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2016年05月29日03:04

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やはり人は青春な香りが好きなのかな?

先日柏やというお蕎麦屋さんに行って来ました。
おらが村のJR中央線三鷹駅の駅前にあるビルに入っているお店です。

蕎麦さんなのですが、メニューが多くほとんど居酒屋みたいな所ですね。
ちょっと値段設定も高めなんですが、蕎麦はそこそこ美味しかったのですが申し訳
ないんですけど料理も全般的にそんなに美味しいと言えるような店ではなかったですね。
しかしこのお店は作家太宰治と少々縁があるようです。

太宰が存命の当時は柏屋という名前だったらしく、このお店の隣にはミタカ美粧院があった
ようです。
このミタカ美粧院というのは太宰と共に入水自殺を図った山崎富栄さんが働いていた所
だったそうですね。

柏屋の初代女将みつさんがこの山崎さんと相当親しかったようで、お金を貸したりもしてた
ようです。太宰と山崎さんが食事に来てた可能性はかなり高いとは思われます。

三鷹の駅周辺にはこういう太宰縁の場所やお店などが多々存在します。
以前太宰が頻繁に訪れた若松屋と言う初代の店長さんと太宰が親しかったうなぎが美味しくて
かなり有名なお店の日記も以前書いたこともありますね。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1742988952&owner_id=1416106 ←参照

若松屋は国分寺に移転してしまいましたけどね。

さすがに昭和の文豪だけあって太宰の名前を有効利用しない手はないですから客商売を
やってる方は太宰にあやかりたいのかもしれません。


若松屋は太宰の名前が入った服まで着て仕事されてましたけど、まあ亡くなった太宰の
第一発見者が初代の親父さんだったらしいですし、死体の写真を撮った新聞社のカメラマンを
怒鳴り付けたのも親父さんだったらしいですから、そこまでの方なら太宰の恩人の一人
ですもんね。

まあこの柏屋のみつさんが山崎さんにお金まで貸していたとなると当時みつさんが存在して
なかったら生まれてない太宰作品もあったかもしれないので、そう考えると人と人とのつながり
とか縁というのはわからないものですよね。


でも今日記を書いている柏やは太宰クッキーまで売ってました(笑)
商魂逞しい?とでも言えば良いのか僕には判断が付きませんが、今度機会があったら買って
みますね。

太宰のような青春時代の蒼い感性の部分を直接に刺激してくる文章を書いたり音楽を奏でたり
する芸術家は多くの人をとりわけ若者を魅了することが多いですから太宰のように人としては
正直かなり問題があるクズ野郎でも今でも人気がある作家なんだろうとは思います。



話しは急に変わって27日の金曜日に新木場コーストでNew Orderのライブを観て来ました。
僕はNOはそんなに詳しいといえるレベルにはないのですが、マイミクさんにはNOに詳しい
NOの本を書けるような専門家みたいな方が大勢いるので、下手なことを書くと後ろから
刺されそうなので控えめに書いておきます。

当日に仕事を途中で抜け出し当日券に賭け行ってみた所運よくチケットもゲット出来入れ
ました。思ったより大勢の人がいましたが、入場前の長蛇の列を見渡すとマイミクさんが
遠くにいるのが視界に入ったりもしましたが、声を掛けられる距離にはどなたも出会えません
でしたね。

ライブで生の演奏を聴いていると主にギターリストのバーニーが曲を創っているので
ボーカリストが歌をメインにした歌モノという分かり易いU2やポール・マッカートニーのような
曲とは曲の構造が大幅に違うなとはつくづく思いました。曲の骨格がUKの如何にもな
インディギターロックなんですけど、それにデジタルビートを乗せることに依って凡百の
ギターバンドとは違う音になると。しかもこれでもかと連発する切ないメロディにバーニーの
いつまでもおっさん声にならない蒼い声にメロディを際立たせる美しいギターの音の相乗効果で
NOのマジカルな音が僕らを魅了するのかもしれない?と僕は勝手に思いました。

このバーニーの蒼い声とギターの音がNOの音楽に太宰の文章のような青春性を感じさせる
大きな要因なのかと感じました。腹が出た白髪のおじさん達の音楽にびっくりするぐらい若い
人のお客さんが多かったのもそういうのもかなり関係してると僕はみてますね。

まあフジに来て偶然観てファンになった若い子も大勢いるでしょうけど、NO世代のアーティストで
これだけ若い人が大勢いるなと思ったアーティストはそれほど今まで観た記憶がありません。


昔は演奏が下手だ中学生の学園祭レベルだなんだとかなり叩かれてましたが、ドラマーの
スティーヴン・モリスのドラミングはあのデジタルビートに合わせて生のドラムを叩く訳ですから
あれ結構難しいと思うんですよね。彼のドラムの功績もかなり大きいように感じました。

音楽性やジャンルもまったく違いますが、シンディ・ローパーが今でも凄く人気があったり
するのも彼女があの若々しい声を何十年も維持してることも凄く関係があると僕は思います。


UKでは音楽的にはほとんど接点もないと思いますが、リバティーンズの音楽がライブに
訪れるオーディエンスの若い人の数がやたらと思いのも、彼らの音楽がプロデューサーだった
元クラッシュのミック・ジョーンズが言ってましたが、青春時代の誰の心の中にもあるあの
スペシャルな場所を刺激してくれる音楽を創れる数少ないバンドだから人々を熱狂させるんだ
という趣旨のかなり的確なリバ評をしていましたが、それなんですよ。それ!

そのミックのリバ評そのモノをNOの音楽からも僕は感じました。太宰の文章とリバの青春性と
NOの音楽。接点ねーよ!と思われる方がいらしたらごめんなさいな文章です。


歳を重ねてもおっさん声やおばさん声にならないバーニーやシンディはある意味ズルイよね。
そんなことを思いながら蒼い蒼いメロディとデジタルビートの交錯する音楽に身を委ねて
いた時間はあっと言う間でしたね。

初日は行けてないので初日と違い大好きなRegretが聴けなかったりする個人的に残念だった
部分はありましたが、素晴らしいライブだったと思います。
NOハードコアファンの方がブチ切れない文章であってほしいと切に願う文章でありますとだけ
書いておきます。
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