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2016年05月23日21:58

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佐藤雄一演奏会 2016年度を展望する

指揮者、佐藤雄一による2016年度の演奏会が、5月29日からいよいよスタートする。
佐藤氏の演奏は、巷に出回っているルーティンワーク、仕上がり不足、表現不足、etc…の演奏とは、全く次元の異なるものである。
つまらないと思っていた曲も、佐藤氏の手にかかると隅々まで命が吹き込まれ、こんなに素晴らしい曲だったのか!と目から鱗の体験をするのだ。

2017年度の演奏会情報はこちらをどうぞ。↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1960919979&owner_id=26363018

2014年に行われた交響楽団CTKによるブルックナーの交響曲第8番(ダイジェスト)


では、現在までに分かっている、2016年度の演奏会を紹介していこう。
全8回の演奏会が予定されている。
(11月と12月に追加があり、全10回となった。)

☆調布フィルハーモニー管弦楽団 サンクスコンサート
■2016年5月29日(日)  13:30開場 14:00開演
■調布市グリーンホール 大ホール
■曲目
♪E.メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26
♪F.J.ハイドン:交響曲第100番 ト長調 Hob.I:100「軍隊」
♪P.I.チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
■指揮|佐藤 雄一
■入場無料
調布フィルは繊細、緻密な表現力を持つ、スーパー・アマオケだ。
昨年の佐藤雄一指揮によるシューマンの交響曲第2番は、アマオケの水準を完全に超越した絶対的名演だった。
その調布フィルと佐藤氏の共演も今回が最後と言う。
調布フィルの到達点、是非ともその耳で確かめてほしい。
プロオケでも聴けないクラシック音楽の神髄が聴けること、間違いない。
http://cpo.jpn.org/


☆越谷市民交響楽団**第33回定期演奏会**
■2016年6月11日(土)
■越谷コミュニティセンター (大ホール)
■曲目
♪武満 徹:『ワルツ』(「他人の顔」より)
♪ハチャトゥリアン:組曲『仮面舞踏会』
♪プロコフィエフ:バレエ『シンデレラ』Op.87より抜粋
■指揮:佐藤 雄一
越谷市民交響楽団は、大変高い演奏力を持つ、歴史ある市民オケだ。
取り上げる曲はいずれもアマオケではなかなか聞けない曲だ。
非常に楽しみである。
http://koshikyou.s8.xrea.com/


☆流山フィルハーモニー交響楽団 第49回定期演奏会
■日時:2016年06月26日(日) 13:30開場 14:00開演
■会場:流山市文化会館
■曲目:
♪モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
♪ドヴォルザーク:スラヴ舞曲より
♪ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
■全席自由 前売り 900円/当日 1000円(中学生以下無料)
■指揮:佐藤雄一
佐藤氏と数多くの名演を生み出してきた流山フィル。
今回は両者の共演のラスト・ステージとなる。
佐藤氏の「英雄」は、会津大学管弦楽団との驚異的名演が忘れがたい。
佐藤氏と流山フィルによる「英雄」もまた、記憶に残る名演となるに違いない。
http://music.geocities.jp/nagareyamaphil/index.html


☆メサイアシンフォニア・オラトリオ《メサイア》全曲演奏会
■2016年10月2日(日)
■府中の森ウィーンホール
■曲目
♪ヘンデル:オラトリオ《メサイア》全曲
■指揮:佐藤雄一
メサイアシンフォニアは、同志社、立教の大学オケ出身者が発起人となり、ヘンデル作曲メサイアを演奏するために結成されたアマチュアオーケストラだ。
スコラ・カントールムの協力を得て、佐藤雄一氏のもと、全曲演奏会を行う。
佐藤氏が振る《メサイア》を聴くのは、私はもちろん初めてだ。
バロックにも造詣が深い、佐藤氏のもう一つの側面を聴けることだろう。
https://www.facebook.com/MessiahSinfonia/


☆慶應義塾大学医学部管弦楽団 第40回定期演奏会
■2016年10月15日(土)  夜公演
■川口リリア 大ホール
■曲目
J.Sibelius/交響曲第2番 他
■指揮:佐藤雄一
■チケット不要・入場無料・全席自由
毎年、熱い演奏を繰り広げている医管が、今年はシベリウスの2番に挑戦する。
氷点下から灼熱までを行き来する大変な曲だ。
シベリウスの2番と言うと、過去には茨城大学管弦楽団と佐藤氏による超絶的な名演がある。
佐藤氏の強烈なヴィジョンが炸裂する曲なのだ。
聴き手はこの曲の真の姿に圧倒されることになるだろう。
http://sound.jp/ikan/index.html


