mixiユーザー(id:24203909)

2016年04月30日14:15

939 view

ブックオフの統廃合

BOOKOFF 名古屋上社駅前店
「移転に伴い、現店舗は5月15日(日)をもちまして閉店することとなりました。
長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
4月28日(木)にBOOKOFF SUPER BAZAAR 西友高針店として移転オープンいたします。
本はもちろん、家電、洋服、ブランドバッグ、腕時計など多数取り揃え!」
http://www.bookoff.co.jp/shop/shop20405.html

大変ショックなニュースを知ってしまった。
あのブックオフ上社店が5月15日で閉店するという。非常に残念極まりない。
地下鉄東山線上社駅改札を出てすぐ目の前にあり、あれほど非常に交通至便だった店が閉店し、4月28日オープンの「BOOKOFF SUPER BAZAAR 西友高針店」に統合されることとなった。調べてみると、名古屋市名東区では3月21日で平和が丘店も閉店し、名古屋市名東区のブックオフは交通の便の如何を問わず全て西友高針店に集約されることとなった。
http://www.bookoff.co.jp/shop/shop20503.html

地下鉄上社駅改札出てすぐ目の前にある上社店と異なり、西友高針店は交通の便はあまり「便利」とは言い難い。公共交通機関は市バス幹星丘1系統もしくは名鉄バスの、いずれも「高針口」「高針」バス停しかなく、しかも地下鉄からは一旦星ヶ丘に出てそこからバスに乗り換えなくてはならない。

上社店は、地下鉄改札出てすぐ目の前にあり周辺は住宅街という恵まれたはずの好立地にありながら、この頃は客の入りがあまり芳しくなく、商品の回転スピードも覇気がないものだった。もともとTSUTAYAと店舗を共有しており、延べ床面積としては決して広くはなく、本はそれなりにあったが、それ以外の商品は弱かったのは否めない。
上社駅周辺に商店らしい商店はスーパーのCOOP上社店ぐらいしかなく、その他コンビニや若干数の喫茶店・居酒屋・質屋があるが(ヴィレッジヴァンガード本社があるのは意外と知られてないかもしれない)、周辺地域では商店の閉店が相次ぐばかりで、買い物には不便な地域でもある。閉店した後にできるものは、空き店舗かコンビニぐらいしかないのだ。
周辺人口は決して少ないという訳ではなく、マンションもあり保育園から小中学校も徒歩圏内にある。地下鉄乗り換えの市バス利用客も多く、上社発着の私立大学・高校・中学のスクールバスも頻発しているので学生の姿も多いが、残念ながらブックオフに立ち寄る学生客は少なかったのが現状だった。

近年、ブックオフは本だけで商売をやっていくのが難しくなってきているのだろう。本だけでなく、おもちゃ・ホビー・洋服・ブランド品・家電等何でも買い取って売っていかないと古物商というビジネスモデルが成り立たなくなっているのだろう。
従って、そういう商品を充実化させていくには、商品を置くスペースを確保するに当たってある程度広さのある延べ床面積が必要であり、駅前の狭い物件では商品を置くスペースを確保できる延べ床面積がなく、また坪当たりの賃料も高いので、駅前から離れたロードサイドにしか出店できない。ブックオフも駅前からロードサイド型へどんどん転換していってる。名古屋市内でも、地下鉄沿線のブックオフでは、池下店・黒川店が閉店して久しい。その一方で、新中島店など駅から離れたロードサイド型大型店の出店が目立つ。
名古屋市名東区でも、両店とも周辺に立ち寄れる店がなく、本しかなかった平和が丘店・本と若干数の家電のある上社店という小規模な店よりも、下の階に衣料品量販店「あかのれん」と百均「セリア」も新たに入店し1階には食品スーパーがあり、ブックオフ単体でも、交通の便の如何よりも何でも取り扱ってる「巨大なロードサイド型」である西友高針店に全て集約した方が商売上得策なのかもしれない。
ブックオフ以外でも、名古屋市名東区では、地下鉄東山線駅前から店がどんどんなくなり、地下鉄駅から離れたロードサイド型へのシフトが進んでいるように思われる。

