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2016年05月03日00:11

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『新約 とある魔術の禁書目録(15)』

鎌池和馬 先生が贈る大人気シリーズ。第15巻は死闘を繰り広げた“当麻”と“翔流”が
思わぬ形で再開したかと思えば、“翔流”の妹なる人物が現れて新たな脅威となります。
(イラスト/はいむらきよたか 先生)

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865884-3/


“翔流”が在籍する学校の世話になることとなった“当麻”。少しずつ、そして決定的に
知ることとなる“翔流”の本質が中々に強烈です。というか、明らかに彼もそこらに居る
学生と一括りに出来ない異常性を有していました。前半のコミカルな場面が嘘のようです。

絶滅犯“去鳴”。“当麻”の関係者に次々と戦いを挑む“翔流”の義理の妹。“美琴”が
彼女と対峙するとき、思いがけない覚醒を促すこととなります。強くなるきっかけを得た
“美琴”が狂気に染まっていくのは印象的ですが戻ってきてほしい感が正直、否めません。

直接的にも、間接的にも窮地に陥る“当麻”。何の因果か再び「理想送り」と激突する
要因を作る新たな人物との邂逅に“翔流”も含め、場を引っ掻き回されます。“去鳴”の
意外と筋の通る行動に驚きつつ、「当たり前の修復力」に少し救われた一冊であります。


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