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2016年04月27日12:50

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思い出したこと(長文なので)

娘が小学校の時。
保護者が教壇に立つと言う機会があり、人前で話すことに抵抗が無い私がその役を引き受けた。

「ある飲食店では、お皿は5回以上こすり洗いをすることと決められていたのに、それを守らなかった外国人のアルバイトがクビになりました。彼はそれを不服として、裁判を起こしたのです。
外国人のアルバイトは、『5回もこすって洗うと言うのは無意味であり、それを守らないからクビにしたのは人種差別だ』ともいいました。この話、皆さんはどう思いますか?」

子供たちは挙手をして、それぞれに意見を言ってくれました。
「ルールなんだから守るべき」
「ルールだとしても、それを守らないからクビと言うのは厳しすぎる」
などなど。

一通りの意見を聞いた後、私は自分の考えを話しました。

「これは、周りを海で囲まれ、農業が生産の主であり、さらに各地を大名が小国として統治し、移動の自由を規制されきた日本と、広大な土地を持つ大陸の一部である外国の違いだと思います。
日本では、何か手を抜いたり、いけないことをすると、周りから厳しい評価を受けます。罪になることもあるし、そこまでいかなくても信頼をなくします。信頼を失うと、もうその土地では同じ仕事をしても、お客さんは買ってくれないかもしれません。だからと言って、自由にどこかほかに行くこともできないし、狭い国ですから悪い噂はすぐに広まります。
そんなこともあり、みんな丁寧な仕事をして、お客さんに信頼されようとします。
お皿を5回もこすり洗いするというのは、お客さんのためにきれいな食器にしよう、と言う丁寧な仕事を、洗う人が自分勝手な判断ではなく、だれがやってもきれいになるという、回数を決めたのだと思うのです。
さて、外国がみんなそうだとは限りませんが、広い土地で、何かうまくいかなかったら他の場所や他の国に行ってしまえばいいと考えることもできるかもしれませんね。
悪いことをしても、信頼を失っても、『自分を知らない土地に行けばいい』と。
もちろん、今はインターネットがあるから、そういうことをすればすぐに噂やニュースが流れてしまいますが。
偽物を作ったり、ウソをついてだましたり、すぐに壊れるようなビルや橋を作ったり、食べられないもので食品を作ったり、災害の時や、大規模な停電で暴動が起き、商店を壊して物を盗んだり、日本では考えられないことが外国ではあります。
それがいけないことだと言うのは日本人も外国人も知っています。それは法律と言うルールであり、ルールを守らないのは悪いことだと、知っています。
お皿を5回こすり洗いするのも、小さいことですがルールです。守らないといけないのに破ってしまうのはなぜなのか、皆さんも、もう一度考えてみてください」

なぜ日本人が悪徳商品を売らないか、ではなく、なぜそのような悪徳商品を売るのかも、ちゃんと考えた方が良いよね。

なぜだ!日本人が下水油や人毛醤油のような悪徳商品を売らない理由=中国
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=97&from=diary&id=3966577
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