その中で異彩を放つのが、「BOOKOFF SUPER BAZAAR 栄スカイル店」である。
http://www.bookoff.co.jp/shop/shop20449.html
中区栄3丁目のど真ん中「スカイル」の8階にあり、下の階にはワンフロア全てを占める名古屋市内最大級のダイソー、さらにその下の階にはユニクロ・GU・無印良品もあり、下方の階で連絡通路のある隣のビルにはしまむら・HMVもある。徒歩圏内には、ロフト・丸善ジュンク堂書店2店舗・三越・松坂屋・パルコもあり、スカイルそのものへは地下鉄からサカエチカ・栄森の地下街から外に出ることなく入店できる。地下鉄栄駅も大きなターミナル駅だし、市バスターミナルも2つある。近隣には飲食店も非常に多い。他のBOOKOFF SUPER BAZAARと違って、栄スカイル店にはおもちゃ・ホビーの取り扱いがないが、本は非常に充実しており、洋服の売買も大変盛んだ。商業ビル「スカイル」単体でも、ダイソー・ユニクロ・GU・無印良品はいつも混雑しており、従ってブックオフもいつも賑っている。昨年だったか、無料配布タウン誌で名古屋のリサイクル店の特集記事がありそこにブックオフ栄スカイル店も紹介されていた。栄スカイル店は名古屋のど真ん中にあることもあり、ブックオフとしても名古屋地区でかなり力を入れている店だというのだ。栄地区では「大型書店が長続きしない」というジンクスがあるが、ブックオフ栄スカイル店は客の入りが非常に良く商品の回転も速いこともあり長続きしている。
交通の便や他の店へ立ち寄る立地条件や品揃えの良さから、栄スカイル店は超がいくつあっても付け足りないくらい大好きだが、上社店は私の家から直線距離では一番近いこともあり、あまりの交通の便の良さから、時間つぶしでにもってこいの店だったし、好みの本を買うに当たっても栄スカイル店と上手く「使い分けて」いたのだ。その上社店が閉店するのは、私にとっては残念でショックとしか言いようがない。


私は、ブックオフでジュブナイルポルノ小説を買って読むのが好きだ。栄スカイル店を中心に書棚で迷いながら選んで延べで沢山買って沢山読むのが大好きだった。最近では以前と比べて栄スカイル店でもジュブナイルポルノ小説の品揃えが相対的に見て他の本より少なくなってきておりいつも並んでいるタイトルの固定化も顕著になりつつあり、また、私自身の好みのタイトルも少なくなってきたこともあり、以前より買う頻度は少なってきている。上社店に当たっては、この半年はジュブナイルポルノ小説がないのが常態化していたものだった。それでも、ブックオフでは両店で買ったジュブナイルポルノ小説に思い入れのあるものは少なくない。
名古屋市内で地下鉄駅沿線にあるのは、東別院店・大曽根店・新瑞橋店・熱田国道1号店・豊国通店・平針店等があり、千代田橋店は地下鉄名城線茶屋ヶ坂駅から最短徒歩10分のアピタ千代田橋店からもう少し足を延ばす距離にある。
あおなみ線稲永駅前にある「カインズモール名古屋みなと店」は、私の家からは非常に遠いので縁はないだろう。
西友高針店は4月28日に開店しても、私自身は時間の都合上まだ行けていない。5月になってからどんな感じの店か・どの程度の品揃えか見に行きたいと思っている。
しかし、私の行動パターンや交通の便・立地条件からすると、栄スカイル店に勝るものはないと思っている。上社店閉店後は栄スカイル店のみを「お気に入り店」として利用していきたいと思っている。上社店閉店後は以前よりブックオフへ立ち寄る頻度は減るかもしれないが、それでも栄スカイル店で読みたい本があれば購入していきたいものだ。


リニアバブルに湧きビルの建設・建て替えラッシュでけたたましい名駅地区にはブックオフがない。今後も入る見込みはないようだ。だからこそ、栄スカイル店は、名駅に埋没しないよう、栄の良さの一番のPRポイントとして、今後も末永く続いてほしい。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する