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2016年05月14日13:36

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痴漢と痴漢冤罪は併せて考える問題

■痴漢容疑の男が線路逃走、最終電車に遅れ JR南武線
(朝日新聞デジタル - 05月14日 10:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3991804

僕は男なので、こういう場合、どうしても男目線の日記を書いてしまう。

おそらく、女性にとっては痴漢というのは、大変恐ろしいものなんだろう。
男が思っている以上に。

だからと言って、痴漢行為や痴漢を憎む気持ちは、男性も女性も変わらない。
もし、僕の嫁が痴漢に遭ったらと思うと、痴漢する奴を取っちめてやりたい気持ちは同じだ。
それは、彼女を持つ男性、年頃の娘を持つ男性だって、きっと同じ気持ちのハズ。

そして、男性にとっては、痴漢行為は即ち、痴漢冤罪の恐怖とも繋がってくる。
これはきっと男性が女性の痴漢被害の恐怖の本当のところが解らないのと同じように、女性には男性の痴漢冤罪被害の恐怖の本当のところは解らないのでは、と僕は思っている。

断わっておくが、僕は決して、この記事の男が痴漢冤罪だと言っているわけではない。
本当に痴漢を働いた、憎むべき犯人であるかも知れないし、そうであれば、線路内に入ってまで逃げようとする行為は、悪質で危険極まりない。

だが、もしもの話。
これが冤罪だったとしても、痴漢冤罪被害の怖さを感じている男性なら、この男と同じとは言わないまでも、似た行動を取るのではないか。

というのも、以前テレビで某弁護士がこんなことを言っていたからだ。

もしも痴漢していないのに、痴漢に間違われた時、大人しく連れて行かれて、其処で無実を主張するのは無駄。痴漢していないなら、振り切ってでもその場から立ち去るしかない、と。

これが本当なら、こんな恐ろしい話はない。
そして、こんな危険極まりない行為はない。

僕は男なので、本当によく分かるのだが、通勤ラッシュ時など、混雑した車輌に乗る時、世の男性は、本当に気を遣って電車に乗っている。
もしも、間違って痴漢に間違われたら、と思うと、出来るだけ女性の横には立たないように逃げ、それでも女性が横に居た場合は、両手を上に挙げ、自分は痴漢行為はしないと、無言のアピールをする。
それはもう、気の毒なくらいの不自然な体勢だ。

しかも、最近では触らない痴漢というのも居るらしい。
詰まりは、女性の横に立って、その女性の体臭や髪の匂いを嗅いだりする痴漢行為のことらしい。
本当に変態としか言い様のない行為だが、こういう行為が痴漢行為として世間に浸透すれば、男はただでさえ、あのラッシュ時の空気の薄い車輌の中、正に息を殺して電車に乗らなきゃならなくなる。
自分が痴漢をしていなくても、そういう行為が痴漢行為としてあるのなら、男性は痴漢に間違われないようにしてしまう。

これはきっと男性にしか解らない、痴漢冤罪被害の恐怖なんだろう。
そのうち、呼吸困難になって、気分を悪くして倒れる人が出てくるのでは。

勿論、痴漢する奴がいるから悪いのだ。
女性が痴漢を憎むと同じように、男性も痴漢を憎む。
そして、女性が痴漢を迷惑と感じているのと同じように、男性だって痴漢に迷惑している。

それぞれ立場も理由も違っているが、憎む気持ちも迷惑に思う気持ちも同じ。

ならば、鉄道会社は、こうした痴漢行為を防ぐ為に、何らかの対策を取るべきでないか。
最低限の対策として、公衆トイレや大衆浴場と同じように、車輌を男性用、女性用に別けるくらいの対策はあって良いと思う。

女性はどうか知らないが、少なくともあのラッシュ時に乗る男性にとっては、男女別車輌にしてもらって、何の不都合もない筈だ。
寧ろ、痴漢行為も痴漢冤罪被害も防ぐ、もっと良い手立てだと思うし、こうした対策を取らないまま、痴漢行為を許さないと、いくら鉄道会社が公言しようが、私はそれが人任せの怠慢に思えてしまう。

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