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2016年05月05日18:33

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ラ・フォル・ジュルネオ・ジャポン2016 - オフ会とハイドンのオラトリオ「天地創造」

昨日(5月4日)、無事にこちらの公演に行ってきました。

http://www.lfj.jp/lfj_2016/performance/timetable/detail/216_modal.html

こちらの公演、もともとは高校のときの同級生(弱支社男子)を誘って行く予定だったんだけど、
結局公演時間が遅すぎることを理由に拒否されてしまって、
「ちっ、友達がいのないやつ…」とも思ったけど、
それとは別に、クラシック音楽鑑賞コミュニティで見かけたオフ会企画で公演の前の19時から20時くらいの時間に何人かで集まって軽く食事やおしゃべりをすることが決まっていたので、
まあいっか…、ということで。

ということで、当日19時ちょっと前くらいの時間にそのオフ会を企画した人と駅の近くで待ち合わせして、
東京国際フォーラムの展示会場に設置されたフードコートでみんなで集まって食事とおしゃべりをした。
食事は、帝国ホテルのメニューからエビカツドックと赤ワイン。
みなさん気さくな人で、音楽の話でいろいろ盛り上がった。
いつも、「クラシック音楽好きでいればいい友達ができる」と思ってるんだけど、
今回もそれを実感できた。

ところで、ぼくはラ・フォル・ジュルネは今回で3回目なんだけど、
いつもチケットは連休に入る直前くらいに有料公演のチケットを1公演分だけ買うという感じだった。
ラ・フォル・ジュルネのチケットっていつも知らない間に販売開始されてて気が着いたらほとんど売り切れという感じだったので。
それと個人的好みとして、どうしても行きたい公演だけ1つ行きたい、というのもあって。
でも、ネットで見かけた人とか、オフ会にきてた人たちとか、10公演くらいチケットを買って3日間公演を聴きにくる人が多いみたい。
フレンド会員になれば先行販売とかの特典も受けられて、それでもチケットを取るのは大変みたいだけど…。
有料公演のチケットを10公演だと、いくら1つの公演が1,000円から3,000円だといってもちょっとお金が気になるんだけど、
考えようによっては、例えば海外の一流オーケストラの来日公演とか軽く1万円とか2万円とかしちゃうわけだし、
連休中海外旅行(お隣の国とかだけど)に行ったことも何度かあるけどそれだって軽く10万円超えちゃうわけだし、
海外から一流のオーケストラやコーラスや演奏家が来日して1公演1,000〜3,000円くらいで聴けるのはやっぱり全然お得だと思う。
10公演くらい有料公演に行って、あとマスターコースとかいろいろイベントもあってアマチュアの無料公演もあって屋台やフードコートでいろいろな料理が楽しめて、それで2〜3万円かかったとしても、高級ホテル一泊よりはお得でしょう。たぶん。

さて、本題に戻って、
オフ会は20時すぎくらいに終わって、そこから公演会場のホールAまで行ったんだけど、
ホールAまではオフ会の人たちが誘導してくれて、そこから係の人にお願いして席まで誘導してもらった。
ちなみに、その誘っていた同級生の分のチケットが1枚余ってしまったので、オフ会にきてた人たちに「どうですか?」と聞いてみたんだけど、
「声楽は苦手」とか「2時間は長すぎる。寝ちゃいそう」とか言われてしまって、結局断念。
「声楽は苦手」という意見でわからなくはないのは、聞いたことのない曲でしかも外国語で何を言ってるのか全くわからない歌曲を聴くのは、確かになかなかつらい。
ぼくは聞き慣れているので気にならないけど。
「2時間は長すぎ」という意見も、ぼくは最近オペラや宗教曲をよく聴いて、これらは2時間くらいはあたりまえなんだけど、
聞いたことのない曲で2時間はやっぱりつらいかも…。
オフ会にきてた人で「去年バッハのマタイ受難曲の公演が2公演あたったので2公演とも行ったんだけど、声楽が苦手な自分にはつらかった」と話してた人がいたけど、
去年のマタイ受難曲だったらたぶんバッハ・コレギウム・ジャパンの公演だったんじゃないかと思うので、それぼくなんかのどから手が出るくらいほしかったな…、と思った。
マタイ受難曲だったらどこでどんなことが歌われているのかもだいたいわかっているので、たぶん何箇所かで号泣してたかも(って、公演中に号泣はさすがにまずいけど)。

