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2016年05月31日00:56

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『私、能力は平均値でって言ったよね!(1)』

FUNA 先生が「小説家になろう」にて発表していた人気作が書籍化。優秀ゆえに掛けられる
周囲の期待を重く感じた少女が異世界で平凡な生き方を望む顛末と、その結果を描きます。
(イラスト:亜方逸樹 先生)

http://www.es-novel.jp/booktitle/24heikinchi.php
http://ncode.syosetu.com/n6475db/


「彼ら」の意思を上回る運命改変の危機を、身をもって救った“海里”。そのお礼として
魔法が使える実験的な世界への転生を許された彼女が「能力は、平均値でお願いします!」
と力強く願う様子に「彼ら」も戸惑いを隠せないまま、それを叶えてあげるのだが──。

データの特徴を示す指標の一つである平均値。そのデータの中に桁外れな異常値が紛れて
いたとしたら? というのが物語の軸となります。友達がいなかったこと、何よりも自身の
能力が仇となって目立ちたくないのに注目を集めてしまう“海里”こと“アデル”が面白い。

“マルセラ”たちと仲良くなったかと思ったら離れなければならなくなったり、新天地にて
“レーナ”たちと色々やらかしたり、と全体的にコミカルでサクサク進んでいく読みやすい
物語に仕上がっています。うっかりS級ハンターにならないか、注意深く見届けたい所です。


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