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2016年05月16日08:04

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バブル層が敵ではない。敵は本能寺にあり。

■「30歳で年収500万しかなの!?」 バブルを経験した親の発言に現役世代が激怒!
(キャリコネ - 05月15日 10:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3992929

●【バブル層が敵ではない。敵は本能寺にあり。】

直接その本人に聞いた話だが、
そのころ株のディーラーを個人でしていて、毎日銀座で飲んでたと言う人がいた。
そこで銀座のクラブで情報を聞き出してインサイダー取引をしていたとのこと。
億単位稼いだと言っていた。
しかしバブル崩壊で一文無しに。

彼の夢はまた個人ディーラーすることだと言っていた。



しかしねぇ、そんなサクセスストーリーを生きてた人というのは山師ですよ、はっきり言って。
普通の労働者はそんな恩恵はない。

大企業に就職することができた人の割合が多かった=楽ちん層の割合が多かった=バブルは良かった、なんて言う人も中にはいる程度。

庶民で家を建てたりマンションを買った人も多かったが、無理してローンを組んでその後手放した人も本当に多い。


バブル何て結局借金なんだよ。
借金経済ってこと。
この仕組みはもっと巨視的に見なければいけない。
バブル世代 vs アンチバブル世代 なんて見方は、近視眼的するぎる。


●【銀行について】

まだ多くの日本人は知らないのかもしれないけど、
銀行って金貸した途端に貸した分の金が戻ってこなくても、戻ってきたことにしていいんだよ。
これが銀行の錬金術。金のなる木。

貸した金が貸した瞬間に戻って来たものとして、貸した金の額をさらに人に貸せるんだよ。
現物の金は不要。

返済されなくても、貸したら貸した分だけどんどん持ち金が増える。
今でもそう。
それが銀行業務のうまみ。金の成る木を持っている。
だから貸せば貸すほど、どんどん持ち金が増える。


ただ、返済期限が来て金が返ってこなくなったら、金が消える。焦げ付きの発生。
これがかさむとつぶれる。

普通の人は、「金を人に貸したら、貸した分が戻ってくることを前提にして、金が戻って来たものとしてさらに人に金を貸す」なんてことできない。現物の金が手元にないから。貸した金は戻ってこない限り使えない。

こうして銀行は金「カネ」を創造することができる。

バブルはこうして銀行で作られた金が、使われた。銀行が金を貸しては金が発生し、貸しては金が発生し、・・・。


●【銀行から金を借りた側】

バブルは値上がりを見込んで、一部の者たちが自分が使わなくても家や土地なんでも買って売った時代。転がした。

買ったものを担保にして銀行から金借りてまた買う。それを売る。また借りる・・・。

こうしてどんどん銀行で金が作られる。世の中に金が出ていく。
しかし、こうして銀行が作り出した金は架空の金だ。返ってくることを前提にして金が作られ続けただけ。
返ってこなくなった時点で銀行は焦げ付く。

誰かが一番乗りで大量の株の投げ売りを始めた途端に、株の暴落が始まり、
銀行から金借りてた連中は、借金して金借りて株買ってた人は、
返せなくなる。
穴埋めに、手持ちの土地は投げ売りする。手持ちのマンションも投げ売りする。
銀行は、借金のかたにとっていた担保の不動産投げ売りをし、
暴落のスパイラル。
資産運用と称して、企業が本業をそっちのけにして不動産や株の売買をして大損した。


投げ売りしても追い付かず。
庶民は破産、企業は倒産。
だが、貸金の焦げ付いた銀行、担保暴落の銀行も本当は破産だった。

だが、銀行の大株主ってのがいて、これが大損するから、基本的に銀行を国家はつぶさなかった。国家と銀行の大株主は癒着しているのだ。壮大な大枠での癒着だ。というか、実態は彼らの所有する国家になっているのだ。

国家が税金を突っ込む。
なんだかんだと理由をつけて。

銀行つぶれれば社会不安が起こるなんてもっともらしいこといって。

取り付け騒ぎは起こるだろうが、一番大損するのは銀行に金を出してる大株主だ。
だから銀行を潰さない。

銀行を潰さない、その銀行に金出してる大株主のその源流にいるものは、最大級のものは、
中央銀行の株主でもある。中央銀行に金出して配当金を受け取っている。
同時に、実質的に、官僚機構や国家権力者と癒着し、中央銀行に影響力を持っている。

中央銀行の大株主は、よって、中央銀行を動かし、政府に金を貸す。(市中銀行に資金を貸し出し、また、(国債を売買して)国への資金提供も行う。)

だから市中銀行の焦げ付きを、税金投入、もしくは、中央銀行から資金提供させて(金を借りて)防ぐ。(これも最後は国民の税金で返すのだから、税金投入だ)。

つぶれそうでつぶれない市中銀行、よって、今まで通り銀行の大株主の出資金は守られ、
配当金も手に入る。損はしない。
中央銀行からの配当金も入る。損はしない。

バブルが崩壊しても、この最上階の出資者達はつぶれない。
儲かるだけの一方通行。

いわば銀行の銀行(中央銀行)の銀行みたいな一握りのオーナーが世界にいて、
国家が、即ちその国家の中央銀行が、潰れない限り、絶対に損しない。
(ちなみに戦争で出資先の国がつぶれても、損をしない手はある。)

こうして日銀という中央銀行の株主(出資者)は、天皇家とか、世界の富を一手に掌握しているごくごく少数の連中が大株主だ。

バブル崩壊など、屁でもない。自分らは痛まない。そういう仕組みだ。

こういう仕組みがある限り、バブルはくり返され、金は作られ、
庶民レベルでは、借金で破産したり苦しむ人が出てきても、
最上階の連中は、全く痛まず儲け得である。


あいつがバブル期で儲けたとか、いい思いしたとか、
庶民奴隷階級が階層化された層の間でいがみ合い、あいつはバブル世代だ、おれはバブル後のアンチバブル世代だといって憎しみ合っていてなんになるのだ。

