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2016年05月12日02:25

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思考の体操

まず伏羲と女媧がいる、母は華胥という蛇身人面の神様である。
妹の女媧と結婚して妻とする。

>民はみな帰服(伏)したので、フツ(宓、伏)犠氏という。牛・羊・豕などを家畜としてやしない、それを庖厨(くりや)で料理して、犠牲として神祗や祖霊をまつった。


遊牧系の神様としての性質があり、聖人君主とし治世を行ったエピソードがある。




・女媧は、縄を泥の中で引き回し、これを引き上げ縄から泥が滴り落ちると、それがみんな人間になった。

・共工氏が反乱を起こして洪水になる。
(伏羲のエピソードに女媧のエピソードが後から入ってきたらしい。)


チワン族(壯族)の洪水伝説
 二人の兄妹が幼い頃、雷神を助け、雷神が御礼にくれた御守を二人で土に埋めた。やがて、それは大木となり、大きな葫蘆(瓢箪=ひょうたん)が実った。
 あるとき世界に大洪水が発生し、地上の人類は滅亡したが、二人は瓢箪の中に逃れて危難を免れた。そこで兄は瓢箪を意味する「伏羲」と名乗った。
 二人が成人すると、伏羲は妹の女媧に結婚を申し込んだ。妹は断りかねて「私を追いかけて捕まえることができたら結婚しましょう」と応えた。二人は大木の周りを走り回ったが、妹に追いつけなかった。そこで伏羲は立ち止まり、逆に廻って妹を捕まえた。
 こうして二人は結婚し、妹は出産した。だが、妹が生み落としたのは肉塊だった。不思議に思い、それを切り刻んで紙に包み、天界に行こうとすると、風が吹き、紙は破れて微塵切りの肉が飛び散り、それらが人間になった。こうして二人は人類の始祖となった。



このエピソードは『史記』によると、湖北省から湖南省を領域にしていた古代苗族の伝説である。

>妹は断りかねて「私を追いかけて捕まえることができたら結婚しましょう」と応えた。二人は大木の周りを走り回ったが、妹に追いつけなかった。そこで伏羲は立ち止まり、逆に廻って妹を捕まえた。

これは太陽と月の関係を意味しているという説があります、太陽が逆回りをして月とまぐわい生命を宿す。日食を差した言葉という解釈らしい。

伏羲=男=太陽
女媧=女=月

という構図ができる。


同じく中国の道教に太陽星君と太陰星君がいる。太陽星君はまったくもって謎の存在だが、太陰星君は嫦娥(不老不死の薬を飲んでヒキガエルになった仙女)と同一人物と言われている太陽と月の男女神がいる。

これも陰と陽の関係なのかもしれない。


しかし、ここで太陽神が女体化する。
義和と常羲という帝俊の妻達がまさに太陽と月の関係なのである。
義和(太陽)と常羲(月)なのだ。

どっかで話しがすり替わったんじゃないかな。

思うに、男女二対の神は陰と陽、太陽と月の関係であった。
その伝承をもってきた古代苗族は、遊牧系に圧されて南下。
遊牧系の漢族は聖人信仰に女性の神を取り入れる。

どうやら、同じようなエピソードが前後する時期があるのは近しい他の部族の神話を取り入れてるから

そして古代苗族の神話は西はチワン族、東は日本のイザナギ・イザナミ神話に取り入れられる。
イザナギ=陽=太陽 イザナミ=陰=月 (柱の周りを回ってヒルコや神々を産む)

しかし、イザナミが死にイザナギがアマテラス(太陽)、ツクヨミ(月)、スサノオ(ツクヨミと同一人物とされているので月)という三点セットが生まれます。


ネタパクリ元サイト
http://members3.jcom.home.ne.jp/sadabe/sinwa/sinwa-2-4jyoka.htm
http://homepage3.nifty.com/kyousen/china/3k5t/3k5t_04.html
http://homepage3.nifty.com/kyousen/china/3k5t/3k5t_05.html
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