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2016年05月24日23:19

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B&W社製スピーカー PM1レビュー

レビューを書くまでにいったい何年かかっているんだと言われそうですが、使いこなし等のデーターがやっとそろったのでレビューします。もうすでに製造されていませんが…(笑)。

このスピーカーは賛否がかなりはっきり分かれています。使ってみると音のまとめ方がPM1以前のものとはかなり異なっています。ワーフデールのメンバーが加わって作った初めての製品でもあり、音決めをした人の感覚自体、以前のものとは違います。以前のような冷たくリアルな感じの印象はあまりないのですが、温度感があるというほど温かみのある音ではありません。どちらかというと音色でスピーカーを選ぶ人には向かないです。空間再現などに興味がある人が使ったほうがいいと思います。

ツイーターはアルミですが、限界まで薄く作って反応速度を上げ、強度はカーボンで補強する形をとっています。音が以前のものと比べ優しすぎて聴きごたえがないという人も。

箱、及びウーファーはこれまた小さいもので、場所をとらない反面、小さすぎて導入に不安を感じる人も。

結果、ベストセラーにはなったとは言えないスピーカーとなりました。

さて、このスピーカーは大きさから推察される通り、狭い部屋向けのものです。大体ですが6畳から8畳ぐらいで使用するのがベストです。スピーカーから聴く場所までの距離は2m程度がベストでした。スピーカーの左右も2m程度に広げて聴くと最もよく聴こえます。これより距離をとって聴くと高音が中低音の量に埋没し始めます。ディティールが聴こえにくくなっていきます。高音が狭い部屋向けに調整されているので、距離をとりすぎると甘口になりすぎます。狭い部屋向けの調整ですから、距離を取り過ぎると良くないです。

壁との距離ですが、低音を壁を使って補強する必要がありません。十分以上に低音の量感があります。70cm以上離す必要があります。壁は無い方がいいくらいです。

スピーカーの設置の高さですが、大体目の位置にツイーターが来るぐらいがいいです。見下ろす感じになったり、見上げすぎる感じになると空間再現が不自然になります。
結構セッティングにシビアです。好みもあるかと思いますが、ピンポイントでセッティング位置が決まっている印象でした。

インシュレーターは付属していますが、これは木材製の台向けに作られています。他の素材の台では性能が発揮できなくなります。自分の場合、金属(アルミ)の台だったのでもっと柔らかいゴム系を使用しています。

ケーブルはバイワイヤーで接続したほうが高音のディティールも良く出ますし自然さも加わります。低音の質感も改善されます。バイワイヤリング用に調整されたケーブルを使ったほうが良いです。シングルワイヤー用のケーブルをバイワイヤーで使っても結果は良くなかったです。マランツ製のアンプを使っている場合はオーディオクエスト製のケーブルを使用したほうが良いです。マランツ社の推奨ケーブルです。
バナナプラグかYラグを使うように設計されています。後期のものはこれらを使わないとスピーカーケーブルが接続できません。初期のものは端子の部分に接続用の穴がありましたが後期のものは無くなっています。純銅を使って端子を作ったので、強度が確保できず、端子が折れてしまうという問題が起きたからです。中古で買う場合、注意が必要です。

PM1はシリーズ展開も無く、一代限りで終わった製品です。狭い部屋ではこれ以上いらないほどいい音で楽しめます。広い部屋には不向きな調整も、狭い所専門と考えればいいのではと思います。音から受ける印象も他のB&W製品とは異なり、独自の世界があります。
いいか悪いか賛否両論、実際に聴いてみてほしいですね。

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