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2016年04月27日12:57

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問題の本質

■スノボ全日本の強化指定選手が大麻使用か 未成年の男子
(朝日新聞デジタル - 04月27日 03:13)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3966725





合法な国での行為である以上、日本で法的に責任を追及することはできない。

ただし、Yahooニュースにあった同事件に関する記事本文に「スポーツ選手である以上、ドーピング検査に引っかかる行為に、自ら手を出すこと自体が“大罪”だ。ましてや、スポーツ界ではバドミントン男子の日本代表選手による違法カジノ店での賭博行為が発覚したことにより、選手のモラルを問う声が高まっている。相次ぐ不祥事の発覚で、スポーツ界全体への悪影響が大いに懸念される。」との一文があった。

これは一見すれば正論に思えるが、私は違うと思う。

確かにスポーツ倫理からすればドーピング検査に引っかかる行為を行うこと自体が大罪であるし、自身の軽率な行為によってスポーツ界全体に影響を与えるものだ。

それはある意味公平公正な競争を阻害するものであるから問題提起され改善されて然るべきものだと思う。

しかし、それならば何故一定のルール(法律)で規制しないのか。

この十数年で人間のモラル低下が叫ばれるようになり、もはや人間のモラルに任せておけない世の中であることは自明のはず。

モラルなどという半ば個人の自由にも似た目に見えない得体のしれないものに裁量権を与えて続け、現在まで放置している時点で愚かであると私は考える。

一定のルール(法律)は人間のモラル(規範意識)がしっかりしていれば本来必要のないものであると私は考えるから、その人間のモラル(規範意識)が低下している以上、その低下分は一定のルール(法律)によって補わなければならない。

つまり、近年これだけ法律による規制が強化されているということは、人間のモラルが低下しているということの表れであり、この流れは当分続くと推測する。

とすれば、スポーツ選手が自らドーピング検査に引っかかる行為を行うこと、賭博行為に始まる不祥事だけが悪なのではない。

モラルの低下した人間を放置したままの状態であり、なおかつ現在のルールに甘んじているスポーツ界自体も悪であると私は考える。
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