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2016年05月31日11:44

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ブームに嬉しさもある

我が家は猫派です。
うちの猫は、目も開かない生まれたばかりの状態で捨てられていたのを保護し、哺乳瓶から育てました。
今は12歳。もうそろそろおばあちゃんです。
自分の年齢から言っても、もう新しい子を飼うことはできないでしょう。下手したらこちらが先に逝ってしまうから。
だから、「がんばってあと20年は生きてね。カギしっぽが三つに割れて、ブロッコリーみたいになっても一緒にいてね」と言い聞かせてます。

猫ブームが来る前の動物映画って、猫はずる賢くて攻撃的って扱いが多かったですよね。犬は正義、猫は悪、みたいな。
それが今は猫の可愛い動画や番組が増えて、家族ともども「萌えきゅん」でTVに齧りついてます。
コンビニの猫関係の写真雑誌なんかも、見ると買ってしまいます。
だからブームは嬉しい。

ただ、動物って自分の思い通りにはなりませんよね。
糞はする。エサは食い散らかす。あちこちで爪を研ぐ。
うちの子は「爪とぎはここ!」と決めているので、昨年夏に新居を建てましたが、傷をつけられる心配もなく、換気扇付きの、犬小屋ほどの猫用の小部屋を造りつけましたので、トイレの管理も、
臭いも問題なくて助かってますが、普通は飼い主が頭を悩ませることが多いと思います。

それを「こんなひどいとは思わなかった」と手離してしまうこともあるとか。
猫ブームに乗って、猫の番組を作る際には、猫を飼っている家にありがちな「悲惨な家具」なんかも隠さずに映してほしいし、飼い主にはぜひ黒い服を着て出てほしい。
「可愛いけど、言うことは聞かないし、家具をこんなにされちゃうリスクもある、黒い服が着れなくなるほど毛まみれになる」と理解したうえで飼うかどうかを決めてほしい。

話は変わるけど、「必要悪」について思い出した。
市内のある場所に、ものすごく悪臭のする工場があったんです。腐敗臭、しかも肉の腐る臭い。
長年、謎の工場で、「迷惑だなぁ」と思ってました。
そこは死んだ家畜の処理工場だったんです。しかも県内にただ一カ所の。
その社長が亡くなり、一緒に働いてた息子さんは、ご近所の苦情で工場を閉鎖することにしたのですが、それが結構、問題になりました。
食用肉は正規の屠殺場で処理されて「枝肉(食肉)」となりますが、病死や変死した家畜は「食用」にはできません。
しかも、結構な割合で、そう言う病死は発生する。付き合いのある会社の裏が養豚場なのですが、週に1頭は死んだ豚がコンテナに投げ込まれてました。

県全体ではどれだけになるのでしょう。それを1社で引き受けていたのですから、その後の処分が県内でできなくなる。
産業廃棄物を他県の処理場にお願いするのと同じで、いろんな問題が新たに出ちゃうんです。
悪臭は迷惑だけど、「必要悪」ってあるんだなと、その話を聞いた時に思いました。
県の畜産課からさんざん懇願され、半ば脅しのような言葉も掛けられたけど、子供の時から迷惑がられ、心無い言葉をかけられ続けた息子さんは、かたくなに継続を拒否。代替地の提供を受けても、よほどの山奥になってしまうため、廃業を決めたそうです。

今はどう処理してるんでしょうね。


■猫ブームの陰に闇ビジネス 劣悪な環境でペットを飼い殺しにする「引き取り屋」は必要悪なのか?
(キャリコネ - 05月30日 22:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4018545
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