カダフィ「そもそも、薬で商売してる連中の存在が諸悪の根源。必要な薬は無料で提供される社会を作らねばならない」

■「皆が高額薬を使えば国がもたない」国頭医師がＢＳフジの番組で訴え
(産経新聞 - 05月20日 01:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=4001042

高額薬を自己負担で買える上級国民だけが
ガンの恐怖からも解放されて
いつまでも健康に長生きできる、という
映画の『エリジウム』みたいな社会がお望みか。

個人の覚悟として「延命を貪らず」
と言うのは分かる。

しかし、公共政策論としては中世レベルだ。
「国がもたないから貧乏人は死ね」？
そんな国は、そもそも必要ない。


2009年9月23日に国連総会で
リビアのカダフィ大佐が行った演説は、
極めて示唆に富んでいる。

以下拙訳を挙げる。（英文からの重訳）
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「豚インフルエンザ」のワクチンというものが
作られたそうです。

今後、より多くのインフルエンザが
生み出されることでしょう。

たとえば、「神インフルエンザ」とか、
「魚インフルエンザ」とかね。

彼らの知財戦略が功を奏して、
ワクチンは高値で売りつけられます。

これは商売なんです。

ウィルスが生み出され、世界中に拡散される。

そして営利企業がワクチンを売って儲ける。
実に恥ずべきことです。

ワクチンを、商売の種にしてはなりません。
医薬品を、商売の種にしてはなりません。
あなたがたは『緑の書』を読むべきです。
この本で私は、医薬品の販売禁止を提言しています。

もしも私たちが、

「医薬品は無料で提供されます、
ワクチンは無料で提供されます、そして、
もうウイルスが拡散されることはありません。
なぜなら、ウイルスを生み出していたのは
ワクチンを売っていた人たちだったのですから。」

と、はっきり言うことができたならどうでしょうか。

営利企業を使うということは、
そういうことなんです。
この問題の解決には、全く誤ったアプローチです。

あなたがたは今こそ宣言しなければなりません。
医薬品は無料で提供されるべきであって、
売ってはならないものなのだと。

ウイルスの脅威が真実だとしても、
ワクチンで商売することを許してはなりません。
それは、無料で提供されねばなりません。」
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拙訳終わり。
出典：http://libyasos.blogspot.jp/2011/09/muammar-gaddafi-speech-to-united.html

グローバル資本主義の下で、
命の沙汰も金次第とばかりに
製薬メジャーが暴利を貪り、
莫大な国富が製薬メジャーの儲けに化ける、
という構造そのものが、
問題の本質ではないのだろうか。

貧乏人でも金持ちでも、
「生きたい」という思いは同じはずだ。

金のために殺されてたまるか。