…と、また話がずれちゃったので元に戻すと、
席についたのは開演20分前くらいで、そのころはなんだかきてる人たちもまばらで、「この公演聴きにくる人そんなにいないのかなあ…」と思っていたら、
開演時間間近になってだいぶ席も人でうまって、だいたい満席になったのかなあ…。
客層的には、自分の近くでは、中年ご夫婦、初老な感じのご夫婦、後ろは30歳代の娘さんと50歳代くらいのお母様、といった感じ。

さて、演奏が始まると、
出だしはなんだか「あれ、あんまり音響がよくない?」とも思ったんだけど、
それもすぐになくなって、
ああ、やっぱり生のオーケストラ演奏はいいねえ…。
よくよく考えてみたら、オーケストラとコーラスの入った生演奏を聴くのははじめてかも?
…いや、20年くらい前に東京芸大のモーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」の公演を聴いたから、それ以来かな…(「ドン・ジョバンニ」ってコーラスが入ってたかどうかはよくおぼえてないけど)。
今回のオーケストラ、シンフォニア・ヴァルソヴィアはよく知らなかったんだけど、メニューインがポーランド室内管弦楽団のメンバーと設立したオーケストラだそうで、名門オーケストラだと思う。
ローザンヌ声楽アンサンブルも、去年かその前か、コーラスがこの合唱団で指揮者がミッシェル・コルボのフォーレの「レクイエム」の公演を聴きそびれて以来気になっていたので、今回聴けてよかった。
ということで、涙ウルウルで聴いてたんだけど、45分くらいたったところでなんだか眠気が襲ってきて…。
いや、ちゃんと最後まで起きて聴いてましたよ。
やっぱりあんまり聴いたことのない曲なので、しょうがないかな…。

ところで、演奏中気になったことを何点か。
演奏中、何回か、客席のそっちこっちから紙をパサパサッとめくるような物音が聞こえるタイミングが何回かあったんだけど、
これってたぶん、みんな会場に入るときに歌詞カードをもらってて、みんなそれを見ながら聴いてて、それでページが変わるタイミングでパサパサッとやってたのかなと。
そういえば自分は歌詞カードを受け取らなかったな…、と思ったけど、
もともと暗いところだとよく見えないし、
このごろの視力低下で明るくてもたぶん読めないから、まあいいか。
あと、曲の終わりでオーケストラが同じ音を長く伸ばして終わるところで、
なぜかピッチがぶれて聞こえるときが何回かあったんだけど。
音を伸ばしていて、一瞬ピッチが上に上がってすぐ戻るみたいな感じというか。
ぼくが持ってるベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」(オーケストラはベルリンフィルだったかな)のCDでもなんだか同じような感じでピッチがぶれて聴こえるところが何箇所かあって、
こちらはマスターテープというか録音の問題かなと思っていたんだけど、
オーケストラの生演奏でこういう現象に出くわすとは思ってなかったので、なんだか意外…。
まあ、ただのぼくの気のせいかもしれないけど。

公演が終わって、係の人がホールの出口まで誘導してくれて、さらに駅の近くまで案内してくれた。
この「駅の近くまで」というのは、ホールの中でさえ歩くのに不自由している人間をほったらかしにしちゃうのもどうかというか「しょうがねえか」という感じだったかもしれないけど。
まあ、いずれにしろ、駅まで案内してくれて、駅につけばあとは自力で帰れるので(けっこうなれてるし)、無事に家まで帰れました。
さすがに家に着いたら日付が変わってたけど。

ということで、聴きたかった公演も聴けたし、新しい人との出会いや交流もあったし、おいしい食事もできたし、これで今年のGWも満点だと思います。

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