mixiユーザー(id:2438654)

2016年05月07日23:39

626 view

バッティストーニ×東フィル チャイコフスキー交響曲第4番 他

2016/5/3火祝 16:00- 軽井沢大賀ホール

指揮: アンドレア・バッティストーニ
ピアノ: 小山実稚恵(*)
東京フィルハーモニー交響楽団

ヴェルディ: 歌劇「運命の力」序曲
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23(*)
<アンコール>スクリャービン: 左手のための2つの小品より“ノクターン”作品9-2(*) 
チャイコフスキー: 交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
<アンコール>ロッシーニ: 歌劇「ウィリアム・テル」序曲

兼ねてより大賀ホールで音楽を聴いてみたいと思っていたのですが、ちょうどバッティストーニが振る機会があったので、GWの旅を兼ねて行ってまいりました。

バッティは、知人のすすめで昨年末の第九を聴きに行って以来、お気に入りです♪(そのときの感想はこちら。 http://kikoworld.blog.fc2.com/blog-category-5.html 春祭のジークフリートで大好評だったシャーガーが出てました!)

今回のコンサートも楽しかったー!バッティは、出てきて余り間をとらずにすぐに曲をスタートさせます。まずは「運命の力」序曲。短かったけどいいなあ。この人のイタリアもの、まるっと一曲聴きたい。

そしてチャイコのピアノ協奏曲第1番。私の場合ピアノやヴァイオリンのコンチェルトって、オケとソロのテンポの違いにヒヤヒヤしちゃうことがしばしばなんですが、今回もそれほど目立ったわけではないけど、んーと思う箇所が結構あって集中できませんでした。小山さんのピアノを拝聴するのは初めてなのですが、この日は調子よくなかったのかな??

そしてメインディッシュのチャイ4。この曲、私実は初めて聴きました(ど素人ですみません!)。でもバッティならチャイ5じゃなくてこれよね、っていうの分かるわー!最後に向かって尻上がりに熱くなっていく演奏。今回は指揮者を真横から眺めるような席だったのですが、彼、かなり顔で指揮してますね^^ 良し悪しは別として、叫んだり、踊ったりしててもうノリノリ。音を聴くだけでなく、指揮っぷりを観ていて、彼はリズムの人だなぁ、とつくづく思いました。私自身、音色もさることながらリズムが気になる性質なので、彼とは相性がいいのだなと思います。

そしてアンコールね。今日はdestinyだfateだtragedyだというものばっかりだったので、ムード変えるよ!みたいなこと(多分)を自分でMCした後、ウィリアム・テル序曲ですよー。ぎゃー楽しかった!この人のイタリアオペラ、ほんと聴きた―い。新国のオペラによんでくれないですかね・・・。

さて、大賀ホールの感想を。五角形型の不思議な形をしたホールで、席数も少なく、アーティストと聴衆の間にとても親密な関係を感じることができるなぁと思いました。ホールが大きくないだけに、オーケストラよりは室内楽やソロリサイタル向けなのかな、とも。オケ、ステージにぎゅーぎゅー詰まってる感じだったし、音響も爆音よりは優しい音色の方が得意なのかもな、と。あと、今回チケットを取ったときは良席はほとんど売れていて、1階席のほぼ最後列、上手端になってしまったのですが、その場所だと楽器の音のバランスはやっぱり崩れちゃいます。むしろ、端の席なら2階席の方が音がいいんじゃないかな(検証してませんので感覚的な感想ですが)。

でも、水辺に建っていてホワイエから外を眺めるのが気持ちいいですねー。このコンサートの客層も、軽井沢に別荘をお持ちのセレブな方々が豊かな時間を過ごすためにいらしているといった感じがあり、東京の普段のコンサートとはかなり違っていました。春のお祭りっぽくていいですけどね。

大賀ホール、また訪ねてみたいです。
5 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する