えち鉄利用者過去最高に

えちぜん鉄道の昨年度の成績が、北陸新幹線開業の効果を得て過去最高となったそうです。

■えち鉄、２７年度の利用者最高の３４５万人　北陸新幹線金沢開業で大幅増
(産経新聞 - 05月07日 08:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=3980596

(以下引用)

　えちぜん鉄道（福井市）は平成２７年度の利用者数が前年度比５・２％増の３４５万９千人と、過去最高（１５年開業以降）となったと発表した。北陸新幹線金沢開業に伴い観光客数が大幅に伸び、福井県立恐竜博物館や永平寺など沿線の観光地へ首都圏からも多くの人が訪れたためとしている。

　２８年度は３５０万人の利用目標を立てている。３月２７日からの福井鉄道との相互乗り入れ（鷲塚針原−越前武生駅）と新型低床車両「キーボ」の運行、福井駅西口再開発ビル「ハピリン」の開業に伴う福井駅周辺への利用促進などで目標達成を目指す。

　えち鉄によると、２７年度の利用者数は前年度比１７万２０８人増の３４５万９１７１人。このうち大幅に増えたのは観光や買い物の利用者数で、１０％増の１２６万７００３人。新幹線金沢開業に合わせた県外客の誘客活動が奏功したためで、恐竜博物館の入館料や鉄道乗り放題などをセットにした「恐竜セット券」が前年度比１・９倍増の約２万枚を販売。県外旅行会社との提携による鉄道企画も利用者数を押し上げた。えち鉄は「勝山駅や永平寺口駅の乗降客が増加し、首都圏の観光客が増えた」としている。

　まつもと町屋駅（福井市）の開業（１万２千人利用）や仮線での新幹線福井駅部への乗り入れが鉄道マニアの注目を集めたことも増加の要因とみている。

　通学定期・通勤定期・回数券の利用者は５万４１６３人（３％）増の２１９万２１６８人。うち通学定期が１万１０４４人（０・９％）増の１１８万８５２０人。通勤定期は１万８８６０人（３％）増の６２万５７５４人で、利便性の面や健康志向などから増加したとみている。回数券も２万４２５９人（７％）増の３７万７８９４人となった。

(以上引用終わり)

北陸新幹線は金沢開業であり、京阪神や中京圏から福井への足は北陸新幹線開業では殆ど変化はないので、これは北陸新幹線の利用者の少なからぬ人数が乗り換えてまで福井に来てえち鉄に乗った結果と言えそうですね。恐竜様様です(笑
今年はこれに福鉄直通の利用者増が上乗せされるはずですが、福鉄直通は現地とマニア以外にはあまり耳目を引かない話題なので純粋な地域の流動の反映になるはずで、こちらもいい結果が出ることを願いたいです。