奴隷階級である主権者人民の敵は、別にいるのだ。
バブルもバブル崩壊でも全く痛まず、
中央銀行間、即ち国家間で戦争をさせても儲かる、何をしても儲かる、損をしない、
そういう超エスタブリッシュメントな連中が世界にいてほくそえんでいる。

こういう仕組みから脱出することが何より大切なことだ。


安倍晋三が、中国敵視しようが、北朝鮮敵視しようが、
安倍晋三のはるか上に、世界の中央銀行を一手に掌握する存在が有り、
市中銀行から軍需産業が金借りて兵器作って国家に買わせ
市中銀行から軍需産業が金借りて戦争特需の物資を大量に作って国に買わせ、
中央銀行等銀行を掌握する世界のオーナーは儲かるのだ。

国家に買わせた兵器と軍需物資でよその国家と戦争しようが、
それで大量に人が死のうが、
戦争に勝とうが負けようが、
そんな犠牲や勝敗とは無関係に、
中央銀行を掌握する世界のオーナーは儲かるのだ。
出資先の国が戦争で勝ったら勝ったで儲かり、
出資先の国が戦争で負けたら負けたで再建時で儲ける。

敗戦国には、敗戦国を再建する為に、出資する世界規模の銀行の仕組みがあり、なければそういう仕組みを作り、
そこに出資し、出資させる。
無論、貸出した金には金利をつけて返済させる。
血のにじむようなその国民の苦しみを強要する。ようするに国家ごとの奴隷化だ。搾取だ。

原発問題にもこうした中央銀行等を掌握するオーナーはからんでいる。
原発作ろうが、放射能汚染で破壊されたところが出ようが、知ったことじゃない。
原発を持つ電力会社をつぶさず、無尽蔵に国家が電力会社に税金を注入する仕組みを作り、
原発を持つ電力会社に出資している市中銀行はつぶさない。

銀行の大株主は儲かるだけ。
利潤の再生産という、物理運動、天体運動の仕組み。
そこには、人間の倫理など付け入るすきはない。

これが独占資本の利潤再生産の回転運動だ。


バブル創出で、市中銀行が金を貸し出せば貸し出すほど金が生み出され、銀行所有のオーナー儲かり、

バブル崩壊で、市中銀行が焦げ付いても、国民の税金投入で銀行はつぶさず、銀行所有のオーナーは儲かり続け、
戦争は最大の商品で、出資国が勝とうが負けようが儲かり続ける。

これが、銀行所有のオーナーを中核とする、独占資本、その独占資本の利潤再生産の回転運動だ。

こうした独占資本の利潤再生産の回転運動の駒として、安倍晋三がいて、自公政権が有り、電通が有って、メディアが支配されている。
日中対決等をぶちあげる主張が作られ、宣伝するメディや政治組織が作られる。
また、メディアにより、バブル世代と、アンチバブル世代の奴隷観階級闘争が演出され、
国民がそれに乗せられて奴隷同士でいがみ合う。

結局、敵は本能寺にいてほくそえんでいる。
人民が分裂し、エネルギーを消費し、本能寺に気づかず生まれては死んでいく人間牧場の家畜だ。

国際間でもこれは言える。
日中、日韓、等、アジア人同士でいがみ合う。同様に国家は国家に敵対し国家間で人民が分裂し、エネルギーを消費し、本能寺に気づかず生まれては死んでいく人間牧場の家畜だ。


●【こうした構図から抜け出るにはどうすればいいのか。そこが問題だ。】

国家間では憲法9条の理念の敷衍だ。全方位平和外交だ。

国内間では、安倍晋三の逮捕投獄、自公政権の打倒。
暴力的権力、非合理な権力を、市民的平和権力、市民的平等権力、合理的権力に変える以外ない。

左翼だ、右翼だ、中間だと、分裂していること自体、ナンセンスだ。人民の政治は一つだ。
自然権たる基本的人権を守る政治勢力は一つでなければならない。
人民の自然権たる基本的人権を無視する政治勢力は、原理的に、一つなのだから。
それに対抗し、勝つには、人民の政治勢力は、一つでなければならない。

自然権たる基本的人権を守る政治勢力は、自然権たる基本的人権を破壊する勢力に対して、政治的にも経済的にも一つでなければならない。
国内的に、国際的にも。


憲法9条の意義は全方位平和外交にある。
自然権たる基本的人権を守る政治勢力は、これを破壊する勢力に対しては、一つでなければならない。

国内的にも、自然権たる基本的人権を守る政治勢力は、一つでなければならない。
安倍晋三の逮捕投獄、自公政権の打倒。
暴力的権力、非合理な権力を、市民的平和権力、市民的平等権力、合理的権力に変える以外ない。

人間牧場の家畜扱いの人民が、家畜内階級闘争をしている場合ではない。
バブル世代 vs アンチバブル世代 という目先の近視眼的情緒的価値判断の対立をしている場合ではない。

敵は本能寺にありだ。
国内的には暴力的権力、非合理な権力を、市民的平和権力、市民的平等権力、合理的権力に変える以外ない。
国際的には、全方位平和外交で、自然権たる基本的人権を守る政治勢力として、国家間で協力協調路線を行く以外、道はない。憲法9条の理念だ。

【了】

【関連日記】
1985年プラザ合意の前と後とでは日本は変わった。年収の視点では年収を増やすと言う認識目的を達せられない。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1952706684&owner_id=38378433
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