☆第16回 東京男声合唱フェスティバル
■11月12日(土) 10:30〜20:30
■浜離宮朝日ホール 音楽ホール
■会津高校OB合唱団の曲目
♪Lacrimoso son io,D131a
 作詩:Pietro Metastasio /作曲:Franz Schubert
♪Grab und Mond,D893
 作詩:Johann Gabriel Seidl /作曲:Franz Schubert
■一般及び大学生・・・1,000円 高校生及び65歳以上・・・500円 中学生以下・・・無料
多数の男声合唱団が参加する合唱フェスティバル。
佐藤氏は出身校である会津高校のOB合唱団を指揮する。
56団体中26番目に登場。
14:54 〜15:01が会津高校OB合唱団の本番の予定


☆アルテハイマート合奏団 第33回演奏会
■日時:2016年11月23日(水祝)
■場所:かつしかシンフォニーヒルズ
■曲目 
♪モーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』
♪メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調『イタリア』
■指揮:佐藤雄一
2015年は、アルテハイマート合奏団が大変身を遂げた年だった。
地道に積み上げてきたものが花開いたというべきか、本当に質の高い演奏をする団体となったのだ。
今回のプログラムも、気合が感じられるもの。
『ハフナー』も楽しみだが、『イタリア』は、世界最高の演奏を聴けると言っても過言ではない。
https://www.facebook.com/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E5%90%88%E5%A5%8F%E5%9B%A3-237880776389593/


☆中央区交響楽団 2016冬のコンサート
■日時:2016年11月27日(日) 開場13:30 開演14:00
■場所 ミューザ川崎シンフォニーホール
■曲目
♪シベリウス/交響詩「春の歌」
♪R.シュトラウス/四つの最後の歌
♪ショスタコーヴィチ交響曲第5番 ニ短調 Op.47「革命」
■指揮 佐藤雄一
■ソプラノ 悦田比呂子
■入場無料、全席自由(チケット等は必要ありません。)未就学児入場可

中央区交響楽団は、演奏に波はあるものの、一度はまると感動的な演奏を成し遂げる力のあるオーケストラ。
今回のプログラムも意欲的なもの。
佐藤氏が特に好きな曲だという『四つの最後の歌』に加えて、指揮者の解釈力が問われるショスタコーヴィチの5番だ。
佐藤氏のショスタコは、昨年のCTKとの8番でその相性は《お墨付き》だ。
http://www.cso-arts.net/


10月16日 追加情報!
11月27日 開演時間変更 曲目 ソリスト情報追加

☆中央区第九 晴海トリトンスクエア公演
■2016年12月 9日(金)19:00〜20:30オープンリハーサル
■2016年12月10 日(土) 10:45〜12:30
■晴海トリトンスクエア2F グランドロビー特設会場
■曲目
♪月島第一小学校合唱団による合唱
♪佃中学校合唱部による合唱
♪晴海総合高等学校による合唱
♪中央区第九の会版「お江戸日本橋」
♪フォーレ:ラシーヌ雅歌
♪マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナより「オレンジは香り」
♪ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」より第4楽章
■指揮:佐藤雄一
■管弦楽:中央区交響楽団
■合唱:NPO法人 中央区第九記念合唱団
■ソリスト
ソプラノ 大田原 瑶  アルト 本多 都  テノール 持齋 寛匡  バス 陳 金鑫
■合唱指揮:吉田伸昭

昨年、私が酷評した中央区第九を、またトリトンスクエアのロビーでやる。
問題は、ロビーの聴衆の鑑賞マナーが、カシャカシャ音を立ててスマホで撮影する等、悪過ぎることと、合唱指導者の吉田氏がちゃんと責任をもって指導をしないので、合唱のクォリティが低いままに放置されていたことである。
少しでも昨年より良くなっていることを期待するが、一番のオススメはロビーでのゲネプロを聴きに行くことだ。


☆交響楽団CTK 第3回演奏会
■2016年12月24日(土)
■横浜みなとみらいホール 大ホール 17:20開場 / 18:00開演
■曲目:
♪グスタフ・マーラー / 交響曲第6番 イ短調 「悲劇的」
■指揮: 佐藤雄一
2016年の最後を飾るのは、CTKとのマーラーの6番だ。
何か恐ろしい体験になるかもしれない。
悲劇的なのは、音楽の中だけでいいのだ。
それでも、是非とも多くの人に聞きに来てほしい。
クリスマス・イブだが、リア充の人たちも足を運んでください。
https://www.facebook.com/ctk.orchestra


全8回と言うのは、平年並みの回数だが、昨年は回数が多過ぎたきらいもある。
(2つ増えて、今年度も結局全10回となった。)

今年度はプログラムも非常に充実しており、記念碑的な演奏会も多い。

どうか皆さま、プロオケの演奏にも飽き足らなくなったら、佐藤雄一の演奏会にいらしてください。
クラシック音楽の真の素晴らしさに耳目を開かされること、間違いなしです!

2017.1.17追記
是非こちらもご覧ください。
「佐藤雄一演奏会 2016年度を振り返る」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958091427&owner_id=26363018

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