＜その１ 若冲展＞
東京都美術館で開催中の若冲展。
金曜の会社帰りに行こうとしたら上野駅に「９０分待ち」の表示。
上野に着いたのが18：30、閉室は20：00・・・間に合わないじゃねーか！
ということで、土曜日に予定変更。
7：15に美術館前に到着。この時点ですでに３０人が待機中。
２時間後、開室目前の待機列はざっと数えたところ１０００人。
9：30開室。
前半は吹っ飛ばして、釈迦三尊像と動植綵絵の場所へ。
早く並んだ甲斐あって、最前列でじっくり鑑賞できました。
とにかく、手を伸ばしたら鶏の羽根を引っこ抜けるんじゃないかと思ってしまうほどの
リアルさ。さすがにテレビではここまでは感じられないところです。
細密かつ鮮やかな彩色の動植綵絵。
絵の素晴らしさは言うまでもありませんが、ところどころにニヤリとしてしまうユーモアや
仕掛けがあるのも若冲の特徴。
例えば「諸魚図」。海生生物の絵ですが、中央のタコが伸ばした職種の先に、小さなタコが
しがみついている。
例えば「秋塘群雀図」。粟に向かって舞い降りてくる雀の群れの中に、一羽だけ白い雀が
混じっている。
例えば「梅花群鶴図」。パッと見は鶴が四羽。でも足を数えると六羽いるはず？まるで
だまし絵のよう。
その他、水墨画や版画も面白く、一日居ても飽きないだろうとは思いましたが、だんだんと
人が増えてきて、絵の前は黒山の人だかりとなり、歩くのも大変になってきたので一通り
見たところで退散しました。
外に出て待機列を見ると「１２０分待ち」のボードが。
人気の展覧会は、早起きして出かけるに限ります。
＜その２ 樋上いたる個人展�供�
若冲とのギャップが（笑）
Ｋｅｙの絵師、樋上いたるの個人展です。
場所は表参道の青山GoFa。表参道なんてオサレなとこには、めったに行くことは・・・あ、国立
新美術館に行くときに通るか。
こっちは空いてましたねぇｗ
じっくりいたるさんの絵を堪能してこれました。
ま、こっちの展覧会は完全に個人の好みですから、絵がどうとかの感想は書きません。
基本、デジタルなので「原画」と呼んでいいものかどうかは迷うところですが、１枚だけ
アナログのイラストがありました。
4/29のトークショーで描いた静流のイラストですが、筆のタッチがわかるアナログの方が
「絵」としては好きですね、絵師１００人展でも感じたことですが。
今日から直筆サイン入りの図録が販売になっていて（価格は通常版と同じ）、いたる絵の
ファンとしては得した気分でした。
それにしてもハルモニアはいつマスターアップするんだ？
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