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2016年05月20日22:34

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共鳴(青春の思い出)

数分前までの喧騒は嘘のように
静まり返った体育館の中央に腰を下ろした。
辺りをながめると
クラブ活動で
激しく動き回る生徒達が
残像として見えるかのようである。
二階窓からの西日は
肌の色に溶け込み
私たちを優しく包み込んでいる。
男性4名、女性2名
弧を描くように
向かって 座っていた。

私は後輩の久美に尋ねてみた。

「女の子って おなら するの・・・?」
久美はうつむき加減で 
少し 恥ずかしそうな表情を見せている・・・
「女の子も 同じ人間なんだから
必ず おならも するわけだよね・・・」
・・・
「そりゃ しますよ〜」
「そっか やっぱり するんだ!!
でも、聞いた事が無いけど・・・
それって、どうしているんだろうって、
ずうっと 疑問に感じていたんだけど?」
・・・
「小出しにしているとか・・・?」
和也が口を挟んだ・・・
「そんな事は していませんよ〜」
手を大きく振って、否定する久美。
「じゃあ 音なしの構え だろ?」
私が 言うと・・・
一同に しかめっ面で、
中には 手を鼻先にあて
匂う素振りをする者もいた。

少し 間をおき・・・
「聞いてみたいなあ〜 
どんな 感じなんだろう・・・?」
「勿論 同じなんだろうけど、
同じ 営みをする中で、
そういう未知の世界って興味あるよなあ〜」
久美が明るく、勝気である事を
充分 理解している私は、
更に、
「さすが、久美でも人前では、
無理だよねえ〜 ・・・
でも、聞いてみたいなあ〜
久美の おなら・・・」
数十秒だろう、
うつむき考えていた久美が
顔を上げ、
「ううん・・・少しなら・・・」
「でも でるかなあ〜・・・」
私は即座に、
「無理なら いいんだから・・・」
すると、
しっかりした口調で、
「ちょっと 
静かにしていてください!!」
・・・
随分と日が傾き、
それぞれの頬が赤く染まっていた
ただ 一人 
久美の頬は
染まっていただけではなかった事は
明らかだった。
静かな体育館。
外には まだ 生徒達が居るのだろう
帰り支度に
挨拶程度の短い声が聞こえていた。
おそらくは
1、2分の短い時間だろうけど
沈黙の中では 
とても 長く感じられた・・・
その時・・・・



バリバリ〜ビビッビ〜ン!!!





久美がお尻をつけて
座っていた事も手伝って
体育館の床に共鳴し、
その おならは 
私が 
これまで 聞いた事がないほど
大きな音をたて 
体育館 
館内にこだまするほどだった。

この時,
周りを囲んでいた全員が
目がテン 
だったに違いない
言葉も失せるほど・・・

久美が自ら 
口を開いたので 救われた・・・
「やっぱ 誰も居ないと 響くよね〜!!」

「・・・ううっ そ そうだねえ〜・・・」
私は、
ただ 相槌を打つだけだった。

「さあ 先輩 帰りましょ!!」
いち早く 
立ち上がった久美が
私に腕を差し出す・・・
掴もうとすると・・・
「おじさん じゃないんだから〜
自分で 立ち上がらないとね!!」
笑いながら そう言って
出口に 駆け出して行った。

まだ 
呆然としていた私たちも
久美の後に続いて
体育館を 後にした。


*****

さて
通常は おなら 
どうしているんでしょうね?
これがきっかけとなって

あっちこっちで
聞いてはみたのですが・・・
トイレでしているから とか。。。
でも
おもいっきり やっちゃったって 
あるでしょうね^^
周りは
知らぬ素振りをしていたりね^^

手術後の経過の目安にもなる
人間にとって
とても 大事な おなら です。
もしかすれば
女性の 便秘症が多いのも・・・
おならが
出てきそうになると
常に 奥に押しやろうとする事と
因果関係が あるのでは
と・・・
思う
今日この頃でした。

まま
元気が 一番!!

我慢は 良くないですよ〜^^

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