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2016年05月02日23:08

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午後ノルディック・ウオーキングの自主トレで

8687歩・6.5km歩いてきました。

連休の合間で、都会の片隅の遊歩道は、人の数も少くなくて。
たまに遭遇するのは、旅行に出れない老人と幼児連れの若い母親が、目につきました。
もちろん遊園地や公園には、それなりに子ども姿はありましたけど。

で、今週は、疲れを次の日に残さずに継続できるように、金曜日5km・土曜日は区立体育館での公開練習日だったので8km・日曜日が5km。
で、今日が6.5kmですから、このスポーツのキモの、ストックに体重を乗せて肩甲骨で歩く動きは、かなり順調でした。
(実は仕事や天候で、3日歩かないと、この動きが鈍くなります)

しかしこの動きが出来ると、股関節が一瞬宙に浮いて、股関節のなかで脚が前に滑って重心が移動する、ちょっと「宙に浮かんだ」感覚が楽しめます♪

実はこれがノルディックの醍醐味でして。

70歳の衰えた脚力では、ストックを持ったマラソンで、「仙人のように宙を飛んで歩く」までは、できないのですが。
これは、「真似できるようになる」のが、今年後半の目標です。

で、肩甲骨を、股関節のように動かしてこそ、「四足歩行」が実現するわけなのですが。
日本の標準指導法は、肩甲骨に体重をかけるコツを指導しないで、スットクを持った手を大きく前後にを振ることだけ教えるので、キャリア2,3年の経験者でも、いつのまにか「杖をついたウオーキング」に陥ってしまってます。

地方によっては、かなりのベテランが、「肩甲骨を使うなんて、教えてもらってないです」と言ってますし。

各地方の協会でUPしている、サンプル動画でも、モデルのデモをしている指導員自身が、肩甲骨を使いこなしてないで、足の動きだけに注目してます。
若い指導員は、まだ身体がやわらかいので、自然に肩が動いていますが。
高齢の指導員では、自分の身体の硬さを無視して、脚の動きだけを強調しています。

このことは、一部の指導者が推奨する「大股歩き」にも表れていて。
確かに大股で歩けば、足が疲れて、自分では運動した気になれるでしょうが。

しかし足が衰え始めている高齢者に、大股歩きを求めたら。
ただでさえ素人は安定しない足首で、ユラギながらの足の着地が、高齢者ではいよいよ不安定になって、うっかりすればストックを手にしながら転倒する事故がおきてるし。
最大の欠点は、大股に気が行くことで、肩甲骨の回転に、意識が集中できなくなることです。

むしろランニングのように「足踏み状態」にさせて、地面に着いたスットクを、肩甲骨の回転で後ろに突き飛ばして、それを推進力にすることを教えた方が、着地した足の平で、足指をひらいて地面をしっかりとらえることで、足首の強化にもなって、はるかに初心者は、ノルディックの理想型に近づくための合理的な練習法になるわけです。

さらに競歩のような肘の使い方で、上体を左右にくねらせることで、推進力をつければ、肩甲骨歩行は完成するわけで。

「大股歩き」は、これが出来てから、マラソンへの準備体操として取り組めば、十分なはずなんです。

少なくとも今横行している指導法は、ノルディック・ウオーキングを見よう見まねでしか理解してない、十分に体得していないモノが作った指導法のようです。


ところが厚生省は、老人医療費軽減のために、かなり金をかけてノルディック普及に力をいれているはずで。
各地の自治体でも、公開講座をひらていますが。

協会の副理事長(理事長は、どこぞの大学のスポーツ理論の教授なので、実践部分は副理事長が責任者なはず)のお膝元でも、指導員たちは、自分達が体得できてないまま、その指導法を踏襲していて。

実際にワタシを指導している体育大出身の初老の指導員は、始めて1年目のワタシの肩甲骨の使い方を見て、「自分にはできない」と嘆いている始末で。
またある指導員は、「体力がつかない」ともつぶやいていて。

一旦、変な指導方法が出来てしまうと、戦前の国定教科書と同じで、違ったことを、全国の老人たちは右習えで練習してしまって、いつまでも成果が出ないまま、ウロウロしてしまうわけで。


ここでも、お上主導というのが、いかに危なっかしいかが、浮き彫りになってます。

まあ「歩いてれば、老人は良いさ」という言葉を、口にする指導員もいるくらいで。

どうせ、老い先短い老人に身体を使わせるプログラムなので、特に上手になって丈夫で長生きさせようとは、思ってないのだろうけど。

ワタシの公開練習参加費は、週1回150円で。
もともと採算は度外視してるとはいえ、施設維持費や人件費は当然かかっているわけで。

こうしたプログラムが、自浄能力を持たないまま、形だけが広がるようでは、せっかく大枚の税金を遣いながら、「安楽死プログラム」にもなってないのでないかな?

まあワタシは、自分の運動感覚には、子どものころから、変に自信がある傲慢さがあるから、気づいたわけで。
多くの指導員は、自分の動きが、「理想型に近づかない・なんか変」までは気づいても。
優等生は、自分が教わった指導法そのものが、現実的でないといところまでは、疑わないようで。

こうした、税金つかった、お上主導の怪しい事柄に巻き込まれて、残った時間を無駄にしないためにも、明日も自主トレに励みましょうかね(苦笑)
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