つ。そんな彼女が一念発起して挑む先もこれまた驚きで続きが気になる物語です。


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